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【ジパング】 - (2012/08/21 (火) 15:54:31) の編集履歴(バックアップ)


Ⅲに登場する国。モチーフは過去の日本。
ジパングとは昔の中国での日本の呼び名が、そのまま西方に伝わり音が変化したことによる。

女王卑弥呼と呼ばれる人物が治めている。
主人公達が訪れた時は、八岐大蛇に間接的に支配されている。
オロチに若い女性を生贄に捧げなければならない中、娘を隠したりする者もいる。
商売の概念は無い農耕民族であり、他国との接触自体がほとんど無い。
海外からは宣教師も訪れているが、その文明の度合いから神の教えを説くに至っていない。

【ジパングの洞窟】はなかなか敵が強いが、国に商店が一切無いので注意。
回復が必要な場合は、北西にあるほこらの宿屋を利用すると良い。
なお、周辺に出現するモンスターは大王ガマや豪傑熊といった和名ばかり。
洞窟もメタルスライムの大群を除いて同じであり、凝った演出である。

FC版はオープニングすら削るほどギリギリの容量の中、人々や建物の絵は全て独自のもの。
音楽も【ジパング(曲名)】というここでしかかからない曲を使っている。
八岐大蛇以外のイベントが一切無いのにこの厚遇は、さすが日本産のゲームといえる。
しかしイベントが無いのが寂しかったおかげか、SFC版およびGB版ではクリア後に【すごろく場】が作られる。

なお、ジパングは過去の日本がモチーフだが、その年代はバラバラ。
卑弥呼が治めていた邪馬台国は3世紀頃だが、ジパングという言葉は中世のものである。
八岐大蛇は邪馬台国以前の日本神話の世界になるし、宣教師が日本に来たのは16世紀。
かなり雑多な一方で、典型的な日本のイメージである武士がいない辺りに独自性が見える。

なお場所は現在の日本で言えば兵庫県辺り。
今なお九州説と畿内説で争いが絶えない中、堂々と畿内説を採用。
まあスタッフの支持する学説が云々より、九州に相当する部分には町のパーツを置くスペースがない事が最大の要因であろうが。

『ロトの紋章』では、聖剣作りの為に中盤に訪れる。
やまたのおろち復活を企むオモカネ一味と、復活したおろちとの壮絶な戦いを行う。