中央高原都市ディレッタ - 一次創作世界:ウィステリア【8/19更新】 | ウィステリア@Wiki

ディレッタ

地理・気候

神都ラディエンから西に約10日の旅路。
標高約3900フィートの高原に広がる都市国家。
周囲は風の強い草原と段々畑、遠方には雪を抱いた山脈が連なる。
夏は涼しく乾燥しており、昼は日差しが強いが、夜は冷え込む。
この寒暖差と澄んだ水が果実の甘みを強め、果実酒造りに適している。

歴史

元は「修道と祈りの都市」と呼ばれ、神官たちが神へ仕える場として栄えた。
しかし300年前の飢饉により、神殿はブドウや月桃果の栽培を始め、やがて酒造が生き延びの要になった。
神に仕えるはずの神官たちが「禁酒の誓い」と「生き延びのための酒造り」の間で葛藤。
しかし、ディレッタを訪れたウィステリシアが「この酒を作り続けるように」と、ディレッタの酒に祝福を与えた。

結果として、ディレッタの酒は「聖なる酒」として神都に献上されるようになった。
今では「修道と酒」の二本柱で栄えた独自文化を持つ。

特産品

月桃果：淡い紫色の果実。冷気を帯びる風の吹く斜面に実り、甘酸っぱく、発酵させると淡い銀色に光る酒となる。
暁の葡萄：夜明け前に摘むことで香りが高まるとされる。
ワインに似るが、甘味と渋味が濃厚。
氷泉水：山腹から湧く硬水で、酒造りに不可欠。
ディレッタの泉は「女神の涙」と呼ばれる。