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【ゼッペル】 - (2013/03/16 (土) 16:18:44) の編集履歴(バックアップ)


DQⅦ

DQⅦに登場するキャラクター。
過去のマーディラスの国王だが、後に魔物へと姿を変えてボスキャラクターとしても立ちはだかる。

来歴

過去の【マーディラス】の王。おそらく20代前半と思われる、非常に若い国王。
幼馴染の友人に、【ディノ】【ルーシア】がいた。
幼い頃、【ラグラーズ】がマーディラスに侵攻した際、ラグラーズ兵士長とマーディラス兵との戦いに
巻き込まれたルーシアが兵士とともに崖から落ち命を落としてしまったという過去を持つ。

「自分に力がなかったからルーシアの命を守ってやれなかった」

ゼッペルはこのことをずっと悔やみ続けながらこれまでの人生を過ごしてきており、
この想いと考えが「力」に対するゼッペルの考え方に大きく影響を及ぼしていた。
そうして彼はもう二度と何者にも屈しない強い力を手に入れるのだと心に決めていた。
そうすることが、幼き友へのせめてもの償いになると思っていた。

それから10年後、主人公がマーディラスを訪れる2年前に父王から王位を継承しており、
その後のわずか2年間で弱小国だった自国を徹底的に鍛え上げてみせた。
そうして魔法軍事国家となった後にマーディラスはラグラーズに復讐とも思える戦争を仕掛け、圧勝。
その際に、ほとんど兵士を殺さなかったのに、兵士長だけは殺したあたりさすがはⅦの登場人物。

ところが、彼はこれに飽きたらずさらなる力を求めて、ディノとも袂を分かつことになる。
この頃のゼッペルは両親や一部の民が少々行き過ぎと心配する程に力に固執しており、
長らく親交のあった【大神殿】との交流も一方的に断絶し関所を設けるなど、孤立を深めていた。
そしてついにはあまりの危険さ故に封印されていた究極魔法【マナスティス】にまで手を出してしまう。
この魔法の復活には魔物の手が介入しており、そうとは知らずに魔法を完成させたゼッペルは、
その姿を魔物へと変え、理性を失い暴走。自国を大陸ごと滅ぼしかけてしまう。
しかし、大神殿の大神官の協力を得た主人公一行に何とか止められ、正気を取り戻すことになる。

この一件で反省した彼が療養のために絵画を始めたことが、マーディラスを後の芸術の都へと変えたようだ。

ゼッペル戦(1回目)

究極魔法マナスティスを復活させ自らに行使したあと、城に戻る途中の橋の上で突如魔物に変貌。
理性を失った状態で、たまたま背後にいた主人公たちに襲いかかってくる。
魔物となったその姿は【リビングスタチュー】そのものである。ちなみにゾンビ系。
3DS版はリビングスタチューと比べて多少色が濃いめになっている。

完全2回行動かつ完全ローテーションで行動する。
行動パターンは、イオナズン → 通常攻撃 → 凍える吹雪 → 痛恨の一撃 → 通常攻撃 → メラゾーマ の順。

HP:40000、MP:∞、攻撃力:270、守備力:200、攻撃呪文に強耐性、補助呪文に完全耐性と、恐ろしい程の強さを誇る。
いわゆる【負けバトル】の一つで、通常は勝つことはできないし、勝ってもメリットはない。
ただし、上記の通り行動パターンが完全に固定なため、工夫次第では勝つことも可能。
素早さだけは37と低いので、パターンに填めてしまえば安定した戦いに持ち込むことができる。
とはいえ、準備と撃破にかかる膨大な時間とMP不足への対策が必須となるので、やり込み以外で挑む必要はないだろう。

ちなみに、これほどの強さを誇っていながらも『マナスティス』はまだ真の力を開放していなかったというのだから驚きである。

ゼッペル戦(2回目)

中空に浮かぶ王室を内部から破壊、体躯も一回り大きくなった状態で空中に浮いている。
そこに大神官が完成させたという『マジャスティス』を唱え、究極魔法の無効化を図る。
が、まだ『マジャスティス』が不完全だったために弱体化させて元の大きさに戻すまでにとどまる。
そしてとどめを刺すために今度は主人公たちから戦いを挑むことになる。

1~2回行動で、行動パターンはランダム。
通常攻撃の他に、メラゾーマ、ベギラゴン、氷の息を使用する。

ステータスは大幅に弱体化し、攻撃呪文にも軒並み弱くなり、補助呪文もルカニ系だけは有効になっている。
ただし、攻撃方法は弱体化したとは言えそれでも強力な上、素早さはこちらと同等程度まで上がっている。
特に攻撃呪文によるダメージが大きいので、マジックバリアを使って軽減するなどの工夫が必要。
攻撃は熾烈だが、こちらの攻撃は大半が有効なのが救い。ルカニ耐性に穴があるため、ひゃくれつなめも割と効く。
また、1回目とは異なり【どとうのひつじ】も有効なので、習得していれば強力なダメージソースになる。
1回目と同様にゾンビ系でもあるので、ルカニとゾンビ斬りを併用するのも効果的と言える。
味方のHPに気を配りながら戦おう。

ちなみに「とどめを刺す」ための戦いではあるが、元の姿に戻ったゼッペルの傷はそれほど深くなかったらしい。
この辺の耐久力の高さも、『マナスティス』の効果の一端だったのだろうか。