デンドロン・ヴリコラカス


分類


古代種/寄生妖樹

属性


属性
木、聖
苦手な属性
風、雷、死、精

概要


寄生樹の魔物であり、その見た目は無数の蔦と枝が絡み合った球体。
宿主に取り付き根を張り巡らせて体液や体力、魔力を奪いながら成長していく微弱な神性の持つ独特の気と精霊の気を併せ持つ謎の魔物。
取り付く前は視聴覚などを持たないが、宿主を取り殺した後宿主の視聴覚をジャックしそこでやっと視聴覚を手に入れることが出来る。
ちなみに嗅覚、味覚、触覚は元から持っていない。

成長の最終段階で宿主を殺しその遺体を骨組みとして人型になり、ヒトを無差別に襲う。
しかしながらデンドロン・ヴリコラカスが襲撃するのはヒトと呼ばれる生命体及び機械、ゴーレムのみであり、他の魔物や精霊・妖怪・神などの類に襲い掛かることは稀。

知能はないように見えるが、標的をきっちり選ぶなどある程度の知能は持ち合わせている様子。
またなんらかの神性の加護を受けており、火にも強ければ強靭で力も強く再生能力持ちで厄介。

ずっと昔にシャリム大陸で絶滅した魔物に良く似たものがいるが、関係性は不明。
ごく最近になって突如世界中で発生するようになった。
複数の男女から構成されるグループに引き連れられている所が目撃されており、何者かが人工的に生み出した魔物なのではと推測されている。

その素性はメリアスの能力で古代種の植物系モンスター、“寄生幻草”サンダノンをベースに生み出された魔物。
ヤドリギをモチーフにしている為か、製作主との交信機能及びメリアスの技の一部の使用及び彼の加護を受けることが可能。

主な技・魔法


「寄生」
宿主にとりつき、根を張り巡らせて体力と魔力を頂く。

「飛蔦」
全身を構築する蔦や枝を伸ばして相手を捕縛したりしばいたり。

「突刺し」
蔦の腕を槍のようにして相手に突刺す。

「絞め殺し」
強靭な蔦で対象を締め付ける。
ある程度成長していないとできない。

「クリューソス・ヴェロス」
自身の若い枝に魔力を纏わせ光の矢として放つ。
木属性魔術で飛来スピードが速い。

「イオス・クレーネ」
体内に溜め込んだ複数の毒を何十倍にも増幅させ、成分を凝縮・混合した毒液を生み出し放つ。
ダメージはほぼないが、相手を多数の状態異常にかけることが可能。

「イオス・キッソス」
蔦の腕を槍のように相手に突き刺し、上述の「イオス・クレーネ」で生成した毒液を相手に直に注入する。
より強力な毒の効力を持っており、殺傷力もかなりのもの。

他にも個体により様々な技や魔法を扱う。

主な特殊能力・技能


「魔物」
魔物に特別な効果のある技・魔法・能力の影響を受ける。

「木霊の加護」
普通の植物とは思えないほど堅く、ある程度の火ならば平気で耐える。
雰囲気もどことなくこの世のものとは思えない不思議なものをまとう。

「共感能力」
周囲の精霊や残留思念などの声を聞く力。
強力なものになれば、生きている人々の声を一度に聞くことすらできるという。
反面、周囲の意思に流されやすくなったり、精神的汚染に弱くなる。

「交信」
交信能力があり、通信機代わりにされることもある。

「水属性吸収」
冷気を用いたもの以外の水属性魔法を吸収する。

「毒無効」
毒が効かない。

「木、地属性無効」
木及び地属性攻撃を無効化する。

「聖属性耐性」
聖属性攻撃に若干の耐性を持つ。

「死属性弱化」
死属性にとても弱い。

「風、雷属性弱化」
風、雷属性にとても弱い。

「再生能力」
自己再生能力を持つ。
再生スピードは速め。

ちなみに


  • 名前の由来は「デンドロン」→ギリシャ語で「木」、「ヴリコラカス」→ギリシャ語で「吸血鬼」。ヤドリギの渾名である「吸血鬼の木」から。
  • 元ネタは半寄生植物であるヤドリギ。時に宿主を枯らしてしまったり、絞め殺すこともあるらしい。
  • 中ボスっぽいのがほしかったので作成。
  • メタ話になるけど、ヤドリギの特性にちなんだ致命的な弱点がある。
  • その弱点は貫通攻撃などによる寄生元の破壊である。寄生する対象が居ないor寄生しきるまでに攻撃しきれれば何も出来ない。

最終更新:2013年10月02日 00:27