文殊概論
序文
「文殊」は、アイドレスのプレイヤーデータを記録・閲覧・各種処理を行うWebアプリケーションです。
文殊が持つデータは多くの吏族たちによって管理され、公式な記録と見なされます。ぽち王女のお言葉を借りれば「ニューワールドの礎」と呼べるでしょう。
文殊が持つデータは多くの吏族たちによって管理され、公式な記録と見なされます。ぽち王女のお言葉を借りれば「ニューワールドの礎」と呼べるでしょう。
この文章は、IBPにおける文殊についての講義に先立ち、黒埼がその講義内容を整理するために書かれました。また受講者にとっては、文殊を切り口として語られる、アイドレスにまつわる一連の(一部はWebアプリケーション開発に関する)テーマについて、その概観として用意されます。
1章では、文殊とプレイヤーの関わりから、文殊がどのように使われ、なぜ便利なのかを論じます。その中で、文殊におけるデータの管理方針と、データベースの効用について理解が進むでしょう。
2章では、文殊が「何を預かっているか」について説明します。現在、文殊のデータを管理している組織は紋章尚書・金庫番・アイテム図鑑ですが、これらは縦割りで管理されているためか、その全貌を把握している人は案外少ないようです。前シーズンからのプレイヤーにとっては既知の内容が多いでしょうが、初心者の方は、これを見てアイドレスの規模に驚くかもしれません。
3章では少々アイドレスから離れ、文殊の裏側・技術的側面からの解説を行います。この章を読んだ後なら、『文殊構築ガイド』の理解を深める事もできるでしょう(が、それが必要な人はあまり多くないはずです)。
また、この章では文殊の裏側でどんなタスクが生じ、黒埼がどう働いているかも解説します。運用の手間はゼロでこそありませんが、結構自動化もしています。
また、この章では文殊の裏側でどんなタスクが生じ、黒埼がどう働いているかも解説します。運用の手間はゼロでこそありませんが、結構自動化もしています。
4章では再びアイドレスに戻り、「設定上の文殊」について解説します。ゲーム内でも、NW全体の戸籍データベースとして「設定上の文殊」が存在するのです。「国際的な戸籍データベース」というファンタジーな存在について、黒埼による定義を解説します。どうぞ、あなたの国の政策で活用して下さい。もちろん、これら設定についてプレイヤーから意見を受け付け、改善していきたいと考えています。
目次
§1:文殊とは
§2:アイドレス2と文殊
§3:文殊の技術的構成
§4:設定上の文殊