ことわざ。何かを始める前には準備や用心をしておけば、 転んだ時に杖をつくように失敗しないという意味。 ……なのだが、トルネコの大冒険においては実際に杖として登場する。 他の杖と違い、最初から回数0で、仮に回数を増やして振ったり、投げたりしても効果は無い。 その真の効果は、ことわざの通り「持っていると転ばなくなる」というもの。 転び石の罠はアイテムをばらまくだけでなく、貴重な[[【聖域の巻物】]]が貼り付いてしまうので、 これを持っているといないとでは安心の度合いが段違いである。 ただし、もっと不思議のダンジョンでは同じく回数0の[[【ザキの杖】]]があるので、 未識別の杖をザキと早合点して祈りの巻物を使わないようにしなければならない。 トルネコ2では落とすと割れる[[【壷】]]の存在から、更に重要になっている。 ただしこの杖自体を壷に入れておくと効果を発揮しない。 ザキの杖はこの作品から回数があるようになったので、間違えることは無くなった。 なお、戦士トルネコになると杖を振れなくなるが、この杖の転ばない効果だけは例外。 トルネコ3では再び回数が0に戻った他、相手に当てると転ばせる効果が付いた。 アイテムを持っているモンスターを転ばせるとアイテムを落とすが、 アイテムを持っていないモンスターを転ばせてもアイテムは一切落とさない。 「風来のシレン2」など他のダンジョンゲーと違ってアイテム稼ぎには何の役にも立たないが、 ポポロにおいてはモンスターを仲間にするのに転ばせるのが有効だったりする。 というのも、アイテムドロップが生じたモンスターは例外除いて絶対に仲間にならないという仕様があるからだ。 ダースドラゴンなどドロップ率が異常に高いモンスターを仲間にしたければ、この杖を投げてとどめを刺すのが有効である。 転びの石像や水ゾーン(異世界の迷宮46~50F)のグレートマーマン対策になるので持ち歩きの重要度も相変わらず高いが、 転ばないのは魔法の一種らしく、マホトーンの石像で無効化されるのが玉に瑕。 他のアイテム同様呪われていると転倒を防げない。しかも振っただけでは呪いの判別ができないのも嫌らしい。 ちなみにヤンガスではリストラ。 やはり杖をつくのは中年や老人であり、少年が持つには相応しくないのだろうか。 と言うより、アイテムを落とす罠が転び石で無くなった事が最大の要因だろう。 ----