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>&bold(){・DQ本編シリーズ} >[[Ⅰ>【ドラゴンクエスト】]]―[[Ⅱ>【ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々】]]―[[Ⅲ>【ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…】]]―[[Ⅳ>【ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】]]―[[Ⅴ>【ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁】]]―[[Ⅵ>【ドラゴンクエストⅥ 幻の大地】]]―[[Ⅶ>【ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち】]]―[[Ⅷ>【ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君】]]―Ⅸ―[[Ⅹ>http://www53.atwiki.jp/dq10_dictionary/pages/785.html]] #contents_line(level=1,sep=/) *概要 2009年7月11日にニンテンドーDSで発売。ナンバリング新作としては初の携帯ゲーム機用ソフトとなった。 当初は2007年発売予定だったが、シリーズお約束の発売延期を何度も重ねた末、前作から4年8ヶ月後の発売となった(このブランクの長さはⅥ→Ⅶとほぼ同じ)。 Ⅷに引き続いて[[【レベルファイブ】]]が開発を担当した。 開発当時に最も売れている機種で出す、でおなじみのDQシリーズ。 今回はPS2の前作と比べるとマシン性能面で劣化するDSというハードが選択されたが、これはDQシリーズがビジュアルよりも、幅広いユーザー層に遊んでもらえるようなゲームとしての面白さを追求していることの表れといえよう。 DSの特性を生かしたマルチプレイやすれちがいといった通信要素、キャラの外見を自分の好みどおりにカスタマイズできるシステムを売りとしている。 発売後しばらくは、Wi-Fiを使用した追加クエストやゲストキャラの配信、季節に合わせたショッピングメニュー更新や、アーケードのモンスターバトルロードとの連動など、今までにないサービスも提供された。 また、初めてエンディング後のストーリーが明確に存在する。 ラスボスを倒した冒険の書を選択しても時間は戻っておらず、その後の世界での冒険が始まる(ラスボスと再戦はできる)。 Ⅰ~Ⅷの歴代ボス、歴代主人公のコスプレ武具、歴代仲間キャラが登場するなどのファンサービスもある。 携帯ゲーム機であるDSでの発売、および発表当時はアクションRPGのようにも見えた戦闘方式(後述)などに、当初反発も多かった。 しかし戦闘は従来どおりの方式に変更され、先述の通信要素などにより絶大な人気を勝ち取り、2010年3月現在、426万本超を出荷。 Ⅶの持っていた歴代最高出荷記録を更新している。 また、累計117,577,073人がすれちがい通信をするという記録を叩き出し、ギネス・ワールド・レコーズに登録された。 ただ一方で現在でも「DQは大きな画面でやりたい」「携帯機のDQは認めない」という意見は根強く存在する。 海外では "DRAGON QUEST IX Sentinels of the Starry Skies" のタイトルで発売された。なお日本版と海外版とのすれちがい通信も可能。 *従来作からの変更点 **全般 -[[【序曲】]]のイントロが一新。壮大な宇宙のイメージとのこと。 -冒険の書は1つだけ。 -本体上のボタンの他、タッチペンによる操作にも対応。これを使うことで柔軟なキャラ操作も可能。 **キャラクター・呪文・特技関連 -[[【名前】>【名前(プレイヤー)】]]が5文字まで入力可能になった。 -[[【キャラクターメイキング】]]の復活。Ⅲでの機能に加えて、キャラの容姿も決められる。 -パーティは最大4人で、主人公以外は[[【ルイーダの酒場】]]で自由に入れ替え可能。 -新ステータス[[【きようさ】]][[【みりょく】]][[【こうげき魔力】>【攻撃魔力】]][[【かいふく魔力】>【回復魔力】]]が登場。 -前作から引き継いだ[[【スキルポイント】]]と新要素[[【転生】]]を取り入れた新[[【転職】]]システム。転職するとルーラ以外の呪文は忘れ、特技は主にスキルアップで覚える。 -持たせるだけで特技や能力を発揮できる[[【秘伝書】>【○○○○の秘伝書】]]が登場。 -呪文はギラ系が削除され、代わって[[【ドルマ系】]]が追加。また[[【イオグランデ】]]など各攻撃呪文系統の第4段階が追加された。(DQMJに準拠) **移動中 -視点はⅦなどのようなトップビューだが、360度回転できず、隠し扉が見つけにくい。物を持ち上げるアクションは廃止。 -人物など会話対象キャラや扉や宝箱など調査対象物に近づいたとき、顔マークや「!」マークといったフキダシアイコンが表示されるようになった。 -上画面にはフィールド・町・ダンジョンに関わらず常に地図が表示され、自分と仲間の居場所がわかる。前作のようにダンジョンの地図を入手する必要はなくなった。 -仲間との会話システムが廃止。代わってキャラが様々なポーズをとる[[【しぐさ】]]が初登場。 -何度でも取れ、開けるまで中身の分からない[[【青宝箱】]]が登場。[[【中断技】]]というウラ技も誕生した。 -ストーリーの進捗度を確認できる[[【あらすじ確認機能】]]が登場。 **戦闘 -DQMJから引き継いだ[[【シンボルエンカウント】]]を採用。 -隊列の概念はキャラごとに前衛か後衛かを指定するという、FFシリーズと類似の方式になった。 -全体コマンドに敵の様子をチェックする[[【しらべる】]]が追加。 -作戦に[[【いろいろやろうぜ】]]が復活。「テンションためろ」は1作のみで削除。 -[[【ひっさつチャージ】]]により放つ[[【必殺技】]]、さらに全員で放つ「超必殺技」が登場。 -この他戦闘の新要素として[[【コンボ】]][[【怒り狂う】]][[【魔力暴走】]][[【盾ガード】]]の概念が登場。 -コマンドとしての[[【ためる】]]が廃止され、[[【テンション】>【テンションシステム】]]を上げるには特定の特技が必要。 -[[【経験値分配システム】]]が再登場。 **アイテム関連 -道具用の袋と「装備品袋」が分けられる。道具も重要アイテム(だいじなもの)が一般アイテム(つかうもの)と別管理になる。 -防具が細かく分類された(頭部、上半身、腕、盾、下半身、足、アクセサリー) 。装備ごとにキャラの外見も変わるようになった。 -各アイテムに[[【レア度】]]が設定された。 -[[【錬金釜】]]は持ち運び不可となったが、待ち時間がなくなり、作りたいアイテムと数量の指定で自動的に材料を選んでくれるなど利便性が向上。さらに[[【錬金大成功】]]のシステムも登場。 **通信要素 -[[【マルチプレイ】]]の導入。ワイヤレス通信で自分の主人公を他者の冒険世界に入れ、4人まで同時にプレイ可能。 -[[【すれちがい通信】]]。相手の主人公を[[【リッカの宿屋】]]に呼び込んで発展させられる他、宝の地図の配布もできる。 -[[【Wi-Fiショッピング】]]。ネットに接続してリストを更新することで、レアアイテムやWi-Fi限定アイテムを買える。 -Wi-Fiで冒険の書をサーバに送ると、携帯サイト「星空の仲間たち」で自分のキャラを公開可能(会員限定)。 **おまけ要素 -依頼をこなして報酬を貰える[[【クエスト】]]が初登場。Wi-Fi機能で新たなクエストもダウンロードでき、新たな物語が展開される[[【ストーリークエスト】]]も登場。 -自動生成ダンジョンで様々なアイテムを入手できる[[【宝の地図】]]が登場。すれちがい通信で他の人に渡すことができ、[[【まさゆきの地図】]][[【川崎ロッカーの地図】]]などの有名地図が流通。歴代ボスと戦える[[【大魔王の地図】]]も登場。 -[[【称号】]]が再登場。一定条件を満たしたときに称号獲得となる。得た称号はリストに保存され、すれちがい通信などで用いるプロフィールにも設定できる。 -[[【ちいさなメダル】]]の「交換方式」が復活。80枚到達までは前作のような累計方式で、その後は交換方式となる。 -カジノや福引きなどのミニゲームは無し(コインのデータはあるらしい)。 *舞台 ロト、天空、Ⅶ、Ⅷのどれとも世界観を共有しないまったく別の世界が舞台。 なお次回作のⅩの発売後、公式でⅩと繋がっている世界であることが明かされた。 今回は地上の他にはるか上空の[[【天使界】]]と[[【神の国】]]が存在するが、フィールドマップは地上世界の1つのみで、異世界のフィールドは登場しない。 地上マップは地区ごとに分かれており、橋を渡るなどにより隣接する地区へ移ると画面が切り替わる。 中には町や村がひとつもないような地区もあるが、それらの地区の多くはクリア後のストーリークエストで訪れることになる。 またフィールド上には錬金素材などのアイテムが特定の場所にまとまって出現することがある。 乗り物は[[【船】]]と[[【天の箱舟】]]。 乗り物の使用中は専用のマップが使われ、このマップは地上の地形の一部が簡略化されている。 天の箱舟はメインシナリオ中は地上と天使界・神の国との行き来にのみ使用でき、自在に使えるようになるのはゲームクリア後に特定のクエストをクリアしてからとなる。 *ストーリー **プロローグ ねえ?だれかいるの? いるのだったら姿を見せてよ。なにか言ってよ。 そんな人びとの声がきこえる……。 いったいいつの頃からこの世界を見守ってきたのだろう…。 ボクたちは[[【天使】]]とよばれていた。 人間の感謝の気持ち[[【星のオーラ】]]を天使の国の世界樹にささげると、いつか[[【女神の果実】]]が実り、天使たちは神の国に帰る。 そんな伝説を持つ天使界の新人守護天使が今回の[[【主人公】>【主人公(Ⅸ)】]]。 [[【ウォルロ村】]]での初めての任務を終えた主人公が「星のオーラ」をささげると女神の果実が実る。 しかしそのとき、天使界は何者かの攻撃を受け、主人公は天使としての力の大半 (残ったのは幽霊、天使などとの視認/会話能力くらい)を失って地上に落ちてしまう。 同じころ、地上では謎の大地震により多くの異変が起きる。 **シナリオ 主人公はウォルロでひょんなことから[[【サンディ】]]と出会い、まずは彼女の助言により、地上に落下した天の箱舟を動かして天使界に戻るため、行く先々で人助けをして星のオーラを集めることになる。 箱舟で一度天使界に戻った主人公は謎の声に従って再び地上に降り、今度は世界各地に散らばった女神の果実の影響で起きた事件を解決し、果実を7つ回収していく。 そして終盤は[[【ガナン帝国】]]との戦いに巻き込まれていき、[[【アギロ】]]や[[【女神セレシア】]]の助けを得て帝国を滅ぼし、最後に黒幕である[[【堕天使エルギオス】]]と戦う。 中盤まではⅥやⅦと同様に「町→ダンジョン→ボス→町」というお使い形式のシナリオが今回も多いのが特徴である。 ただし、女神の果実集めでは自由度が高く、果実を入手する順番も決められていない。 エンディング後は宝の地図に潜む魔物を退治していくことが新たな使命となる。 ストーリークエストによって攻略中お世話になった町やキャラクターの秘密が判明したりもする。 実質的に物語はエンドレスであり、何をゲームの最終目標にするかという点も各プレイヤーに委ねられる(クエスト全クリア、最強装備コンプ、全魔王Lv99まで打倒、etc...)。 *開発中時代のDQⅨ Ⅸが発表されたのは2006年末のことであり、このとき既に正式タイトルとロゴも決定していたが、当初のゲームシステムは実際の製品とは異なる部分があり、特に戦闘関連が大きく違っていた。 当初発表されたPVやデモプレイでは、移動マップ画面から戦闘画面への切り替えが無く、マップ上をうろつく敵に各キャラクターがリアルタイムに攻撃を仕掛けるという、見た目アクションRPGのようなシステムであった。 画面には戦闘のメッセージは無く、ダメージの数値のみが表示。右上隅には「どうぐ」「じゅもん」に相当すると思われるカバンと杖のアイコンがあった。 装備によってキャラの外観が変わるというシステムは当初から存在したが、装備画面のデザインも実際の製品とはかなり違い、画面下部に「つうしん」「つよさ」「じゅもん」「かいわ」などのコマンドアイコンが並んでいるというものだった(海外版Ⅷのようにサブ画面方式のメニューにする予定だったのか?)。 このような従来からのDQのシステムを大きく覆すような変更には当初、否定的な意見が圧倒的に多かった。 これを受けてか、後に2007年に発表された情報では、戦闘がシンボルエンカウントで従来どおりのコマンド入力・ターン制という方式に変更され、製品版に至っている。 なお、この開発段階のⅨで登場したリアルタイム戦闘システムは、オンラインゲームとなった次回作Ⅹにて若干形を変えて採用されている。 ----
>&bold(){・DQ本編シリーズ} >[[Ⅰ>【ドラゴンクエスト】]]―[[Ⅱ>【ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々】]]―[[Ⅲ>【ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…】]]―[[Ⅳ>【ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】]]―[[Ⅴ>【ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁】]]―[[Ⅵ>【ドラゴンクエストⅥ 幻の大地】]]―[[Ⅶ>【ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち】]]―[[Ⅷ>【ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君】]]―Ⅸ―[[Ⅹ>http://www53.atwiki.jp/dq10_dictionary/pages/785.html]] #contents_line(level=1,sep=/) *概要 2009年7月11日にニンテンドーDSで発売。 Ⅷに引き続いて[[【レベルファイブ】]]が開発を担当した。 当初は2007年発売予定だったが、シリーズお約束の発売延期を何度も重ねた末、前作から4年8ヶ月後の発売となった(このブランクの長さはⅥ→Ⅶと同じ)。 DSによって通信機能の敷居が低くなり、それを使った面白い遊びをDQに取り入れようという発想から、ナンバリング新作としては初の携帯ゲーム機用ソフトとなった。 PS2の前作と比べるとマシン性能面で劣化するが、これはDQがビジュアルよりも、幅広い層に遊んでもらえるゲームとしての面白さを追求していることの表れといえよう。 DSの特性を活かしたマルチプレイやすれちがいといった通信要素、キャラの外見を自分の好みどおりにカスタマイズできるシステムを売りとしている。 発売後しばらくは、Wi-Fiを使用した追加クエストやゲストキャラの配信、季節に合わせたショッピングメニュー更新や、アーケードのモンスターバトルロードとの連動など、今までにないサービスも提供された。 また、初めてエンディング後のストーリーが明確に存在する(ラスボスを倒した冒険の書を選択しても時間は戻っていない)。 Ⅰ~Ⅷの歴代ボス、歴代主人公のコスプレ武具、歴代仲間キャラが登場するなどのファンサービスもある。 携帯ゲーム機であるDSでの発売、および発表当時はアクションRPGのようにも見えた戦闘方式(後述)などに、当初反発も多かった。 しかし通信要素などにより絶大な人気を勝ち取り、2010年3月現在、426万本超を出荷。 Ⅶの持っていた歴代最高出荷記録を更新している。 また、累計117,577,073人がすれちがい通信をするという記録を叩き出し、ギネス・ワールド・レコーズに登録された。 ただ一方で現在でも「DQは大きな画面でやりたい」「携帯機のDQは認めない」という意見は根強く存在する。 海外では "DRAGON QUEST IX Sentinels of the Starry Skies" のタイトルで発売された。 今回は前作のような大きな仕様変更は無く、日本版と海外版とのすれちがい通信も可能。 *従来作からの変更点 前作から登場した要素の多くが今作にも引き継がれた。 それに加えて今作では前述の通信要素の追加のほか、エンカウント方式から呪文の体系・仕様、ステータス、装備品やアイテムの管理方法に至るまで多くの点で変更が行われた。 **全般 -[[【序曲】]]のイントロが一新。壮大な宇宙のイメージとのこと。 -冒険の書は1つだけ。 -本体上のボタンの他、タッチペンによる操作にも対応。これを使うことで柔軟なキャラ操作も可能。 **キャラクター・呪文・特技関連 -[[【名前】>【名前(プレイヤー)】]]が5文字まで入力可能になった。 -[[【キャラクターメイキング】]]の復活。性別に加えて、キャラの容姿も決められる。 -パーティは最大4人で、主人公以外は[[【ルイーダの酒場】]]で自由にキャラ作成や入れ替えが可能。 -新ステータスが登場。 --[[【きようさ】]]:逃げやすさ、盗みやすさなどに影響。 --[[【みりょく】]]:これと装備品に基づいて[[【おしゃれさ】]]が算出される。Ⅵなどの「かっこよさ」に相当。 --[[【こうげき魔力】>【攻撃魔力】]][[【かいふく魔力】>【回復魔力】]]:呪文の威力に関係する。Ⅷの「かしこさ」相当。 -前作から引き継いだ[[【スキルポイント】]]と新要素[[【転生】]]を取り入れた新[[【転職】]]システム。転職するとルーラ以外の呪文は忘れ、特技は主にスキルアップで覚える。 -持たせるだけで特技や能力を発揮できる[[【秘伝書】>【○○○○の秘伝書】]]が登場。 -呪文はギラ系が削除され、代わって[[【ドルマ系】]]が追加。また[[【イオグランデ】]]など各攻撃呪文系統の第4段階が追加された。(DQMJに準拠) **移動中 -視点はⅦなどのようなトップビューだが、360度回転できない。主人公たちと主要キャラはポリゴン、町の人などはドット絵で表示。物を持ち上げるアクションは廃止。 -人物など会話対象キャラや扉や宝箱など調査対象物に近づいたとき、顔マークや「!」マークといったフキダシアイコンが表示されるようになった。 -上画面にはフィールド・町・ダンジョンに関わらず常に地図が表示され、自分と仲間の居場所がわかる。前作のようにダンジョンの地図を入手する必要はなくなった。 -仲間との会話システムが廃止。代わってキャラが様々なポーズをとる[[【しぐさ】]]が初登場。 -何度でも取れ、開けるまで中身の分からない[[【青宝箱】]]が登場。[[【中断技】]]というウラ技も誕生した。 -ストーリーの進捗度を確認できる[[【あらすじ確認機能】]]が登場。 **戦闘 -DQMJから引き継いだ[[【シンボルエンカウント】]]を採用。 -[[【隊列】]]の概念はキャラごとに前衛か後衛かを指定するという、FFシリーズと類似の方式になった。 -全体コマンドに敵の様子をチェックする[[【しらべる】]]が追加(「おどかす」削除)。 -作戦に[[【いろいろやろうぜ】]]が復活(「テンションためろ」削除)。「じゅもんつかうな」が「MPつかうな」に変更。 -[[【ひっさつチャージ】]]により放つ[[【必殺技】]]、さらに全員で放つ「超必殺技」が登場。 -この他戦闘の新要素として[[【コンボ】]][[【怒り狂う】]][[【魔力暴走】]][[【盾ガード】]]の概念が登場。 -呪文・特技の[[【属性】]]が整理された。また相手の弱点属性をつくと与えるダメージが増大するようになった。 -コマンドとしての[[【ためる】]]が廃止され、[[【テンション】>【テンションシステム】]]を上げるには特定の特技が必要。 -[[【経験値分配システム】]]が再登場。 **アイテム関連 -道具用の袋と「装備品袋」が分けられる。道具も重要アイテム(だいじなもの)が一般アイテム(つかうもの)と別管理になる。 -防具が細かく分類された(頭部、上半身、腕、盾、下半身、足、アクセサリー) 。装備ごとにキャラの外見も変わるようになった。 -各アイテムに[[【レア度】]]が設定された。 -[[【錬金釜】]]は持ち運び不可となったが、待ち時間がなくなり、作りたいアイテムと数量の指定で自動的に材料を選んでくれるなど利便性が向上。さらに[[【錬金大成功】]]のシステムも登場。 **通信要素 -[[【マルチプレイ】]]の導入。ワイヤレス通信で自分の主人公を他者の冒険世界に入れ、4人まで同時にプレイ可能。 -[[【すれちがい通信】]]。相手の主人公を[[【リッカの宿屋】]]に呼び込んで発展させられる他、宝の地図の配布もできる。 -[[【Wi-Fiショッピング】]]。ネットに接続してリストを更新することで、レアアイテムやWi-Fi限定アイテムを買える。 -Wi-Fiで冒険の書をサーバに送ると、携帯サイト「星空の仲間たち」で自分のキャラを公開可能(会員限定)。 **おまけ要素 -依頼をこなして報酬を貰える[[【クエスト】]]が初登場。Wi-Fi機能で新たなクエストもダウンロードでき、新たな物語が展開される[[【ストーリークエスト】]]も登場。 -自動生成ダンジョンで様々なアイテムを入手できる[[【宝の地図】]]が登場。すれちがい通信で他の人に渡すことができ、[[【まさゆきの地図】]][[【川崎ロッカーの地図】]]などの有名地図が流通。歴代ボスと戦える[[【大魔王の地図】]]も登場。 -[[【称号】]]が再登場。一定条件を満たしたときに称号獲得となる。得た称号はリストに保存され、すれちがい通信などで用いるプロフィールにも設定できる。 -[[【ちいさなメダル】]]の「交換方式」が復活。80枚到達までは前作のような累計方式で、その後は交換方式となる。 -カジノや福引きなどのミニゲームは無し(コインのデータはあるらしい)。 *舞台 ロト、天空、Ⅶ、Ⅷのどれとも世界観を共有しないまったく別の世界が舞台。 なお次回作のⅩの発売後、公式でⅩと繋がっている世界であることが明かされた。 今回は地上の他にはるか上空の[[【天使界】]]と[[【神の国】]]が存在するが、フィールドマップは地上世界の1つのみで、異世界のフィールドは登場しない。 地上マップは地区ごとに分かれており、橋を渡るなどにより隣接する地区へ移ると画面が切り替わる。 中には町やダンジョンがひとつもないような地区もあるが、それらの地区のいくつかはクリア後のストーリークエストで訪れることになる。 またフィールド上には錬金素材などのアイテムが特定の場所にまとまって出現することがある。 乗り物は[[【船】]]と[[【天の箱舟】]]。 乗り物の使用中は専用のマップが使われ、このマップは地上の地形の一部が簡略化されている。 天の箱舟はメインシナリオ中は地上の青い木と天使界・神の国との行き来にのみ使用でき、自在に使えるようになるのはゲームクリア後に特定のクエストをクリアしてからとなる。 *ストーリー **プロローグ ねえ?だれかいるの? いるのだったら姿を見せてよ。なにか言ってよ。 そんな人びとの声がきこえる……。 いったいいつの頃からこの世界を見守ってきたのだろう…。 ボクたちは[[【天使】]]とよばれていた。 人間の感謝の気持ち[[【星のオーラ】]]を天使の国の世界樹にささげると、いつか[[【女神の果実】]]が実り、天使たちは神の国に帰る。 そんな伝説を持つ天使界の新人守護天使が今回の[[【主人公】>【主人公(Ⅸ)】]]。 [[【ウォルロ村】]]での初めての任務を終えた主人公が「星のオーラ」をささげると女神の果実が実る。 しかしそのとき、天使界は何者かの攻撃を受け、主人公は天使としての力の大半 (残ったのは幽霊、天使などとの視認/会話能力くらい)を失って地上に落ちてしまう。 同じころ、地上では謎の大地震により多くの異変が起きる。 **シナリオ 主人公はウォルロでひょんなことから出会った[[【サンディ】]]の助言により、地上に落下した天の箱舟を動かして天使界に戻るため、行く先々で人助けをして星のオーラを集めることになる。 箱舟で一度天使界に戻った主人公は謎の声に従って再び地上に降り、今度は世界各地に散らばった女神の果実の影響で起きた事件を解決し、果実を7つ回収していく。 そして終盤は[[【ガナン帝国】]]との戦いに巻き込まれていき、[[【アギロ】]]や[[【女神セレシア】]]の助けを得て帝国を滅ぼし、最後に黒幕である[[【堕天使エルギオス】]]と戦う。 中盤まではⅥやⅦと同様に「町→ダンジョン→ボス→町」というお使い形式のシナリオが今回も多いのが特徴である。 自由度についてはロト三部作以下、天空三部作以上といったところ。 序盤ではある程度縛られるものの、女神の果実集めになると自由度が高くなり(一部のダンジョンは攻略を後回しにできる)、果実を入手する順番は決められていない。 エンディング後は宝の地図に潜む魔物を退治していくことが新たな使命となる。 ストーリークエストによって攻略中お世話になった町やキャラクターの秘密が判明したりもする。 実質的に物語はエンドレスであり、何をゲームの最終目標にするかという点も各プレイヤーに委ねられる(クエスト全クリア、最強装備コンプ、全魔王Lv99まで打倒、etc...)。 *開発中時代のDQⅨ Ⅸが発表されたのは2006年末のことであり、このとき既に正式タイトルとロゴも決定していたが、当初のゲームシステムは実際の製品とは異なる部分があり、特に戦闘関連が大きく違っていた。 当初発表されたPVやデモプレイでは、移動マップ画面から戦闘画面への切り替えが無く、マップ上をうろつく敵に各キャラクターがリアルタイムに攻撃を仕掛けるという、見た目アクションRPGのようなシステムであった。 画面には戦闘のメッセージは無く、ダメージの数値のみが表示。右上隅には「どうぐ」「じゅもん」に相当すると思われるカバンと杖のアイコンがあった。 装備によってキャラの外観が変わるというシステムは当初から存在したが、装備画面のデザインも実際の製品とはかなり違い、画面下部に「つうしん」「つよさ」「じゅもん」「かいわ」などのコマンドアイコンが並んでいるというものだった(海外版Ⅷのようにサブ画面方式のメニューにする予定だったのか?)。 このような従来からのDQのシステムを大きく覆すような変更には当初、否定的な意見が圧倒的に多かった。 これを受けてか、後に2007年に発表された情報では、戦闘がシンボルエンカウントで従来どおりのコマンド入力・ターン制という方式に変更され、製品版に至っている。 なお、この開発段階のⅨで登場したリアルタイム戦闘システムは、オンラインゲームとなった次回作Ⅹにて若干形を変えて採用されている。 ----

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