ドラゴン


概要


「竜(りゅう)」とも呼ばれる。
蝙蝠のような巨大な翼を持ち、鋭利な爪牙と頭部に角を備えた巨大なトカゲに似た魔物
アースガルド大陸においては太古から現代まで存続を続けている種族の一つとして知られる。

属性によって外見のみならず、生態なども大きく変化するが「雑食性で巣穴を拠点に狩猟・採取生活を行う」、「両性具有で性別の概念が無い」、「あまり群れを作らず単独生活を行う」、「口から強力なブレスを吐くことができる」という点で概ね共通している。
動物並の知能しか持たないレッサードラゴンを除けば知能は人間並で人語を解し、操ることもできる。
その絶大な能力から「最強の生物」の名を欲しいままにしている。

加齢によって脱皮を行い、その度にランクと呼称が変化し、それに応じて能力も高まって行く。
ドラゴンは非常に長命で1000年以上生きるとされているが詳しい寿命は不明。

通常の爬虫類同様に卵生だが育児を行う点が決定的に異なる。
子供のドラゴンは成体になるまで親と共に暮らし、やがて親元を離れて自分の住処と縄張りを求めて旅立って行く。
発情期が短く、サイクルも長いため個体数の増加は非常に緩やか。
また、人間などとの争い、病気、事故などで死亡することも珍しくないため年々減少傾向にあるとされる。

全てのドラゴンは神竜ギルガメッシュを祖としており、種として誕生した時から「完全な存在」であり、完成されているとされる。
交配によって世代を経るごとに種としての能力や性質が劣化し、弱体化するという特徴を持つ。
特に近親や異なる属性同士での交配を行った際にはそれが顕著な形で現れる。
その結果レッサードラゴンや亜竜などの劣化種を多数作りだし、現在に至っているとされる。

現代のアースガルド大陸においては多くのドラゴンは人間との交流に消極的で人里離れた場所に巣を構えてひっそりと暮らしている個体が多い。
これはドラゴン達が数で勝り、団結した人間の軍団は非常に厄介であることを知っているため。
アースガルド大陸の最大の竜の里である「ドラゴンズヘヴン」においてもウルド王国ラケシス帝国ウェルダンディ王国との間では相互不可侵が暗黙のルールとなっており、「人間の領土への侵犯」は厳禁。

ドラゴンのランク



神竜(ドラゴンロード)


ドラゴンの中でも最高位。
該当するのは全ての竜の祖とされるギルガメッシュのみ。

ドラゴンのランクの中でも別格で普通のドラゴンがどれだけ長く生きてもこのランクを得ることはない。

古竜(エンシェントドラゴン)


1000年以上を生きたドラゴン。
別格であるドラゴンロードを除けば最高ランク。
その戦闘能力は規格外の域で核兵器に匹敵する戦力であるとすら言われる。
各ドラゴン種の長達はほぼ例外なくこのランク。

偉竜(グレータードラゴン)


500年以上生きたドラゴン。
エンシェントドラゴン程ではないが絶大な能力を持っている。


老竜(エルダードラゴン)


200年以上生きたドラゴン。
ドラゴン達の常識ではこのエルダードラゴンからが成体、つまり大人。
親元を離れ、独り立ちをする。

ヤングドラゴンと比較しても能力差は歴然。

若竜(ヤングドラゴン)


単に「ドラゴン」とも呼称される。
生まれて200年未満の子供で親と共に暮らす。
下位ランクであり、知能と飛行能力を除けば能力はレッサードラゴンと大差ない。

劣竜(レッサードラゴン)


別格。
前述の種としての劣化を繰り返し、飛行能力と知能を失っている。
通常のドラゴンとは別種として扱われることもある。
竜種の中では繁殖力が優れているため個体数は最も多く、アースガルド大陸全土に広く存在している。





最終更新:2012年08月20日 17:41