鉄の千年財団(ロボティクス・アイアン・ファウンディーション)



概要


「機械人至上主義(マキーニズム)」を唱えるロボット工学者達が立ち上げた、国も立場も超えお互いの技術を提供しあい切磋琢磨する為の機関。



ネスト大陸で起きたある事件を機に、リーダー、幹部を次々に失う。
現在は幹部級、リーダー格の人物を新しく運営されている。

代表者


アレキサンドリア・カトー・アイザック

45歳、男性。
黒く、ボサボサしているのかトゲトゲしているのか分かりづらい短髪と青髭、丸眼鏡と笑顔が特徴の男。
いつも笑顔の絶えない見た目爽やかな45歳。不健康な生活を貫き通している割に健康的な外見。
機械人至上主義のあまり研究事故で失った自身の体の幾部分かを機械で補っている。
四肢及び皮膚、筋肉が既に人工物に取り替えられている。
「鉄の千年財団」をゆくゆくは「鉄の千年流国(アイアン・ロボティクスリバーランド)」に成長させようと画策。
まだ夢の段階としては、流国の先に「鉄の千年帝国(ロボティクス・アイアン・フェデレーション)」が有る。
夢の国のねずみのような語尾「ハハッ!」が人の耳に強く残るらしい。

とある事件を機に、突如暴走。目的不明の破壊行為を繰り返した後、死亡。
大型要塞兵器「ライニグング」と運命を共にした。



代表補佐(外交官)


R(ライオ)・B(バートン)・ヴァリニアーノ

28歳、男性。
鉄の千年財団副代表。通称ロボティクス・ヴァリニャーノ(巡察師)。
有翼人の男性であり、始祖鳥のような爬虫類じみた大きい羽を背中に一対持っている。
それ以外は普通の人間…なのだが、鋭い眼光と薄い唇によりよく「ヘビのような男」と評される。
フィンチを着用したブロンドロングストレートの男。細面。
皮肉屋で、憎まれ口を叩いては他の顰蹙を買うためアイザックによく注意される。
アイザック曰く「頭のお堅い愛国技術者達から「技術だけは一人前」って言われてるよ。ハハッ!」だそうです。
お役目は巡察師と呼ばれる監視員。何を監視するかと言えば、特に決められていないとか。
元々「裏切り者」だの「利益にならない不心得をするもの」を監視しろと言われていたのだが団体がフリーダムすぎてそんな事態にはなかなかなってくれないらしい。
そのおかげで本人は「研究に没頭していられるのでラクチン」だと。
体にはアレキサンドリア以上の機械化(サブリメーション)が施されている。

スティール・オーガン砲を使用した「鉄化作戦」時に傭兵達と交戦し死亡。


財団幹部


プラティナ・アジャイル

25歳(?)、女性。
褐色の肌、見られた人間全ての背筋を凍りつかせるような鋭い眼光と黒く艶やかなウェーブヘアが特徴の女性。
種族は人魚(マーメイド)であり、ブリリアント・グリーンの鱗を体の各所に持っている。
寡黙で、他人の言葉を自分だけで勝手に解釈し間の抜けた(意味不明な)対応をする事で有名。
例を挙げれば「夕飯を作ってくれ→それを作るロボットを用意する」「ポジションが悪い→股間を蹴り上げる」
「君の性格を生かした外交を頼む→外交官の前で数時間故郷の名物ダンスを披露する」
「廃材を全て排除しといてくれ→研究所ごと焼却」などなど。
それでも技術に関しての実績は有り、そうそう厳しい措置を取らない機関なのでなかなか追い出されたりしない。
上記二人のようなサブリメーションを体には施しておらず、補助ロボットやパワーアーム(人工筋肉)などで雑務を解消する。

ライオとの共同作戦時に強化外骨格「ベスパ」を装着して応戦、戦死している。


アートマン・マルティネス

250歳、男性。
下半身の暗褐色の体毛と山羊の頭部、上半身の屈強な筋肉が特徴の・・・というよりデーモンの男性。
寡黙なプラティナと仲がよく、その彼もまた寡黙。
傍から見て二人が話している様子は、二人以外には「テレパシーでもしている」ようにしか見えない。
人間や、その他の常識的膂力を持つ種族達のようにサブリメーションが必要無く、雑務は己の身でこなす。
野暮用をこなすスピードがとても速い事と、その容姿から「アートマンの部屋にはクリッターが住んでいる」ともっぱらの噂。
凶暴そうな容姿に反して、やる事と話す事(はあまりないが)は団員いちまともと言っていいらしい。
趣味は裁縫。褒められると山羊鼻をぶるるっとふるわせながら顔を赤らめるとか。

ネストの自称国家ガウェインにおいて、機動兵器の開発に関わっていた工廠に
保管されていた機動兵器「サンクションズ」を駆り、破壊活動を行おうとするも
討伐(調査)の任を受けていた傭兵達によって食い止められ乗機を破壊され
機体の爆発に巻き込まれ死亡している。




レンダ・シリンダ・ファージ

20歳。女性。
ボサボサの腰まで伸びた長髪、ビンゾコ眼鏡と大人かどうか疑わしい程の低身長に喋り方、性格が特徴。
そしていつも赤い白線ジャージの上に白衣を着込むというだらしなさ。全長120cm。(シークレットブーツの嫌疑あり)
日夜戦闘用ロボットの製作に砕身しており、試作型を披露しては完成型を見せずに次を作る事もある。
過去、いろんなロボットを戦闘テストと称して傭兵達にぶつけたり、傭兵達に追従させたりしていた。
結果、ロボットの元々の性能を考案する事よりも傭兵達の能力や事象を学習、トレースする能力の開発に着目。
現在はマンスパイドを改造した原子力搭載ロボット「ゴースター」を護衛に付けている。
その体にどれほどサブリメーションされているのかは定かではない。
最終目的は「機械で人類を幸せにする事」。

アイザックに加担した「ゴースター」は重罪人として解体される。



ラジャダム

カメのような容姿を持つ黒色のロボット。
「ボール・バルフェー研究所」より輩出された意思を持つロボット。
自身がロボットでありながら、ロボティクス研究機関である千年財団に身を寄せ科学者と名乗る。
サブリメーションせずとも元々全身が機械であり、団長達からは羨ましがられているらしい。
「マンチェスター・メモリ事件」にて大破。百数十年の稼働時間に終止符を打った。
最終更新:2012年03月27日 20:11