WANS - ここだけ異能集う海上都市

WANS

世界を股にかける民間警備会社。読み方は“ワンス”。仕事は要人警護や犯罪者の捕縛といった治安維持活動から、防衛戦争であれば友軍まで請け負う。実態は傭兵に限りなく近い。公共機関のみを顧客とするよう定めており、一般人の依頼は不可能。
その歴史は、40年ほど前にとある島国が海に沈んだことから始まる。軍部はこの状況下でも国のために戦うつもりで入った新兵たちを見捨てられず、民間警備会社として生きながらえることを選ぶ。当時の司令部が最後の演説で兵士たちに語った「We are never sink！」という言葉が、社名の由来になっている。
今のところ、国軍時代からの兵士のみが本社“WANS”の幹部になることができる。彼らは支社に赴任することも多く、発言力が強いため、いる場合はその支社の実質的リーダーを担う。
元々島国のため海軍が強く、海軍出身の幹部や海軍が母体となった部隊が力を握っている。
一介の民間警備会社とは思えないほど、多数の軍事兵器を所有している。その中の一つ、巨大な空母が“WANS”の本部となっている。
ちなみに、既に気に入った異能名が無い限り、先輩などから新しくつけられるという伝統がある。基本的に軍事関係の用語が入ったものが多い。

• ソナーテクニシャン

ミア・ウォール

WANS・C

“WANS”のフロア・セントラル駐留部隊。読み方は“ワンス・シー”。セントラルの警察機構と協力関係にある。
海軍、空軍による領土警護と、陸軍による内部の治安維持が主な業務。
歴史は比較的長いが、一般人に知られるようになったのは“史上最悪の動乱”により、戦力の需要が上がって規模が拡大してからである。

海軍部門

主に軍艦を主力とする。主な業務はフロア・セントラルの領土警護。最高権力者は“モイラ・ポストヌーン”。
一般的に“WANS”は海軍が実権を握ることが多いが、内部の治安が安定しないセントラルでは、陸軍が社内政治でも優勢であった。しかし、“WANS・C”にモイラが赴任してきたことで、海軍部門が発言力を急速に伸ばしている。今では陸軍と空軍の領分にも、時折介入するようになった。

• 幕僚長

モイラ・ポストヌーン

陸軍部門

主に異能歩兵部隊と陸上兵器部隊から構成されている。実質的な最高権力者は、異能歩兵部隊隊長“トム・ファン・チャージャー”。
数年前は社内での発言力は一番高かったが、海軍にモイラが赴任したことで、海軍の発言力が上昇。海軍による介入も増え、部門間でのいざこざが発生している。

異能歩兵部隊

“WANS・C”の異能による戦闘を専門にする部隊。小回りが効き建物の損傷を抑えられることから、セントラル内での主力部隊である。セントラル出身の異能者を数多く雇用している。経費削減の一環で、危険の少ない補給班はアルバイトも雇用している。

特に強力な異能者である“メアリー・ブライアン”、“黒雲母　空子”、“护　龍塚”は“三兵”と称されている。同僚の間では、誰が一番強いのかという議論が度々持ち上がる。実際に戦うならば、メアリー＞空子＞龍塚＞メアリー＞…の完全な三すくみ。三人に直接聞くと「一番強いのは隊長」という答えが返ってくる。

• 隊長

トム・ファン・チャージャー

• オペレーター

メアリー・ブライアン

• 隊員

黒雲母 空子
護 龍塚

陸上兵器部隊

“WANS・C”の陸上兵器による戦闘、及びその研究開発を専門にする部隊。あまり出番は無いが、犯罪組織が跋扈するセントラルではなくてはならない存在である。

• 所属兵器

奴弓 撫子