*概要 隠された真実を映すと言われている伝説の鏡。 ドラクエでは多くの作品で重要アイテムとして登場する伝統ある道具。 しかし、作品を重ねるごとに重要アイテムどころか登場する機会がなくなっていっている不遇なアイテム。 おそらくエジプト神話の太陽神ラーが元ネタ。 *DQⅡ 犬に変えられたムーンブルク王女を元に戻すのに使われる。 なぜかムーンブルク城東の毒沼に沈んでいる。 当初は[[【風の塔】]]頂上の宝箱に入れる予定だったが、2人で風の塔を登るのは難しすぎたため、ここへ移動させられたらしい。 SFC版ではなぜかローレシア城の犬に使うことができる。 すると通常と同じメッセージが流れ、鏡はぶっ壊れてしまう(王女は出現せず)。 王女がいないとムーンブルク西のほこらが通れないので、こうなるとハマってしまう。気をつけよう。 *DQⅢ [[【サマンオサ南の洞窟】]](ラーの洞窟)にあり、サマンオサ王に化けた[[【ボストロール】]]の正体を暴くのに使う。 正体を暴いたときの「[[みーたーなあ?>【みーたーなあ?】]]」がベタ過ぎてちょっと笑える。 何故かほぼ同じ展開の[[【やまたのおろち】]]のヒミコへの変身は暴けない。おろちのカリスマ性が原因だろうか。 この矛盾点は何度もリメイクされた現在でも変わらぬまま。 *DQⅣ なぜか価値が暴落。ただのモシャス解除装置になってしまい、天空の剣の下位互換に。 しかもカジノの景品(2500コイン)!なんということだ! ついでに[[【マネマネ】]]のドロップアイテムにもなっている。 *DQⅤ [[【神の塔】]]という厳かな施設に祭られる。しかも試練付き。 [[【ニセたいこう】]]の正体を暴くのに用いる。もちろんモシャス解除も可だが…。 ここから凍てつく波動が出てきた(キラーパンサーや天空の剣で簡単に出せる)のであまり使われない。 *DQⅥ 「もう一つの世界」がテーマということもあって、このアイテムの価値が急上昇(そして最後の栄光でもあった)。 魔王[[【ムドー】]]の正体を暴くという大任をいただき、序盤の旅の目的になる。 場所も[[【月鏡の塔】]]で、ミステリアスなギミックで守られているというVIP待遇。 ムドーの幻術を打ち破った後でも、フォーン城で見た目には分からない背後の存在を見抜くのに役立ったりと、出番はちょくちょく用意されている。またトルッカの町の道具屋に買取を持ちかける事も可能だが、ひれ伏してしまうほど有名な宝らしい。 ちなみに、SFC版のみなぜかモシャス解除ができない。 *DQⅦ ラスダンでひっそり置かれているモシャス解除装置。 これを手に入れる頃には、[[【マジャスティス】]]等の呪文解除手段が揃っているので、使用価値は無いに等しい。 もちろんこれを使うイベントもなし。 ……なのだが、ラスボスであるオルゴ・デミーラが神になりすましており、ラーの鏡を使われて正体を暴かれないよう、予め手元に確保しておいたとする考察もある。 そうでなくとも、Ⅶのストーリーでは、このアイテムがあれば防げた悲劇も多い([[【レブレサック】]]とか…)。 *DQⅧ以降 なんと削除!一応、闇の遺跡に突入するために類似品が登場するが。 なんだ[[【太陽のカガミ】]]って!! 見た目もどう見てもラーの鏡です。ラーの鏡のプロトタイプか何かだと信じたい。 ちなみに、Ⅸでは今度こそ影も形も出てこない。 *DQMB スペシャルカードとして登場。使用者は[[【ムーンブルクの王女】]]。彼女が仲間になる頃には鏡は壊れてると思うのだが… まばゆい光で敵全体をマヌーサ状態にする。 通常のマヌーサとは別の状態異常として扱われているため、マヌーサは効きにくいがこっちは効きやすいなんてこともある。 敵によって使い分けると良いだろう。 モンスターバトルロードⅡでは同様の効果を持つ[[【正義のソロバン】>【せいぎのそろばん】]]が登場するが、効きやすさは別物である。 また、[[【レジェンドクエストⅡ】]]では必須カードとなっている。 *商品化 実際にラーの鏡という商品がエニックスから90年頃に発売されていた。 価格は1500円。もちろん普通の鏡で真実を映し出したりしない。現在では入手困難だと思われる。 ----