スコット - ファイアーエムブレム用語辞典

スコット

封印の剣第9章に登場する敵将。クラスはバーサーカー。
西方三島の賊であり、彼らを討伐すべくエトルリアから派遣されたロイ軍を迎え撃った。
顔グラは、モヒカンの2列バージョンとでもいうのか、頭の両側に黄土色の髪が走るほぼハゲ頭、たらこ唇に顎鬚、紫色でボロボロの裸ベストという野人スタイル。
かのマギー・ローズの色違いというか、スコットこそが以降も形を変えて継承されるデザインの初出である。

自分達は島民を守っており、ロイ軍の方こそ賊であるとフィルに吹き込んでけしかけるなど、以降の同じ顔グラのアホ達と違って狡猾。
フィルとの会話時の口調も気のいいおっちゃんっぽく、演技派である。
フィルには親切にしており、彼女はその恩に報いるべく行動を共にしていたのだが、スコットの狙いは彼女の持つ倭刀であり、隙あらば奪い取って売っ払おうとしていた。
ちなみに倭刀の売値は600G。狡猾＆演技派で賢い反面、どうやら鑑定眼は無いようだ。…アレな発想だが、フィル本人の方がよっぽど価値があるのではなかろうか。
ちなみにフィルといえばノアどの発言で有名だが、彼もしっかりスコットどの！と呼ばれている。

武器はキラーアクスと手斧。パラメータは控えめで、力は部下の戦士より低かったりするが、バーサーカー＋キラーアクスであり、無策で突っ込んだりするととんでもない必殺率で頭をかち割られる。
手斧に持ち替えても相当な必殺率を誇るため、育ったディークやルトガーで確実に回避したい。

ところでスコットの会話イベントには相手役に名無しの部下が登場するのだが、この部下の顔グラフィックは後に登場する敵キャラであるスコーランと全く同じである。
名前を呼ばれるシーンがないので本人なのか、顔グラを流用しただけなのかは不明だが、前者だとすれば後の展開から考えて、彼は少々複雑な境遇にあることが分かる。