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【とくぎ】 - (2013/06/17 (月) 00:25:31) のソース

DQⅤからモンスター専用で搭載され、DQⅥで本格実装されるに至ったシステム、および戦闘中のコマンド。
[[【呪文】]]とは似て非なる、キャラの技能のこと。
「とくぎ」の項目を選ぶと、現在習得している特技の一覧が表示され、その中から1つを選んで放つことができる。

DQⅤ以前、魔法使い系キャラは多彩な行動をとることができたが、戦士系キャラは基本的に通常攻撃一辺倒で、単調な戦闘をすることが多かった。
そんなマンネリを脱却すべく、DQⅥからは「特技」が本格的に実装された。 


特技の総数は、呪文に比べると遥かに多い。 
「呪文」が「世界共通言語」的な性質を持つのに対し、「特技」は「キャラ独自の技」という性質を持っているからだ。
もちろん、頭数自体が多いということは、それだけ多種多様な特技が揃っているということであり、全ての性質を正確に把握するのは至難の業である。 

分類は、呪文と同じく「攻撃」「補助」「防御」「回復」「移動」の5つだが、[[【かぶとわり】]]のように、複数の性質を併せ持った特技も存在する。 

また[[【属性】]]については、呪文よりもかなりややこしいことになっている。 
まず、呪文における炎の[[【メラ系】]][[【ギラ系】]][[【イオ系】]]に加え、一部の特技専用の[[【炎系】]]が存在し、 
同様に氷にも[[【ヒャド系】]]の他に、これまた一部の特技専用の[[【吹雪系】]]が存在する。 
これにより、「ギラは効かないのに炎は効く」とか「ヒャドは効かないのに吹雪は効く」という、よく分からない敵も出てくる
(DQⅨでは、メラ系と炎系、ヒャド系と吹雪系が統一され、改善された)。
他にも、[[【いなずま】]]は[[【デイン系】]]かと思いきや[[【イオ系】]]、
[[【せいけんづき】]]と[[【さみだれけん】]]と[[【がんせきおとし】]]が同じ[[【岩石系】]]にまとめられているなど、
よく分からない分類にされていることも多い。
この辺、スタッフの迷走ぶりが窺える。 

一部を除いてMP消費が0の特技が多く、それでいて呪文と同等かそれ以上の威力・効果を出せる場合が多いので、呪文の立場を完全に食ってしまったという、罪な存在でもある。
特に攻撃系においては、ほぼ特技の圧勝状態である。
呪文の威力は、一部の作品を除いて完全に固定であるのに対し、特技は素の威力が高かったり、攻撃力やレベルによってどんどん威力が上がる場合が多いためだ。
「ラリホーよりも甘い息」、「メダパニよりもメダパニダンス」、「バギクロスより真空波」、「攻撃呪文より回し蹴り」、「メラゾーマよりも剣の舞or双竜打ち」などなど、散々な言われ様である。 

内容も多岐に渡り、剣技、格闘技、息攻撃、踊り、歌などなど…様々な特技が、戦闘を彩ることになった。 
これらは、呪文に比べて封じる手段に乏しい。せいぜい、追い風で息攻撃を跳ね返し、踊り封じで踊りを封じることができるくらいだ。 
だから、呪文よりも圧倒的に使いやすい。ローリスクで使っていけるので、使わない理由がない。
けれど、たまには攻撃呪文の存在も思い出してあげてください。


ちなみにDQⅦ以前では、どう見ても斬れそうにない杖を装備して剣技を放ったり、格闘技であっても武器の攻撃力が上乗せされたりと、色々と突っ込みどころのある仕様だったが、
DQⅧ以降では改善され、その特技に対応する種類の武器を装備していないと、その特技は使用できなくなった。 
剣技なら剣を、斧技なら斧を。対応する武器をきちんと用意したい。
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