鉄の千年財団事件


概要

鉄の千年財団に裏切られた科学者レンダ・S・ファージは、自分を陥れたアイザックの目的を暴こうと奔走する。
何も知らぬ傭兵達を他所に、無法大陸ネストで財団の思惑は交錯する。

第1章 薄闇

ある日傭兵達に舞い込んだレンダからの依頼。
それはネストの自称国家ガウェインの工廠調査に同行、違法な武器製造を暴き工廠を破壊して欲しいと言うものだった。
目的地に到着し、早々にレンダと傭兵達が工廠に足を踏み入れると、警備システムが作動。
工廠に閉じ込められ、出現する敵勢。一行が走りこんだ工廠の奥に有ったものとは・・・

第2章 篝火

エネルギー流動に異常の見られた火山の調査。原因を見つけ、それが害悪になるならば排除せよとの依頼。
レンダは調査に乗り出し、護衛、討伐に傭兵達の力を借りる。
「調査などと言うが十中八九ヤツらの仕業」と自らを裏切った財団のメンバーの名を上げるレンダ。
火山の中腹に向かうと、案の定そこには財団の走狗であるヒューマン・ブレイン・バトルマシン「バロン
と、アートマンの契約型召喚獣であった「鉢屋」、そして引き連れられた魔物や機械が居た。
火山に屯するバロン、鉢屋の目的とは。

第3章 月影

前回の事件から数時間後、街の宿屋で宇宙に飛び去るシャトルを発見。
宿屋の女将の言葉から、それがアイザック達である事を確信したレンダは、シャトルを用意。
傭兵達を呼び集めて宇宙に飛び出すが、月面基地に辿り着く直前で敵に遭遇。
襲撃によりシャトルを失い、基地内部に逃げ込む。
密かに月面に存在していた基地で待ち受けるものは・・・。

第4章 鉄血

突如、ネストの東南に位置する監獄島と島上の全動植物が宇宙からの砲撃により、鉄塊と化した。
砲撃の元は、前回月から分離した月面基地の一部。機能を停止し軌道上を彷徨っていたと思われていたが
突如起動、砲撃の後惑星の地表に向かって前進しているという。
基地に取り付けられたスティール・オーガン砲が睨む目標とは…

最終章 母と姉

ネストに現れた、二機の大型要塞兵器「ライニグング」。大陸の一部を焦土に変えながら、咆哮し破壊する一対の巨人。

行進する巨人の行く先には何が有るのか?意味の見えない破壊の果てにどのような思惑が隠れているというのか。
事件の根幹に座す4機と二人の思索は誰にも知られずに、絡み合い、消えていく。
最終更新:2013年12月02日 20:10