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【グランドクルス】 - (2013/01/01 (火) 16:56:18) の編集履歴(バックアップ)


ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場した技。本編DQの【グランドクロス】との混同に注意。
十字状になっている(またはその形状になるように構えた)刃などの武具を触媒に精神を集中させて自らの生命エネルギーを闘気に変換・集中させ、それを十字状の光線として放出する。
圧倒的な破壊力を持つ大技だが反面コントロールが難しく、一度使用してしまうと強烈な反動に加えて自らの生命力を一気に消耗してしまう為、
通常はかなり小さめに放出するのがコツとされている。
加えて、生命エネルギーが残り少ないとチャージに時間がかかり過ぎてしまう欠点もある。


かつて勇者アバンがヒュンケルを幼少期に教育していた頃、呪文が使えない戦士の為の切り札として伝授しようと披露して見せたが、
当時意固地の強かったヒュンケルは、「要は剣だけで敵を確実に倒せばいいから必要ない」と一笑に臥した。
然し、バルジ島での魔王軍総攻撃の際にハドラー?達に追い詰められた時、ヒュンケルは意を決してこれを切り札として試み使用。
また、竜騎衆の一人 陸戦騎・ラーハルトとの戦いでは、彼の必殺技『ハーケンディストール』を誘い込んで咄嗟に用意したアバンのしるしを【鎧の魔槍】と交差させてカウンターで放った。
いずれの時も放った直後は思うように動けなかったが、最大級の威力で放ちつつ自らも生き残る神業的なヒュンケルの戦闘センスを垣間見ると共に
彼の比類ない純粋たる闘志の片鱗をのぞかせる瞬間であった。

物語中盤で【ミストバーン】【鬼岩城】で襲撃して来た時に放とうとした時もあったが、それから暫くは出番がなく
【大魔王バーン】?との決戦の日、大魔宮(バーンパレス)においても何度か出番が出て来るが、【キルバーン】の殺しの罠(キル・トラップ)の究極呪法『◇の9(ダイヤ・ナイン)』には難なく弾かれ、
ヒムとの第2R時には既にさっきとモンスター軍団掃討に使用していたせいで、チャージが長引き不発に終わってしまったりと
物語後半はなかなか決め手になる機会に恵まれなかった。

だが、物語の最終盤でダイを除く全員がバーンに大魔宮(バーンパレス)の心臓部内に落とされた後、魔力炉と同じ材質で異常なまでの再生力と耐久性を持つそれに阻まれて万事休すかと思われたが、
アバンや疲弊しきったヒュンケルに代わってヒムが見様見真似でこの技を打ち放ち 見事脱出に成功。
最後の最後で大快挙を見せた。
因みに、この時ヒムはこの技の反動で散ったかと思われたが、満身創痍ながら生きのびていた。