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【ドラゴンクエストⅥ 幻の大地】 - (2014/01/12 (日) 04:21:26) の1つ前との変更点

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>&bold(){・DQ本編シリ一ズ} >[[Ⅰ>【ドラゴンクエスト】]]―[[Ⅱ>【ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々】]]―[[Ⅲ>【ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…】]]―[[Ⅳ>【ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】]]―[[Ⅴ>【ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁】]]―Ⅵ―[[Ⅶ>【ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち】]]―[[Ⅷ>【ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君】]]―[[Ⅸ>【ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人】]] *概要 シリーズ第6作。 1995年12月9日にスーパーファミコン用ソフトとして発売。 SFCでの新作はⅤに続いて2作目だが、容量が前作の2.5倍以上の32メガビットとなった今作は前作と比べて大幅に進歩したグラフィックやサウンドが特徴。 キャラクター成長システム関連も一新されて様々な「特技」が登場し、戦術の幅が広がった。 長らくリメイクがされなかった本作だが、オリジナルから約14年後の2010年1月28日、Ⅳ・Ⅴに続く形でニンテンドーDSでリメイクされた。 また、スマホでの配信も予定されている。 海外ではSFC(SNES)版は出なかったが、DS版が "DRAGON QUEST VI Realms of Revelation" のタイトルで初進出を果たした。 #contents_line(level=1,sep=/) *Ⅳ・Ⅴとの関連 今作はⅣから始まった「天空」シリーズの完結といわれているが、「天空の勇者」やⅣ・Ⅴとの関連についてもさっぱり触れていない。 しかし、空飛ぶ城が出てきたり、その間取りが一緒である他、その城に下の世界を気にする女性がいる事、主人公しか装備できない武具がⅣ・Ⅴに存在する天空と名のつく武具に似ている事や仲間の一人[[【バーバラ】]]がマスタードラゴンと関連があると推測される事など、伏線は少なくない。 時系列だとⅥからⅣそしてⅤへと解釈すれば、「ロトの勇者」シリーズと順番が一緒だったりする。 それを意識してか「主人公の出身世界の下にもう一つ世界が存在する」「魔王の名前が物語開始時点から判明しており、撃破後にさらなる大魔王の存在が明らかになる」「最終的に主人公は上の世界に二度と帰れなくなってしまう」というⅢとの妙な共通点がある。 *従来作からの変更点(SFC版) **キャラクター関連 -[[【馬車】]]が引き続き登場。パーティは最大8人で、戦闘に参加できる人数は4人に戻った。[[【ルイーダの酒場】]]での入れ替えも可能(人間・モンスター共通になった)。 -Ⅲとは全く別の仕様の[[【転職】]]システムの導入。[[【熟練度】]]で呪文や特技を習得する。 -[[【仲間モンスター】]]システムを前作から継承。今回は条件として[[【魔物使い】]]が戦闘に参加していなければならない。 -[[【かっこよさ】]]の導入。うんのよさが廃止。 -味方の使える[[【特技】>【とくぎ】]]が大幅に増加。前作ではグループ攻撃武器により攻撃呪文の価値が下がったが、更に今作では特技の増加でその傾向が強くなった。 -呪文・特技を選択した際に簡単な説明文が表示されるようになった。 **アイテム関連 -[[【大きなふくろ】>【袋システム】]]で全アイテムを持ち歩けるようになった。これに伴い従来の預かり所が[[【ゴールド銀行】]]に変更。ただしふくろの中のアイテムを直接使えないなど多少使い勝手が悪い。 -訪れた場所が一目でわかる[[【ふしぎなちず】]]の導入。 -[[【ちいさなメダル】]]のシステムが、一定枚数を交換する方式から、累計で一定枚数へ達する度にアイテムが貰える方式に変更。 **移動中 -キャラクターの頭身がⅤよりもさらに上がった。 -フィールド以外では歩く速度が従来の2倍になった。また、主人公が画面中央に固定されなくなった。 -ダンジョンなど馬車の入れない所でも、馬車で待機している仲間の呪文が使え、経験値や熟練度も加算されるようになった。 -昼夜の概念が無くなった。シナリオが複雑になりすぎるとの理由による。(イベントで夕方や夜になる事はある) -町の人の会話を記憶して必要なときに見られる[[【おもいだす】]]の導入。 -井戸に入れるようになった。特に本作では井戸が重要な役割を果たすことが多い。 -本を読める本棚がほぼ全く存在しない。レイドックを除き、調べるだけ時間の無駄。 **戦闘 -エンカウントすると1画面まるごと戦闘画面に切り替わるようになった。また、各ウィンドウが半透明になった。 -味方の呪文・特技に加えて、全てのモンスターの行動がアニメーションで表示されるようになった。 -[[【AI】]]の作戦は じゅもんせつやく が廃止され、[[【おれにまかせろ】]]が導入。 -バギ系耐性が味方、敵ともにⅤより下がった。バギ系耐性のある防具が減り、終盤の敵でもバギ系に穴のあるモンスターがいるようになった。 -戦闘終了後はBGMが戦闘前の続きから流れるようになった(ラストダンジョン除く)。 **おまけ要素 -かっこよさを競う[[【ベストドレッサーコンテスト】]]。ストーリー進行上ランク3まではクリア必須。 -スライム系の仲間モンスターのみ参加できる[[【スライム格闘場】]]。3連戦勝ち抜きで賞品がもらえる。 -[[【カジノ】]]にポーカーが復活、モンスター格闘場とスライムレースは削除。 *リメイク **DS版 Ⅲの隠しダンジョン、Ⅳの六章、Ⅴのフローラやゲマ関連など、ストーリーに関する大きな補完や追加がなされることが多かったこれまでのリメイクと異なり、 今回のⅥリメイクは大幅なストーリーの変更点がほとんどなく、細部の仕様変更にとどまる、ベタ移植に近いものとなった。 元々ストーリーに多くの曖昧な点を残していたⅥだけに、これについては「手抜きリメイク」と批判する声も少なからず出たが、 そもそもⅣ、Ⅴと続く一連のDS天空シリーズは、「Ⅸ発売に合わせて、天空シリーズをDSに!」というイベント感の強いリメイクであり、Ⅳ・ⅤもPS版・PS2版のほぼベタ移植にとどまっている(Ⅴではプリズニャンやデボラといった例外はあるけど)。 3部作でグラフィックやインターフェイスを統一している都合上、初リメイクのⅥが思いっきり割を食った感が強い。 Ⅳでの事件が未来に起きる出来事であること、それよりさらに未来にⅤでの出来事が起こることがデスコッドで申し訳程度に説明されており、ⅣやⅤとの世界観が共通であることは明示された。 ただし、ストーリー周りに手が加えられなかった分、リメイク恒例の[[【会話システム】]]には大きく力を入れており、テキストの量は過去のシリーズで最大を誇る。 猫や犬の一匹一匹に至るまで話しかけた際に専用の台詞が用意されているのは、仲間会話を採用した作品の中でも本作だけ。 仲間モンスター大量削除も、会話を楽しんで欲しいことが理由の一環という事。 会話で個性を強めすぎて賛否両論が出たⅣなどと異なり、ハッサンやミレーユなどの元々個性が強いキャラはそのイメージを壊すことなく、一方でSFC版でほぼ無個性だったアモスやドランゴには相当に濃いキャラクターが付加されるなど、さじ加減も絶妙。 この気合が入った会話システムだけで、リメイクは十分成功という声も多いようだ。 Ⅵで曖昧になっていた部分に会話でフォローが加えられたシーンも多々あり、これが実質補完と言えば補完か。 主な変更点は以下の通り。 -共通 --多くの部分でDS版Ⅳ、DS版Ⅴと同様のインターフェイスを使用。 -キャラクター関連 --仲間モンスターが大幅に削減され、イベントで仲間になるスライム系8匹と[[【ドランゴ】]]のみになった。これに伴い、魔物使い職は[[【魔物マスター】]]に名前が変わり、モンスターを仲間にする代わりに、戦闘開始時に敵を眠らせる特殊効果が付加された。 --人間キャラの耐性が全削除。一方、仲間モンスターの耐性と弱点が敵モンスターとしてのものと同一になった。 --[[【テリー】]]の初期レベルと職業経験が強化。[[【引換券】]]脱却かと思いきや、ドランゴの耐性が尋常じゃなく強化されたためやはり引換券涙目。 -移動中 --仲間との会話システム追加。 --「おもいだす」が廃止。SFCで「おもいだす」なしでは攻略が難しかったところは、会話でフォローが入る。 --ストーリーを進めるとイベントでルーラが強化され、[[【べっせかいへ】]]により上の世界と下の世界を直接行き来することが可能になった。 --本を読める本棚の量が大幅に増加。 -戦闘 --マホトーン、マヌーサ、マホカンタの効果がターン経過で切れるようになった。 --AIで仲間を行動させていても、使用で効果が発揮される道具を持っていれば使うようになった。 --全ての雑魚敵のHPが2割減少。逆に報酬(経験値&ゴールド)は2割増加。 -マップ・シナリオ関連 --町[[【シエーナ】]]が「マルシェ」に、サンマリーノの住人[[【サンディ】>【サンディ(Ⅵ)】]]が「メラニィ」に改名。 --嘆きの牢獄とデスタムーア城周辺のエリアに「デスタムーアの島」と命名され、フィールドマップも通常のものから町村のものに変更。 --[[【お楽しみダンジョン】]]はゲームクリアすればいつでも入れるようになった。SFC版の条件(全職業★5以上)を満たすと、ゴスペルリングが手に入る。 -おまけ要素 --[[【モンスターずかん】]]追加。 --すれちがい通信による[[【すれちがい夢告白】]]追加。 --ミニゲーム[[【スライムカーリング】]]追加。 -その他 --オルゴーのよろいの耐性が鍛冶屋で消滅、ルカニの解除技など、バグが削除。 このほか、一部の特技やアイテムの仕様、イベントやボスの演出の変更などが行われている。詳細については各項目を参照。 *舞台 本作は、ゲーム序盤から中盤にかけて、2つの大きなワールドマップを何度も行き来するというシナリオとなっている。 この2つの世界は上下に重なっているような構造であり、地面に空いた大穴から下の世界に移動できるほか、井戸やフィールド上の階段でも行き来できる。 物語を進めていくことにより、下の世界が現実で上の世界が夢であることが判明する。 地形は上下世界で全く異なるが、ライフコッドやレイドックなど上下両方に存在する城や村が存在するほか、シエーナ(マルシェ)など同じ位置に別の施設が存在するケースもあり、夢と現実ということを意識しながら両世界を比べれば面白い発見があったりする。 なお上の世界にある4つの施設は封印されてその部分が大穴となっており、各魔王を倒すことによって復活する。 このほかに終盤になると第3の世界である[[【はざまの世界】]]が登場。 これはⅣの闇の世界、Ⅴの魔界に相当する敵地となっているが、町が3つ存在するなど規模が大きい。 乗り物は馬車を除くとシリーズ最多の6種類が登場。 下の世界には[[【神の船】]]があり、これは[[【マーメイドハープ】]]を入手すれば[[【あわあわ船】]]となってシリーズ初の海底探検も可能に。 上の世界には海上用の[[【ひょうたん島】]]、低空飛行用の[[【空飛ぶベッド】]]と夢世界らしい乗り物がある。 他に上下両方の世界で使える低空飛行用[[【まほうのじゅうたん】]]、通常飛行手段である[[【天馬】]]がある。 天馬ははざまの世界への唯一の移動手段ともなる。 *ストーリー **プロローグ 「このために今までずいぶん長い旅をしてきたのですものね」 どこかでの焚き火。仲間の笛で現れる翼竜。強敵の攻撃によって主人公率いる一行は全滅…。 どこかで経験したような、あまりにリアルな夢でベッドから転げ落ち目を覚ます主人公。 そんな物語の始まり。 **シナリオ まず、ライフコッドの村で目覚めた主人公は村長に頼まれてお使いに行く途中、「幻の大地」と呼ばれるもう一つの世界を体験する。 その後村祭りで聞いた精霊の声に従って村を旅立ち、2つの世界を往復しながら仲間を増やしていき、魔王[[【ムドー】]]と戦う。 ムドー討伐後は母[[【シェーラ】]]の言葉に従い、どこかにいるという自分自身の本体を探すため旅を続ける(当初から操作する主人公は本体の見ている夢)。 現実世界にてその本体との融合を果たし、また世界に散らばる伝説の4武具を集め、そして大魔王[[【デスタムーア】]]の存在を知った主人公たちは、はざまの世界に乗り込み大魔王との戦いに挑む。 自由度の高さがうたわれることの多いⅥだが、実際はそれほど高いわけではない。 ムドー討伐後は特に指示が与えられず、自分で次の目的地を探すことになるが、Ⅴと同様に内海と外海とが浅瀬で区切られているため行動範囲は限られ、結局は一本道のストーリーとなってしまう。 しかし、海底に潜れるようになると一気に行動範囲が広がり、上下世界のほとんどの場所へ行けるようになるため、伝説の4武具はどの順番でも集められる。 それでも攻略の自由度が高いのは武具集め編ぐらいであり、ストーリーの大半は一本道であることに変わりはない。 *余談 本作の制作風景を取材した本が発売8ヵ月前に図書館向けに発行された。 ----
>&bold(){・DQ本編シリ一ズ} >[[Ⅰ>【ドラゴンクエスト】]]―[[Ⅱ>【ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々】]]―[[Ⅲ>【ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…】]]―[[Ⅳ>【ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】]]―[[Ⅴ>【ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁】]]―Ⅵ―[[Ⅶ>【ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち】]]―[[Ⅷ>【ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君】]]―[[Ⅸ>【ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人】]] *概要 1995年12月9日にスーパーファミコン用ソフトとして発売。天空シリーズ完結編。 SFCでの新作はⅤに続いて2作目になるが、容量が前作の2.5倍以上の32メガビットとなった今作は テキストの量が増大(ストーリーを進めていくと、どんどん街の住人のセリフが変わっていく) 前作と比べて大幅に進歩したグラフィックやサウンドなどが特徴。 キャラクター成長システム関連も一新されて様々な「特技」が登場し、戦術の幅が広がった。 天空シリーズ完結編であるものの、作品中でロト三部作の時のように明快に繋がりが提示されることはなく 「これ、もしかして後の天空城?」「あれ?もしかしてこのキャラ[[【マスタードラゴン】]]?」等 プレイヤーの想像にゆだねる形になっている。そのため突飛な考察も多くなされている。 一度きちんと作ってグチャグチャに再構成したとも言われる曖昧さを持ったストーリーに加え、 夢と現実が交錯するという作品舞台、サウンドがやけにほんわかしていた事もあり 2000年代半ばまでネット上では「記憶喪失ゲーム」「中身が思い出せないゲーム」という汚名を着せられていた。 その影響もあってか、長らくリメイクがされなかったが、 オリジナルから約14年後の2010年1月28日、Ⅳ・Ⅴに続く形でニンテンドーDSでリメイクされた。 また、2014年以降にはスマホでの配信も予定されている。 海外ではSFC(SNES)版は出なかったが、DS版が "DRAGON QUEST VI Realms of Revelation" のタイトルで初進出を果たしている。 #contents_line(level=1,sep=/) *従来作からの変更点(SFC版) **キャラクター関連 -[[【馬車】]]が引き続き登場。パーティは最大8人で、戦闘に参加できる人数は4人に戻った。[[【ルイーダの酒場】]]での入れ替えも可能(人間・モンスター共通になった)。 -Ⅲとは全く別の仕様の[[【転職】]]システムの導入。[[【熟練度】]]で呪文や特技を習得する。 -[[【仲間モンスター】]]システムを前作から継承。今回は条件として[[【魔物使い】]]が戦闘に参加していなければならない。 -[[【かっこよさ】]]の導入。うんのよさが廃止。 -味方の使える[[【特技】>【とくぎ】]]が大幅に増加。前作ではグループ攻撃武器により攻撃呪文の価値が下がったが、更に今作では特技の増加でその傾向が強くなった。 -呪文・特技を選択した際に簡単な説明文が表示されるようになった。 **アイテム関連 -[[【大きなふくろ】>【袋システム】]]で全アイテムを持ち歩けるようになった。これに伴い従来の預かり所が[[【ゴールド銀行】]]に変更。ただしふくろの中のアイテムを直接使えないなど多少使い勝手が悪い。 -訪れた場所が一目でわかる[[【ふしぎなちず】]]の導入。 -[[【ちいさなメダル】]]のシステムが、一定枚数を交換する方式から、累計で一定枚数へ達する度にアイテムが貰える方式に変更。 **移動中 -キャラクターの頭身がⅤよりもさらに上がった。 -フィールド以外では歩く速度が従来の2倍になった。また、主人公が画面中央に固定されなくなった。 -ダンジョンなど馬車の入れない所でも、馬車で待機している仲間の呪文が使え、経験値や熟練度も加算されるようになった。 -昼夜の概念が無くなった。シナリオが複雑になりすぎるとの理由による。(イベントで夕方や夜になる事はある) -町の人の会話を記憶して必要なときに見られる[[【おもいだす】]]の導入。 -井戸に入れるようになった。特に本作では井戸が重要な役割を果たすことが多い。 -本を読める本棚がほぼ全く存在しない。レイドックを除き、調べるだけ時間の無駄。 **戦闘 -エンカウントすると1画面まるごと戦闘画面に切り替わるようになった。また、各ウィンドウが半透明になった。 -味方の呪文・特技に加えて、全てのモンスターの行動がアニメーションで表示されるようになった。 -[[【AI】]]の作戦は じゅもんせつやく が廃止され、[[【おれにまかせろ】]]が導入。 -バギ系耐性が味方、敵ともにⅤより下がった。バギ系耐性のある防具が減り、終盤の敵でもバギ系に穴のあるモンスターがいるようになった。 -戦闘終了後はBGMが戦闘前の続きから流れるようになった(ラストダンジョン除く)。 **おまけ要素 -かっこよさを競う[[【ベストドレッサーコンテスト】]]。ストーリー進行上ランク3まではクリア必須。 -スライム系の仲間モンスターのみ参加できる[[【スライム格闘場】]]。3連戦勝ち抜きで賞品がもらえる。 -[[【カジノ】]]にポーカーが復活、モンスター格闘場とスライムレースは削除。 *舞台 本作は、ゲーム序盤から中盤にかけて、2つの大きなワールドマップを何度も行き来するというシナリオとなっている。 この2つの世界は上下に重なっているような構造であり、地面に空いた大穴から下の世界に移動できるほか、井戸やフィールド上の階段でも行き来できる。 物語を進めていくことにより、下の世界が現実で上の世界が夢であることが判明する。 地形は上下世界で全く異なるが、ライフコッドやレイドックなど上下両方に存在する城や村が存在するほか、シエーナ(マルシェ)など同じ位置に別の施設が存在するケースもあり、夢と現実ということを意識しながら両世界を比べれば面白い発見があったりする。 なお上の世界にある4つの施設は封印されてその部分が大穴となっており、各魔王を倒すことによって復活する。 このほかに終盤になると第3の世界である[[【はざまの世界】]]が登場。 これはⅣの闇の世界、Ⅴの魔界に相当する敵地となっているが、町が3つ存在するなど規模が大きい。 乗り物は馬車を除くとシリーズ最多の6種類が登場。 下の世界には[[【神の船】]]があり、これは[[【マーメイドハープ】]]を入手すれば[[【あわあわ船】]]となってシリーズ初の海底探検も可能に。 上の世界には海上用の[[【ひょうたん島】]]、低空飛行用の[[【空飛ぶベッド】]]と夢世界らしい乗り物がある。 他に上下両方の世界で使える低空飛行用[[【まほうのじゅうたん】]]、通常飛行手段である[[【天馬】]]がある。 天馬ははざまの世界への唯一の移動手段ともなる。 *ストーリー **プロローグ 「このために今までずいぶん長い旅をしてきたのですものね」 どこかでの焚き火。仲間の笛で現れる翼竜。強敵の攻撃によって主人公率いる一行は全滅…。 どこかで経験したような、あまりにリアルな夢でベッドから転げ落ち目を覚ます主人公。 そんな物語の始まり。 **シナリオ まず、ライフコッドの村で目覚めた主人公は村長に頼まれてお使いに行く途中、「幻の大地」と呼ばれるもう一つの世界を体験する。 その後村祭りで聞いた精霊の声に従って村を旅立ち、2つの世界を往復しながら仲間を増やしていき、魔王[[【ムドー】]]と戦う。 ムドー討伐後は母[[【シェーラ】]]の言葉に従い、どこかにいるという自分自身の本体を探すため旅を続ける(当初から操作する主人公は本体の見ている夢)。 現実世界にてその本体との融合を果たし、また世界に散らばる伝説の4武具を集め、そして大魔王[[【デスタムーア】]]の存在を知った主人公たちは、はざまの世界に乗り込み大魔王との戦いに挑む。 自由度の高さがうたわれることの多いⅥだが、実際はそれほど高いわけではない。 ムドー討伐後は特に指示が与えられず、自分で次の目的地を探すことになるが、Ⅴと同様に内海と外海とが浅瀬で区切られているため行動範囲は限られ、結局は一本道のストーリーとなってしまう。 しかし、海底に潜れるようになると一気に行動範囲が広がり、上下世界のほとんどの場所へ行けるようになるため、伝説の4武具はどの順番でも集められる。 それでも攻略の自由度が高いのは武具集め編ぐらいであり、ストーリーの大半は一本道であることに変わりはない。 *リメイク **DS版 Ⅲの隠しダンジョン、Ⅳの六章、Ⅴのフローラやゲマ関連など、ストーリーに関する大きな補完や追加がなされることが多かったこれまでのリメイクと異なり、 今回のⅥリメイクは大幅なストーリーの変更点がほとんどなく、細部の仕様変更にとどまる、ベタ移植に近いものとなった。 元々ストーリーに多くの曖昧な点を残していたⅥだけに、これについては「手抜きリメイク」と批判する声も少なからず出たが、 そもそもⅣ、Ⅴと続く一連のDS天空シリーズは、「Ⅸ発売に合わせて、天空シリーズをDSに!」というイベント感の強いリメイクであり、Ⅳ・ⅤもPS版・PS2版のほぼベタ移植にとどまっている(Ⅴではプリズニャンやデボラといった例外はあるけど)。 3部作でグラフィックやインターフェイスを統一している都合上、初リメイクのⅥが思いっきり割を食った感が強い。 Ⅳでの事件が未来に起きる出来事であること、それよりさらに未来にⅤでの出来事が起こることがデスコッドで申し訳程度に説明されており、ⅣやⅤとの世界観が共通であることは明示された。 ただし、ストーリー周りに手が加えられなかった分、リメイク恒例の[[【会話システム】]]には大きく力を入れており、テキストの量は過去のシリーズで最大を誇る。 猫や犬の一匹一匹に至るまで話しかけた際に専用の台詞が用意されているのは、仲間会話を採用した作品の中でも本作だけ。 仲間モンスター大量削除も、会話を楽しんで欲しいことが理由の一環という事。 会話で個性を強めすぎて賛否両論が出たⅣなどと異なり、ハッサンやミレーユなどの元々個性が強いキャラはそのイメージを壊すことなく、一方でSFC版でほぼ無個性だったアモスやドランゴには相当に濃いキャラクターが付加されるなど、さじ加減も絶妙。 この気合が入った会話システムだけで、リメイクは十分成功という声も多いようだ。 Ⅵで曖昧になっていた部分に会話でフォローが加えられたシーンも多々あり、これが実質補完と言えば補完か。 主な変更点は以下の通り。 -共通 --多くの部分でDS版Ⅳ、DS版Ⅴと同様のインターフェイスを使用。 -キャラクター関連 --仲間モンスターが大幅に削減され、イベントで仲間になるスライム系8匹と[[【ドランゴ】]]のみになった。これに伴い、魔物使い職は[[【魔物マスター】]]に名前が変わり、モンスターを仲間にする代わりに、戦闘開始時に敵を眠らせる特殊効果が付加された。 --人間キャラの耐性が全削除。一方、仲間モンスターの耐性と弱点が敵モンスターとしてのものと同一になった。 --[[【テリー】]]の初期レベルと職業経験が強化。[[【引換券】]]脱却かと思いきや、ドランゴの耐性が尋常じゃなく強化されたためやはり引換券涙目。 -移動中 --仲間との会話システム追加。 --「おもいだす」が廃止。SFCで「おもいだす」なしでは攻略が難しかったところは、会話でフォローが入る。 --ストーリーを進めるとイベントでルーラが強化され、[[【べっせかいへ】]]により上の世界と下の世界を直接行き来することが可能になった。 --本を読める本棚の量が大幅に増加。 -戦闘 --マホトーン、マヌーサ、マホカンタの効果がターン経過で切れるようになった。 --AIで仲間を行動させていても、使用で効果が発揮される道具を持っていれば使うようになった。 --全ての雑魚敵のHPが2割減少。逆に報酬(経験値&ゴールド)は2割増加。 -マップ・シナリオ関連 --町[[【シエーナ】]]が「マルシェ」に、サンマリーノの住人[[【サンディ】>【サンディ(Ⅵ)】]]が「メラニィ」に改名。 --嘆きの牢獄とデスタムーア城周辺のエリアに「デスタムーアの島」と命名され、フィールドマップも通常のものから町村のものに変更。 --[[【お楽しみダンジョン】]]はゲームクリアすればいつでも入れるようになった。SFC版の条件(全職業★5以上)を満たすと、ゴスペルリングが手に入る。 -おまけ要素 --[[【モンスターずかん】]]追加。 --すれちがい通信による[[【すれちがい夢告白】]]追加。 --ミニゲーム[[【スライムカーリング】]]追加。 -その他 --オルゴーのよろいの耐性が鍛冶屋で消滅、ルカニの解除技など、バグが削除。 このほか、一部の特技やアイテムの仕様、イベントやボスの演出の変更などが行われている。詳細については各項目を参照。 *余談 本作の制作風景を取材した本が発売8ヵ月前に図書館向けに発行された。 堀井の子供の名前がばっちり載っている。 ----

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