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【やまびこのさとり】 - (2013/01/15 (火) 01:23:36) のソース

*DQⅨ
Ⅸで登場した特技。
[[【けんじゃの秘伝書】]]を所持していれば使用可能になる。
味方1人を「呪文を唱えた直後に同じ呪文をもう1度唱える」状態にする。消費MPは10。
旧作品に登場する[[【やまびこのぼうし】]]とほぼ同じ効果であるが、こちらは6~9ターン経過すると効果が消えてしまう。
やまびこの帽子と同じく、呪文を2度唱える際のMP消費は1回分だけでよい。

はやぶさの剣などによる2回攻撃と異なり、山彦の悟りによる連続呪文は「2回行動した」とみなされる。
このため、単体呪文のメラ系・ドルマ系の場合、2回目の呪文詠唱で「[[【コンボ】]]が発生した」とみなされ、ダメージが1.2倍になる。
2人で連続して山彦ドルマドンを使えばそれだけで4コンボ=ダメージ2倍となる。
4人全員で山彦ドルマドンを使うとダメージ2倍のドルマドンを5発叩きこむ計算となり、合計ダメージは通常のドルマドンの13.7発分にのぼる。
また、行動回数が増えるので[[【ひっさつチャージ】]]が発生しやすくなるのもメリット。
山彦の帽子の強さを確実に継承した強力な特技である。

**弱点
一見万能そうだが、ターン経過で切れるのも含めて割と制限の多い特技だったりする。
例えば、マダンテやザオラル、ベホマなど一部の呪文はこの特技の対象外で、これを使用しても2度発動しない。
対象は最初しか選ぶことができないため、単体補助呪文や単体攻撃呪文などを2人に同時に使用という使い方はできない。
至極当然ではあるが、呪文限定なため特技は2回発動できない。
また、最大の問題点は秘伝書であるため、誰か一人にしかこの特技を持たせられないということだろう。
上記の「4人全員で山彦ドルマドン」というシチュエーションは、マトモな相手と戦っているならば夢物語に等しい。

**使用者
この特技の対象に選ばれた仲間は2回呪文を発動できるものの、誰に使用させるか?という問題も出てくる。
呪文中心のキャラに使わせると、使用したターンは呪文が使えないため短期決戦には向かない。

長期戦であっても即座に行動させたい場合でも他の仲間に使わせる方が効率が良い。
また、呪文使いより極力早く行動させないと、1回分の呪文を損してしまう。
そうなると呪文中心ではなく、素早さが高く、攻撃の中心よりサポート向けの職業に使わせるのが良いだろう。

それを考慮すると、[[【武闘家】]]、[[【盗賊】]]、[[【旅芸人】]]などが候補に上がる。
しかし、この特技が手に入る時期では旅芸人は少し能力不足と言える。盗賊はサポート目的ならいいが、若干戦力としては心細い。
そう考えると、最も適性があるのは素早さが12職中トップの武闘家と言える。
MPが最下位という致命的な欠点もあるが[[【さとり】]]スキルで補えばいいだろう。

また、呪文使いに最初のターンにこの特技が発動しない[[【バイキルト】]]や[[【フォース】]]、[[【魔力かくせい】]]などの補助行動を使わせるという手もある。
雑魚戦には向かないが、ボス戦であればこの戦法で使用者と対象者の素早さの差を補うことが出来る。
**対象者
最も相性が良いのは[[【賢者】]]で、素早さが平均的でベホマラーやスクルトなど2回発動の効果が大きい呪文が多いため、最も恩恵を受けられる。
攻撃魔力や回復魔力が半端のため行動回数で補うというのも戦い方として理にかなっている。
魔法使いと同様に攻撃呪文が得意なので、全体攻撃役やボス戦での単体攻撃呪文などでも活躍できる。

[[【魔法戦士】]]も素早さが低いため意外と相性が良い。
一見恩恵が少ないがピオリムの連続使用で素早さを加速させたり、ラリホーマなどの状態異常を2回連続で試行できるため敵を一気に無力化できる。

[[【魔法使い】]]は素早さが全職業中3位なので、最速の武闘家ですら確実に先制を取るのは難しい。
考察で述べたボス戦での戦術が最も良い。あるいは、武闘家なら素早さを極限まで高くし、魔法使いの素早さを抑えることである程度安定ができる。
ある程度の補助も得意だが、呪文使いの中では最も火力があるため主に攻撃呪文による殲滅が主となるだろう。

[[【僧侶】]]は成長段階の間は良いが、素早さが高めで、ベホマなどの全回復呪文を覚えてしまうとあまり恩恵を感じにくくなる。
ダメージと違い回復量には限界があるため無駄に回復してしまうことも。しかし連続ザラキーマは下手な攻撃よりも強いため、クリフト戦法は向くか。
節約目的で使うというのも一つの手段のため、決して僧侶と相性が悪いわけでは無いが上記の職業よりは必要性が薄いと感じられる。

[[【スーパースター】]]は申し訳程度の攻撃呪文が使えるが、そもそもパーティに使われない可能性も高い。
起動役にしても呪文役にしても弱すぎて論外である。
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