やり込みプレイの一つ。 その名の通りプレイヤーキャラ1人のみでクリアすること。大抵主人公(勇者)で行なわれる。 Iは当然一人旅なので、これがやり込みとして成立するのはII以降である。 だがIIやIV、VIIやVIIIは仲間を外すことができないので棺桶に入れておく必要がある。 VIもバーバラは外せないので彼女は棺桶に入れておかないといけない。 基本的に壁となるのは麻痺である。IIIから登場したこのステータス異常は一人旅において喰らったら 即全滅であるので恐ろしい。しかもFFなどと違って特に回避する手段が無いのも厳しい。 主流となったのはIIIからで、ルイーダの酒場で仲間を加えずに全編勇者のみでクリアというやり込みに挑戦する者が続出した。 しかしFC版IIIでは自動回復持ちのボスが多いので一人旅は非常に辛い。 一人旅におけるボス戦は基本的にこちらの防備を固めてからタイマンで持久戦に持ち込むのが定石だが、 FC版IIIのカンダタ(2)、ボストロール、やまたのおろち、バラモスは毎ターンHP100回復するので千日手状態になってしまう。 特にバラモスはHPが高く、仕様上般若の面を装備できないので最大の壁と言われている。 SFC版IIIでは勇者1人でバラモスを倒すとアリアハン王からご褒美を貰えたのでこれにより一気に知名度が上がった。 Vではモンスターを仲間にしない、という縛りプレイを導入すると、 ラインハットでヘンリーと別れ~山奥の村でビアンカ再会、グランバニア到着~石化され8年後に救出 までの間は必然的に一人旅になる。 しかしVで全体攻撃武器が登場し、さらにVIとVIIでは転職でどうにでもできるようになったので一人旅の敷居は低くなっているといえる。 VIIIではスキルシステムに変わったこともありやや難易度は高いが。 IXでは、III以来久々に仲間キャラがストーリーに絡んでこない(天使界などの描写を考えるといない方が自然なくらい)。 極論、IXからドラクエを始めたプレイヤーは[[【ルイーダ】]]の名前にピンと来ずに、 そのままスルーしてベクセリア→エルギオスまで行ってしまうこともありえなくはない。 そこまではなくてもIXの主人公はデフォルトでムチスキルを持っているので戦闘もしやすく、 縛りプレイとして一人旅を楽しむプレイヤーは他作品に比べて多いだろう。 堂々と一人旅プレイができるのは事実上(Iと)III、IXのみであろう。 他作品では「棺桶」行為を行わなくてはならず、ゲームとはいえ多少気が引ける部分がある。 ----