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【おうごんのつめ】 - (2012/09/07 (金) 07:16:25) の編集履歴(バックアップ)


DQⅢ

Ⅲに登場する武器。手にはめる部分がツタンカーメンのマスクのような形をしている。
呪われてはいないが、持つものに災いが降りかかる。
所持していると(装備していなくても)エンカウント率が激増するのだ(3~4歩に1回ぐらい)。
ピラミッドのB1Fにある隠し階段の先にあり、機種によって階段の位置は違う。
攻撃力50で、FC版では武闘家最強装備であるが、高エンカウント状態がピラミッドを出てからも続く。
リメイク版ではドラゴンクロウや破壊の鉄球などもっと強い武器が出てきたが、
ピラミッド意外の場所では通常通りのエンカウント率になる。
その代りピラミッド内でのエンカウント率は1~2歩に1回くらいと非常に高くなる。
一度拾ってしまっても、ピラミッド内で全滅するか、捨ててしまえばまた元あったところに戻っている。
FC版では11250Gという高値で売れるので売り払ってしまってもいいかもしれない(SFC版以降は6000Gに値下りした)。
また口笛代わりとしてレベル上げに使うという方法もある。
どちらにしても回収した後呪文不可の戦闘を何十回もこなさないといけない(ピラミッドB1Fは呪文が
封印されているのでリレミトが使えない。しかもそのフロアにはあやしいかげが出てくるので
高レベルパーティでも危険である)ので、激しく面倒。

なおゴールドマンが稀にドロップする。こいつも高エンカウントに苦しんでいたのだろうか。

DQMBⅡL

その後の作品では登場していなかったが、バトルロードⅡレジェンドの「怒れる大地」で復活。
能力はちから:60 かしこさ:25 みのまもり:21 すばやさ:32。
全てのツメの中でもトップクラスの性能を誇るが、呪われておりたまに行動不能になる。
技は「正拳突き」と「呪いの波動」。
前者は呪いの力を込めた拳を敵一体に全力で叩き込む。威力が非常に高く、呪いの追加効果がある。
後者はツメに宿った呪いの力を解放し、敵全体を邪悪な爆発で包み込む。やはり呪いの追加効果がある。

どちらの技にも呪いの追加効果があるため、相手の行動を封じることに長けている。しかし自分も呪いで行動不能になるのは痛い。尚且つ、ボスクラスの相手に呪いは効きにくいため、使いこなすには工夫が必要だろう。なお、他の呪い系武器と違い、死神のたて・魔神のよろいとのセット装備技は無い。
これと【オリハルコンのツメ】をウェポンダブルスキャンすると【風林火山】になるため、そっちの面での需要は多い。

スラもり3

まじんのオノやほしふるうでわと同じく、三作目繋がりで登場したものと思われる。
トンガリこふんのイベントをクリアした後、再度トンガリこふんの最奥に行くと宝箱の中に入っている。
攻撃力は27で、船バトルの大砲で撃つと速く飛ぶ。時期的にも申し分ないスペック。
しかし担ぐと敵を呼び寄せる……などということはないので安心しよう。
それどころかスラもり3では幸運を呼び寄せる効果があり、デッキに入れるだけで船バトルで弾の供給が早くなる。
ただし、複数入れても効果は重複しないので注意。
終盤では威力27では物足りないが、それでも一個は入れておきたい。
ちなみに、説明文に「かつては伝説の秘宝だったが、最近は沢山出回っている」と書いてある通り、
モジャパン北西の列車に運ばれることがあるほか、終盤では多くの敵が使ってくる。
シヴァレル到達後、交易でこれを1個とふぶきのけんを3個ではやぶさのけんと交換できる。
また、船のせんしゅをレベル5にする際、1550Gに加えてこれを2個とふぶきのけんが3個必要。

アイテム物語

素材は実は黄金ではなく、魔界一の硬度を誇るとされるエビリアル鉱石から精製された「エビルメタル」という金属製との設定。

魔界で数々の新製品が開発されるも 暗黒回廊(ゾーマが魔界と人間界の行き来をするべく設けた一種のエレベーターみたいなもの)が不完全で結果的に半数ほどしか行き渡らない中
魔物が長年かけて精製に成功した貴重なエビルメタルをどうにかうまく届ける方法として、
まだ金属が溶けた状態でゾーマの禍々しい声を吹き込み 魔物に発見・回収させる為の目印にしようと言う案が直属の配下であるバラモスから出された。
かくしてそれを実行され 魔界から暗黒回廊を介してエビルメタルが人間界に運ばれたが行方不明になり、
十数年の時を経てイシス国に回収された。
何やら胸騒ぎがするので処分をとの反対意見も出たが、最終的にこれを如何に活用するか話し合いが行われた末に
その国で一番の武術の使い手であると同時に国で最も貢献した武闘家・アレックスに進呈する事が決まり
国お抱えの武器職人や鍛冶屋、彫刻士達によって丹精込めて黄金の爪へと姿を変えた。
前述通り厳密には黄金製ではないものの、回収したエビルメタルの風貌、及び出来上がった爪の黄金の如き輝きから当時のイシス国王・ファラ王が「黄金の爪」と命名した。
完成直後に魔物がイシスの付近にまで押し寄せて来た知らせを聞くやいなや
アレックスは出来上がったばかりの爪を手にキャラバンを襲っていた魔物の軍勢に単身奮闘するが、
いつまでも絶え間なく爪に… ゾーマの禍々しいメッセージが纏われたエビルメタル製のこの黄金の爪に寄りすがるように集まり続ける夥しい数の魔物に押し潰され哀れアレックスは命を落としてしまい、
特例として本来王族のみが埋葬されるピラミッドにアレックスの亡骸は黄金の爪と共に棺へと収められる事となった。

本編であるDQⅢにおけるこの武器の破壊力と怨念要素とがうまくピックアップされた外伝ストーリーだと思う。