解答例訂正問題 - ITパスポート試験2009秋期 まとめWiki

国家試験としてはかなり異例の解答訂正が行われた。

その問題は（問題用紙を持っている人はわかると思うが）
問題60「うま味」の問題である。
2chのスレではうま味がスレ名に抜擢されるほどの大祭りとなっているが、
今回解答が追加された理由はこうだ。

（著作権の関係上問題用紙を引っ張って来れないのでIPAの過去問からご覧ください）

ウはフラグ、つまり特定のビット列に意味を持たせて、特定のビット列の数が0の時、
1の時に何らかの権限を与えるという物で、過去問にはこれとは異なる形式ではあるが問題が出題されていた。

エは一見すると不正解のように見えるが、2進数の考え方を用いると
十分加算・減算が可能となり、これが今回解答の追加対象となった。
ただし、2進数で1（甘味）に11（うま味）を足すと110になり、
111（塩味）から1（甘味）を引くと110
つまり、うま味と塩味が理論上同じ値になると言うのがこの辺は少し理解できないところであるが、
2進数の考え方がIPAに評価されたことは2ちゃんねらーの努力なのかもしれない。

つまり、問60の解答はウとエの両方あると言うことになる。

22日の解答追加

2回も解答が修正される国家試験はもはや末期ではないのだろうか。

と考えてしまうが、再度解答が追加された。
IPAの説明曰く、問12に複数の正解があり、初め「ア」としていたが、「ウ」も正解になったとのこと。
ちなみに大原の解答速報では「ウ」が正解として提示されており、
国家試験指導大手の大原が情報処理推進機構に凸したのかもしれない。
さすがに理論のない屁理屈ばかり並べていては、
重要な受験料の収入源である大原の受験生を失いかねない・・・とでも考えたのだろうか。
おそらくこの2回の解答追加により、
この2問に関しては問題に正解する確率が2分の1になり、合格率が向上する可能性は言うまでもない。
ちなみに、基本情報技術者試験についても同じく
解答追加の発表を行い該当箇所を全員正解（+4*2＝8点）とした。
なお、ITパスポート試験は1問10点（実質1点）のため、合格基準に足りないギリギリの人が
奇跡で合格するぐらいで、それ以外はおそらく大差ないと思われる。