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E165 産業育成準備 草稿 - (2010/09/14 (火) 03:16:39) のソース

*E165 産業育成準備

**§1.通信事業とは

今回の産業育成計画において発展のターゲットとなっている通信事業について、
まず最初に行うことはどのような業態を想定するか、である。
一口に「通信」といってもインターネットやナショナルネット、電話やFAX、
範囲を広く取ればテレビやラジオなどの放送関連までも含まれる。
越前藩国に限ればインターネットが極めて発達しているが、国を離れれば通信
インフラの事情は様変わりする。
国内での活性化のみに絞るのであれば考慮する必要は無いが、産業そのものの
発展という目標を据える以上、グローバルな展開を想定した計画を立案すべきである。


**§1.1 キャリアの事業 => 通信回線の敷設と管理
キャリアとなる企業は、通信事業の基盤となる通信回線の敷設と管理を行う。
通信回線は有線、または無線を取り扱い、共通して必要となる中継局や交換局の
設置のほか、有線であればメタル(金、銅などの金属製)回線や光ファイバーの
敷設、無線であれば認可された範囲の周波数の割り当てや無線局の建設などを行う。 


キャリア事業者はサービスの受給者に対して、より安全で、確実で、快適な通信網
の提供を行うことを理念として企業活動を行うことが求められる。

常に留意すべきことだが、キャリア事業者は利益の最大化を目指す企業でありながら
公共的な責任を持つライフラインの提供者である。
安易な商業主義に陥ることなく、自らが多くの民の通信を担う存在であるという自負
を持ち、まず利用者の利益を第一に考える謙虚さを持たなければならない。


**§1.2 サービスプロバイダの事業 => 電話、ネットワークプロバイダ、放送、

サービスプロバイダはキャリア事業者によって提供される通信インフラを元に、
利用者に対して具体的なサービスを提供する企業である。

公衆回線に由来する電話、インターネット網に由来するネットワークプロバイダ、
電波により広域に情報提供を行う放送局もサービスプロバイダの一面である。
サーバマシンなどを集約管理してより安価に安心・安全な情報資源を提供するデータ
センターや特定のアプリケーションの機能に限定して提供を行うアプリケーション
サービスプロバイダ、Webサーバなど一部の情報資源に限定して提供するサーバ
プロバイダなどもこのサービスプロバイダに含有される。

キャリア事業者を食器に例えるならばサービスプロバイダは料理であり、利用者に
対してより直接的な影響を与える事業となる。
キャリア事業者同様、高い企業倫理と公共サービスの提供者であるという自覚を持ち、
拝金主義に代表される即物的な価値観を廃するべきである。


**§2.産業育成計画

**§2.1 通信の基幹技術 => 光ファイバ、高高度PF、通信規格の標準化
 まず始めに行った事は、通信規格の標準化であった。

 帝國各国に通信インフラを整備するとなると、越前藩国の企業による生産だけではとても追いつくものではない。涼州・土場・になし・星鋼京等の企業とも取引が必要となる。しかし、それらの国で別々の規格が乱立するようでは、相互接続性を確保できない。

 そこで、規格標準化のためのコンソーシアムが設立された。
 コンソーシアムには土場の経済グループ参加国(つまりは帝國全藩国である)の企業が参加し、帝國における通信規格の標準化を行う。参加資格は帝國全藩国にあるが、実際には高物理域に強い越前・涼州・土場・星鋼京・満天星国、そして半導体産業を興すになし藩国の企業が中核となっている。

 また、この組織は各企業で開発された通信機器間の相互接続性を検証するための下部組織を持つ。この下部組織の働きにより、規格の制定だけはなく、実際の検証によって相互接続性を確保している。

**§2.2 通信インフラの種類

 通信インフラといっても、実際に使われる技術は様々である。

・メタル線: 銅線による通信回線。古くから電話回線として使われている。広帯域通信には向いていない。
・光ファイバー: 通信インフラの主力であり、藩国間・都市間の基幹回線で主に使われ、近年では通信拠点から各家庭への末端回線での利用も進んでいる。ただしメタル線よりも高価であるため、過疎地域では採算が取れず普及していない。
・広帯域無線通信:光ファイバでは採算の取れない山間部などの過疎地域にて、その代替として利用される。山頂などの見晴らしの良い場所に中継局を設置したり、中継局として高高度プラットフォームを利用する場合もある。
・光無線通信:レーザー光を用いた通信技術。地上局と高高度プラットフォーム、または高高度プラットフォーム間での通信で用いられる。

 これらはそれぞれ初期費用、維持費用、導入までの期間、通信帯域に一長一短があるため、各国・地域での通信需要・人口密集度に応じて使い分ける必要がある。

**§2.3 通信インフラの整備

**§2.4 国策事業から民間へ

**§2.5 次期事業計画 => エージェントとかいろいろ


**§番外:高高度PF
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