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【アントリア】 - (2013/09/23 (月) 11:03:06) の編集履歴(バックアップ)


DQⅦ

ボスモンスターの1人。
過去の【ダーマ神殿】編に登場する悪魔神官。
大きなお腹が目を引く人型の魔物で、左手に杖、右手に宝玉を持っている。
魔物を率いてダーマ神殿に攻め込みこれを占拠。本当の大神官である【フォズ】を捕えて洞窟の奥深くに幽閉してしまう。
そして自身は大神官に成り済まし、神殿にやってくる者達の力を奪った上で【ふきだまりの町】に落としていた。
また、ようやく外に出られると自分の下へやって来た決闘場の優勝者を一瞬で葬り去る、「人間はもう用済み、ここで死んでもらおう!」という台詞から力を奪った人々は最終的には皆殺しにしてしまうつもりだったことが窺えるなど、残虐非道さは作中でもトップクラス。
長い長いダーマ編を締めくくる最後のボスとして、プレイヤーの前に立ちはだかる。

グラフィックは【ほうらい大王】の色違いだが、クリア前なら実質彼専用のグラフィックでもある。

戦闘

【ダーマ神殿地下の決闘場】を勝ち抜くと、いよいよ総大将である彼との戦いとなる。
これが過去ダーマ編最後の戦いとなるため、十分な準備を持って挑みたい。
また、この戦闘ではフォズ大神官という頼もしい助っ人が戦闘に加わってくれる。

強大な魔力を持つ魔界の神官で、様々な呪文や特技を使いこなす。
1~2回行動で、通常攻撃の他に火炎斬り、念じボール、ベギラマ、イオ、マジックバリアを使用する。
ステータスも全体的に高く、特に【念じボール】は即死級の攻撃が二発も来るため極めて危険。
いくらフォズがダメージを肩代わりしてくれたりベホイミを唱えてくれるといっても、苦戦は避けられないだろう。
実際は念じボールの頻度と単体攻撃やベギラマがどれだけフォズに向かうかが大きい、運の要素が強い戦いである。

とまぁここまで聞く限りでは十分に強いのだが、実は一部の補助呪文に弱いという致命的な弱点を抱えている。
有効なのはラリホー・マヌーサ・ルカニ系で、これらはかなり高確率で効く。
そのため、ラリホーとルカニをかけて速攻で倒すのがセオリーとされている。
ただし、これらの補助呪文が高確率で有効なのは、こいつがマジックバリアを使用するまで。
これを使用されると補助系呪文は格段に効きにくくなってしまうため、速攻で眠らせて畳み掛けるのが得策。
また、最大MPが55と有限なので、戦闘が長引くと念じボールの使用頻度が上がってしまいますます苦しい戦いになる。
そういった意味でも短期決戦に持ち込むのが得策と言えるだろう。
ちなみに3DS版では、NPCが特殊会心を使える(約1/16確率で自身の攻撃力の2.5倍のダメージ、防御も無視)ので、フォズが会心さえ出してくれれば攻略は少し楽になっている。

実はアントリアにラリホーやルカニが有効だということは公式ガイドブックにも書いてはあるのだが、
普通はこんな大ボスにラリホーが効くなどとは思わないだろう。普通にプレイしている限りは強敵となることは間違いない。

こいつはプレイヤーを文字通り絶望の淵に叩き落とした張本人であり、怒りを覚えるプレイヤーも多いだろう。
当然ながら、仲間からの評判もかなり悪い。
マリベル「こいつを 倒すことに なんの ためらいもないわ。」
ガボ「チカラを うばってくれた お礼を たっぷり してやろうぜ! もちろん 剣とコブシでな。」
と、相当嫌われてる様子。

なお、【負けバトル】【イノップ】【ゴンズ】があれほどの強さを持っていたのは、
このアントリアが人間から奪った力を与えていたためなのだが、コイツ自身はあそこまでの反則的な強さを持っているわけではない。
もっとも、イベント戦でもないのにあそこまでの強さで来られてはそもそもゲームが成立しないので、そこは仕方の無いところだろう。
ちなみに、アントリアが倒されたことで「人間から奪ったチカラで魔王を強化する」という計画は失敗に終わることとなった。