ジャファル - ファイアーエムブレム用語辞典

ジャファル

烈火の剣に登場するアサシン。
黒い牙の「四牙」の一人でほとんど感情がなく
淡々と任務をこなす姿から「死神」の異名を持つ。

キャラクターとしての初登場はエリウッド編18章(ヘクトル編19章)の「魔の島」
ネルガルの悪事をヘクトルに報告しようとしたレイラを裏切り者として粛清する。

ここだけを切り取るとかなりの悪人だが、エリウッド編23章(ヘクトル編24章)「四牙襲来」で
傷だらけで隠れ家にたどり着いてニノに介抱されてからは
徐々に心に変化がみられるようになる。
実際のところ彼は赤子の頃ネルガルに拾われ、無感情のまま命令に従って生きてきただけ。
そんな彼がニノの優しさに触れ、真っ当な人間として「生まれ変わる」事ができたのは幸運だった、と言えるだろう。

ユニットとしての初登場はエリウッド編26章(ヘクトル編28章)「夜明け前の攻防」
ベルン王子ゼフィール暗殺を中止してニノを脱出させるためにマップ中央～左下で
たった一人で黒い牙の追っ手を相手に孤軍奮闘する。

難易度ノーマルならそうそうやられることはなく、装備がキルソードなのも相まって
一人で周辺の敵を殲滅してくれるが、ハードの場合はマクシム他上級職の敵兵が
強化されていることも相まっていくら死神といえども長くはもたないため
早めに自軍ユニットを向かわせて救出してあげたい。
同章ではニノを仲間にすることができ、仲間入りしたニノでジャファルに会話することができる。
ここで会話をしておくことで次章が分岐する。
心無い人形のような人殺しのジャファルとそんな人殺しにも
純粋な眼差しと思いで語り掛けるニノのやり取りは感動すること請け合いである。

ユニットとしての性能は力がカンスト寸前の19で
初期上級職剣歩兵にして守備が15もあるため、ある程度なら壁役もこなせるが、
HPは高くないので過信は禁物。

支援は王道のニノのほかには黒い牙絡みでラガルト、上述のレイラの件でマシューとも支援がある。
どの支援も人としての心を持ち始めるジャファルの姿を見ることができる。

ニノと支援Aの場合はエンディングで結婚。2人の子供に恵まれるが、
黒い牙を狙う賞金稼ぎに見つかってしまい、家族を守るため
いち早くニノの元を離れてしまう。

「俺には心がない。
　喜びも悲しみも怒りも恐れも、俺は知らない。
　だが今は・・・怖い。ニノを残して死ぬことが、怖い。」