概要

カティアによって産み落とされた卵。
一抱えもある大きな卵で、ウズラの卵のような土色に茶の模様がある。
殻はかなり頑丈で、一般人が石の上に叩きつけた程度ではビクともしない。魔法に対しても耐性があり、それゆえに卵を温めるときは大量の炎属性魔力を必要とする。

母親が置かれていた状況から人間とのハーフであると思われるが、鳥の鳴き声が聞こえたり中から卵をつつけていることから純血の鳥人族と同じく鳥の姿をとっていると思われる。
そして中は双子らしい。

希鳥達の奮闘によりカティアの故郷へと届けられ、後日無事に双子の男の子が孵った。

ティマフが言うにはもういつ孵化してもおかしくないらしく、中からはつつく音や鳴き声が聞こえる。

「コツコツ」
抱っこしてたらよく聞こえてくる。中から爪で卵を叩いているらしい。
卵が熱すぎたり逆に熱が足りないときもこの音を出すので、不満を感じた時のサインらしい。

「ぴぃぴぃ」
希鳥が子守唄を歌っているときによく聞こえる鳴き声。子守唄に合わせて歌っているようだったり、歌をせがむときにも鳴く。

「ぴょぴょ」
中にいるもう一羽の鳴き声。上の子よりも自己主張しない性格らしくあまり鳴かない。
そのおかげでキチョウもティマフも双子だと気づかなかった。

登場

2010年9月20日ティマフの長編〜渡り鳥の里帰り(2)〜
プロローグとエピローグにのみ登場。
慣れない希鳥ティマフにおっかなびっくり世話されながらも、愛情込めて温められていた。

2010年10月23日ティマフの長編〜渡り鳥の里帰り(4)〜
始終希鳥に抱っこされていた。終盤でガルシアの本心を引きずり出すためにユカリスによって崖から投げ落とされるが、ガルシアティマフ達の奮闘により無傷で済んだ。
この荒業により里へ引き取られる。
最終更新:2012年03月27日 20:17