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フジテレビ系列で放映されたテレビアニメ。 89年12月2日から90年9月22日の第一部32話と、91年1月11日から4月5日までの完結編11話あわせて全43話が放送された。 Ⅳ発売と同時期に行われたメディアミックス企画の一環。 本放送時のタイトルは単に「ドラゴンクエスト」であり、「勇者アベル伝説」というサブタイトルはDVD化にあたって 他作品との区別のために付けられたものである。 ストーリー自体は完全オリジナルで、「その血を飲んだ者に永遠の命を与える」「汚染された水を浄化する」「怒りによって世界を滅ぼす」 という伝説の竜の復活がストーリーの核にあり、文字通りの「ドラゴンクエスト」なストーリーになっている。 ラスボスの「滅びた古代の都エスタークから現れた大魔王バラモス」など固有名詞の多くが原作から流用されている。 また、ⅣのキャラやⅢ以前の魔王がゲスト出演したこともあった。 ちなみにバラモスはⅤの[[【ライオネック】]]系に近い容姿をしており、本編3の(よく「カバ」と揶揄される)バラモスと区別して 「リアルバラモス」と呼ばれる事も多い。 放映当時は強力な裏番組の存在に加え、剣を主体とした地味めなアクションシーン、ギラもバギも光弾を飛ばすだけのショボい演出 (後半はいくらか改善)などに不評が集まり、一旦はあえなく打ち切りの憂き目に遭ったが、海外へ宣伝の為や 「というお話だったのサ(AA略)」な最終回への抗議から、後に第二部が製作放映され、バラモスを倒して完結した。 某週刊誌の某ゴルフ漫画に先駆ける事10年の快挙である。 当時のアニメ誌などでは自分でキャラクターを動かしているわけでもないのにRPG的なイベントを見せられても退屈と酷評されたが、 この作品は初めて訪れた場所の情報や施設、イベントやアイテムなどに対する驚きなど、未知の世界を冒険している雰囲気を重視している。 また、FC版4発売直前という事で本編DQがまだ良く言えば古きよき勧善懲悪、悪く言えば甘い英雄の幻想に浸れる世界観で構成されていた のに習い、後発の「[[ダイの大冒険>【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】]]」や「[[ロトの紋章>【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】]]」などが勇者の重圧や時として厄介者扱いされる場面をある程度描いているのに対し、 そういった場面を盛り込まず平易だが安心して視聴できる面もあって、純粋に「冒険の雰囲気」を追求した作品と言える。 そのほかにも、モンスターが宝石から産み出される設定で「魔物を倒してゴールドを手に入れる」行為を無理なく説明したり、 魔物のほとんどは「死せる水」と呼ばれる汚染された水無しでは生きられない(綺麗な水が逆に毒)とすることで、 当時注目され始めた環境問題を取り込みつつゲーム本編の「聖水でダメージを与えられる」という特性を表現するなど、 設定自体は秀逸なものが多い。 ゲームの方にもこのアニメを連想させる小ネタ、設定、アイテムデザインが、いまだにコンスタントに盛り込まれていたりする。 例えば ・Ⅴの主人公とビアンカは、アニメの主人公とヒロインの服装と髪の色を変えただけでそっくりである ・PS2版Ⅴに至っては主人公のデフォルトネームまでアニメの主人公と同じになっている ・バラモス側近のムーアは名前が6のデスタムーア、容姿が同じく6のムドーを連想させる(2chの6本スレでもたまにネタにされる) ・第二部(と、第一部終盤のEDアニメ)に出てくるキャラ「アドニス」は設定、容姿がテリーそっくりである(ただし強い) ・最初の仲間がヤンガスと似た体型であり、9の[[【ドクロのかぶと】]]と同じデザインの兜を本編通して装備していた などがある。 放映終了から15年も経ってからDVD化された事といい、根強いファンを抱えている事を窺わせる。 アニメ自体は今一つな売れ行きだったのに対し、徳永英明の歌うエンディングテーマ「夢を信じて」は オリコン上位に食い込む大ヒットとなり、彼のシングルの中では最大の売上枚数となっている。 余談ながら、2009年の8月から千葉テレビで再放送が行われた際に、珍事が発生した。 千葉テレビでは番宣CMを製作して他のアニメ放送時に流すなど積極的にこのアニメを宣伝していたが、 なぜか第六話までを放送した後、突如打ち切りになってしまったのだ。 ホームページ上では「放送権利の問題で急遽放映できなくなりました」との説明がなされているが、詳細は今もって不明である。 ----
*概要 フジテレビ系列で放映されたテレビアニメ。 89年12月2日から90年9月22日の第一部32話と、91年1月11日から4月5日までの完結編11話あわせて全43話が放送された。 Ⅳ発売と同時期に行われたメディアミックス企画の一環。 本放送時のタイトルは単に「ドラゴンクエスト」であり、「勇者アベル伝説」というサブタイトルはDVD化にあたって他作品との区別のために付けられたものである。 *ストーリー 完全オリジナルで、「その血を飲んだ者に永遠の命を与える」「汚染された水を浄化する」「怒りによって世界を滅ぼす」 という伝説の竜の復活がストーリーの核にあり、文字通りの「ドラゴンクエスト」なストーリーになっている。 ラスボスの「滅びた古代の都[[【エスターク】]]から現れた大魔王[[【バラモス】]]」など固有名詞の多くが原作から流用されている。 また、ⅣのキャラやⅢ以前の魔王がゲスト出演したこともあった。 ちなみにバラモスはⅤの[[【ライオネック】]]系に近い容姿をしており、Ⅲの(よく「カバ」と揶揄される)バラモスと区別して「リアルバラモス」と呼ばれる事も多い。 *評価 放映当時は強力な裏番組の存在に加え、剣を主体とした地味めなアクションシーン、ギラもバギも光弾を飛ばすだけのショボい演出(後半はいくらか改善)などに不評が集まり、一旦はあえなく打ち切りの憂き目に遭ったが、海外へ宣伝の為や 「というお話だったのサ(AA略)」な最終回への抗議から、後に第二部が製作放映され、バラモスを倒して完結した。 某週刊誌の某ゴルフ漫画に先駆ける事10年の快挙である。 当時のアニメ誌などでは自分でキャラクターを動かしているわけでもないのにRPG的なイベントを見せられても退屈と酷評されたが、 この作品は初めて訪れた場所の情報や施設、イベントやアイテムなどに対する驚きなど、未知の世界を冒険している雰囲気を重視している。 また、FC版Ⅳ発売直前という事で本編DQがまだ良く言えば古きよき勧善懲悪、悪く言えば甘い英雄の幻想に浸れる世界観で構成されていたのに習い、後発の[[【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】]]や[[【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】]]などが勇者の重圧や時として厄介者扱いされる場面をある程度描いているのに対し、 そういった場面を盛り込まず平易だが安心して視聴できる面もあって、純粋に「冒険の雰囲気」を追求した作品と言える。 そのほかにも、モンスターが宝石から産み出される設定で「魔物を倒してゴールドを手に入れる」行為を無理なく説明したり、 魔物のほとんどは「死せる水」と呼ばれる汚染された水無しでは生きられない(綺麗な水が逆に毒)とすることで、 当時注目され始めた環境問題を取り込みつつゲーム本編の「[[【せいすい】]]でダメージを与えられる」という特性を表現するなど、 設定自体は秀逸なものが多い。 *ゲーム本編への影響 ゲームの方にもこのアニメを連想させる小ネタ、設定、アイテムデザインが、いまだにコンスタントに盛り込まれていたりする。 例えば ・Ⅴの主人公とビアンカは、アニメの主人公とヒロインの服装と髪の色を変えただけでそっくりである。 ・PS2版Ⅴに至っては主人公のデフォルトネームまでアニメの主人公と同じになっている。 ・バラモス側近のムーアは名前がⅥの[[【デスタムーア】]]、容姿が同じくⅥの[[【ムドー】]]を連想させる(2chのⅥ本スレでもたまにネタにされる)。 ・第二部(と、第一部終盤のEDアニメ)に出てくるキャラ「アドニス」は設定、容姿がテリーそっくりである(ただし強い)。 ・最初の仲間が[[【ヤンガス】]]と似た体型であり、Ⅸの[[【ドクロのかぶと】]]と同じデザインの兜を本編通して装備していた。 などがある。 放映終了から15年も経ってからDVD化された事といい、根強いファンを抱えている事を窺わせる。 *主題歌 アニメ自体は今一つだったのに対し、徳永英明の歌うエンディングテーマ「夢を信じて」はオリコン上位に食い込む大ヒットとなり、彼のシングルの中では最大の売上枚数となっている。 ただし徳永本人にとっては今まで歌ってきた曲とあまりにも違いすぎる事、アニメのタイアップで売れてしまった事、そしてシンガーソングライターとしてこの曲は自分が作詞した曲ではないなどから長い間この曲を嫌っており、ステージで歌うことはなかった。 病気復帰以降しばしばステージで歌うようになり、2013年の紅白では同曲で出演。 「徳さん、変わったな…」と感じたオールドファンは多い。 *余談 2009年の8月から千葉テレビで再放送が行われた際に、珍事が発生した。 千葉テレビでは番宣CMを製作して他のアニメ放送時に流すなど積極的にこのアニメを宣伝していたが、 なぜか第六話までを放送した後、突如打ち切りになってしまったのだ。 ホームページ上では「放送権利の問題で急遽放映できなくなりました」との説明がなされているが、詳細は今もって不明である。 ----

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