ここだけ異能集う海上都市
異能作品工房“パーフェクト・トゥウィンス”
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異能作品工房“パーフェクト・トゥウィンス”
ガブリエル・ミラーとガブリエラ・G・ミラーの工房兼自宅。都市の郊外にある洋風の豪華な一軒家。他人に自分たちの仕事が出来ると考えていないため、他の従業員は存在しない。
納期破りや追加料金に加えてあの性格なので、店主自身の評判はすこぶる悪い。良い作品のため、と客自身を実験台にすることすらある。
同業者からは“自分たちの商品の原理を知られたら、絶対に同じかそれ以上の物が作られる”という畏怖の対象。そのため業界の横のつながりが希薄。なお二人は気にせずグイグイ同業者に絡みにいく。
同業者からは“自分たちの商品の原理を知られたら、絶対に同じかそれ以上の物が作られる”という畏怖の対象。そのため業界の横のつながりが希薄。なお二人は気にせずグイグイ同業者に絡みにいく。
作品の幅は広く、工場の機械からインテリア、物騒な品まで大概のものを請け負っている。
知名度は一般人には無いものの、異能による一点物の工房としては有名。主に上流階級や民間組織が顧客であり、アンダーグラウンドな者からの仕事も多い。そういった人物を選んでいる訳ではなく、逆に顧客を全く気にしないが故。二人は報酬と“可能かどうか”しか考えていない。たまにそれで二人自身も酷い目に遭う。一方、公的機関からは人気が無い。せいぜい、個人的な依頼がある程度だろう。納期や予算にお役所は厳しいのである。なんなら容易に犯罪組織に与しうる立場と見られている。たまに捜査を仕掛けられるが、“包丁で事件があったかて、包丁職人が裁かれるか?”という理屈で毎回逃れている。
知名度は一般人には無いものの、異能による一点物の工房としては有名。主に上流階級や民間組織が顧客であり、アンダーグラウンドな者からの仕事も多い。そういった人物を選んでいる訳ではなく、逆に顧客を全く気にしないが故。二人は報酬と“可能かどうか”しか考えていない。たまにそれで二人自身も酷い目に遭う。一方、公的機関からは人気が無い。せいぜい、個人的な依頼がある程度だろう。納期や予算にお役所は厳しいのである。なんなら容易に犯罪組織に与しうる立場と見られている。たまに捜査を仕掛けられるが、“包丁で事件があったかて、包丁職人が裁かれるか?”という理屈で毎回逃れている。
悪評の多い“パーフェクト・トゥウィンス”だが、それでも客足が途絶えないのは“できる物なら何であろうと完璧に創り出す”というブランドがあるため。たとえどんなことがあろうと、顧客の意見を無視してでも完璧に完成させる。異能を十全に使えずとも、科学の最先端を攻める技術力は、人々の心を掴んで離さない。完璧な双子の店にようこそ。ここは世界の全てがある場所。難しい、失敗、机上の空論、そんな言葉だけがありません。「さあ、注文をお聞きしようか」『あなたは私たちに何を望む?』
作品一覧
━━機械仕掛けの躰(ドール・オブ・パーフェクション)━━
彼と彼女の機械で作られた躰。“完璧な人形”ではなく“完璧の人形”。身体の表面は全てこれに置き換えられているが、14歳の頃と大して外見は変わらないらしい。作品製作に必要な道具が全て仕舞われている。特に武装は無いが、蹴りやパンチで人間の頭くらいはトマトみたいに潰すことが可能。しかし、その出力を利用して逃亡することの方が多い。
彼と彼女の機械で作られた躰。“完璧な人形”ではなく“完璧の人形”。身体の表面は全てこれに置き換えられているが、14歳の頃と大して外見は変わらないらしい。作品製作に必要な道具が全て仕舞われている。特に武装は無いが、蹴りやパンチで人間の頭くらいはトマトみたいに潰すことが可能。しかし、その出力を利用して逃亡することの方が多い。
━━機械仕掛けの安楽椅子(ソファ・オブ・ヘブン)━━
動く人をダメにするソファ。その上だけで生活できる、というコンセプトで作られた。見た目はでっかいイソギンチャク。もふもふで肌触り最高な触手……もとい毛布が搭乗者を包み込む。乗っている者の脳波を読み取り、指一本動かさず毛布の毛が動く。その上、移動時の揺れが一切無いため安眠が可能。実際ここで生活したら、機械の躰でも無い限り運動不足で天国からのお迎えが早まりかねない。そのためこの名が付いた。ガブリエルとガブリエラは、作品製作と外出以外の時間は大概ここにいる。
動く人をダメにするソファ。その上だけで生活できる、というコンセプトで作られた。見た目はでっかいイソギンチャク。もふもふで肌触り最高な触手……もとい毛布が搭乗者を包み込む。乗っている者の脳波を読み取り、指一本動かさず毛布の毛が動く。その上、移動時の揺れが一切無いため安眠が可能。実際ここで生活したら、機械の躰でも無い限り運動不足で天国からのお迎えが早まりかねない。そのためこの名が付いた。ガブリエルとガブリエラは、作品製作と外出以外の時間は大概ここにいる。
━━機械仕掛けの皮肉(スキン・オブ・マッスル)━━
ぴったりとした長手袋にしか見えないが、装着者の運動能力を大幅に増強する。正確にはパワードスーツに近く、装備者の負担を肩代わりしていると言った方が正しい。500kgの重量を軽々持ち上げ、ナイフを投げれば弾丸のように飛んでいく。
売却作品。比較的小さい作品で作りも単純なため、ここの作品の中ではかなり安価。なお購入者は「いやこれがお安いとかアベレージどうなってんの!?金持ちの中ではポンと出せちゃう金額なワケ!?」と絶叫したとか。
ぴったりとした長手袋にしか見えないが、装着者の運動能力を大幅に増強する。正確にはパワードスーツに近く、装備者の負担を肩代わりしていると言った方が正しい。500kgの重量を軽々持ち上げ、ナイフを投げれば弾丸のように飛んでいく。
売却作品。比較的小さい作品で作りも単純なため、ここの作品の中ではかなり安価。なお購入者は「いやこれがお安いとかアベレージどうなってんの!?金持ちの中ではポンと出せちゃう金額なワケ!?」と絶叫したとか。