*DQⅤ Ⅴに登場する宗教団体。 主人公の不幸の元凶でもある、光とは名ばかりの邪教団。 本部は[[【セントベレス山】]]の頂上にあり、[[【イブール】]]が大教祖を務めている。 表向きは普通の宗教団体として活動しており、魔族による組織だということは知られてはいない。 「大教祖イブールを信じれば神に愛される」「教団の教えに従えば光の国へ辿り着ける」などという謳い文句の下、 着実に信者の数を増やし続け、かなり大きな組織として人間社会に入り込んでいる。 Ⅴの世界ではⅡやⅢなどとは異なり魔王やそれに類する巨悪の存在は人々に知られてはいないが、 魔物は普通に跋扈しているため、「教団に入れば救われる」というこのような組織が幅を利かせている。 [[【ハーゴン】]]や[[【バラモス】]]のような恐怖と武力による直接的な支配を行おうとはせずに、 あくまでそれと知られないよう「宗教」という表向きの看板を掲げ、影から人間達の生活を侵食しているのが特徴。 入信した信者達は自分達の生活が魔族に脅かされてるとは露ほども知らずに信仰を続けている。 とはいえ、魔族の組織だけあって一皮剥いてみれば中身は悪の組織そのもので、 神殿にやってきた信者達や各地から拐って来た子ども達を奴隷として使役させたりしている。 なお、子どもに関しては[[【ミルドラース】]]が「勇者の子孫は高貴な身分にある」という予言をしたため、 世界各地からそれらしい子どもを魔物に探させ連れてこさせてもいた。 資産家の子息である[[【ジージョ】]]が拐われたのもそのため。 ([[Ⅴの主人公>【主人公(Ⅴ)】]]や[[【ヘンリー】]]は王族だが、拐われた当時は単なる労働力としてだった) 少年時代の頃はまだ大きな勢力とはなっておらず、[[大神殿も建設途中>【工事中の神殿】]]。 上記の通り主人公とヘンリーは[[【ゲマ】]]に拐われた後にここへ連れてこられ、以降10年間もの間奴隷として使役されることとなる。 青年時代前半は、この組織から逃げ出すところから始まる。 青年時代後半になる頃には[[【大神殿】]]も完成しており、宗教組織らしく各地で布教・勧誘にも勤しみ続々と信者の数を増やしている。 [[【アルカパ】]]の宿屋の女将や、[[【ピピン】]]の同僚も、多額の寄付金をこの教団に送付しているらしい。 また、布教活動には[[【イブールのほん】]]というものが用いられており、 主人公も[[【ルラフェン】]]に居る教団信者のおばさんから購入することができる。 教団の最大の目的は世界に版図を広げた上で勇者の子孫を見つけ出し、その芽を事前に潰すことだったのだが、 勇者の子孫である主人公の妻が教団の手の者に拐われた時には既に[[勇者たる人物>【男の子】]]は生まれていたため、 この教団の存在によって希望が潰えることはなかった。 その後、成長した男の子(勇者)や主人公達が大神殿に乗り込み[[【ラマダ】]]を倒した際に、 信者達は正気を取り戻して自分達が魔物に騙されていたことにも気付く。 そのまま大教祖たるイブールも討伐されるため、これで光の教団は事実上消滅したことになる。 なお、相当な規模で展開している魔族の組織だけあって、擁する有力な魔物も多い。 Ⅴに登場するボス級[[モンスター]]も、その半分近くが何らかの形でこの教団に縁のある者達である。 大教祖イブールを筆頭に、その配下のゲマとラマダ、ゲマの配下の[[ジャミ>【ジャミ】]]・[[ゴンズ>【ゴンズ】]]、 ジャミの配下の[[オークLv20>【オークLv20】]]・[[キメーラLv35>【キメーラLv35】]]、下級信者の[[ムチおとこ>【ムチおとこ】]]が該当。 イブール → ゲマ → ジャミ → オークLv20・キメーラLv35と、縦の繋がりが見れるのも組織らしいといえばらしいかもしれない。 ----