ⅣとⅤを跨いで登場する、世界を統治する竜の神。 「天空城に居ながら世界の全てを知ることができる」らしいが実際はただ天空城に居るだけ。 目立った活躍もしてないどころか数々の失態を犯し、そのくせ態度はやたら尊大だと感じるプレイヤーは非常に多い。 Ⅳでは天空人の女と木こりが恋に落ちたことに怒り、木こりに罰(=死)を与え女を天空に連れ戻す。 だがこの二人の子がⅣ主人公であり結局世界を救ってもらう。皮肉というか都合がいいというか…。 Ⅳ主人公にとっては普通に父の仇であるのだが、最後まで復讐どころか追求すらされることはなかった。 リメイクでは父を殺したのは部下の天空人の仕業と言うことを匂わす記述があり、直接手を下したという描写はぼかされたが、 仮にも全知全能の神としてはどっちにしろ監督不行届である。 本編では最後の方でちょこっと登場し天空の剣をパワーアップしてくれる。 が、「私でもデスピサロを止められない」「私とて全能ではない」とか情けない事を言って、あとは放任主義。どうやらいい加減な性格のようだ。 Ⅴでは人間に憧れ、ボブルの塔に力を封じてプサンという人間に化身していた。 曰く「人間もいいものなのかも知れない」らしいが、そんな心変わりを見るたび彼に殺された木こりが不憫でならない。 出会うのは青年時代後半で、トロッコの無限ループに20年間ハマっていたらしい。 20年前というと大体主人公が奴隷になった頃なので、ゴールドオーブが失われたのはその少し前。 つまり天空城では一大危機が発生していたのにも関わらずトロッコで遊んでいたことになる。何やってんだ…。 その間に天空城は落ちて魔王が力を伸ばしたりと、とても世界を統治する神とは思えない失態。 「知られざる伝説」ではコリンズと接触しているためトロッコ洞窟で何年も回っていたと言うのは嘘かもしれないが、 どのみち作品を通して醜態を晒した事に変わりない。 おかげでⅤの主人公はすごい苦労をするはめになった。何だかすごいのかすごくないのかよく分からない神様。 その償いとしてか、[[【天空のベル】]]を手に入れると足代わりに顎で使えるようになる。 でもやっぱりイブールは倒してくれないし魔界にも来てくれない。本当は弱いんじゃないの。 リメイクではEDでグランバニアの祝宴にも堂々と参加。 ダンスの時にもまだ酒が飲み足りないのか抵抗していたがドリスに強引に連れてこられる。神ともあろう物が俗に染まりすぎだ。 人間の姿になる為に力を封じて居たのかと思いきや、普通に人間になれるようだ。何のためにボブルの塔まで行かされたんだか…。 プサン時のモデルは恐らくドラゴンボールのシェン。神様であることを含めて色々と共通することが多い。 ⅥではEDの卵から生まれたのがマスタードラゴンという説もあるが真相は不明。 リメイクで語られることを期待するプレイヤーも多かったが、特に追加エピソードは無かった。 Ⅶの神さまとの関係は不明だが、とりあえず無責任さでは二人ともいい勝負である。 キャラバンハートで登場した同名モンスターについては[[【マスタードラゴン(モンスター)】]]を参照。 ----