ヤシュム

【種族】 スカルデーモン(アンデッド。生前は魔人)
【性別】 女性
【属性】 ),
【所属】 夜の眷属の城,カミラ傭兵ギルド

概要


最近になって傭兵ギルドに加担するようになった非常に無口な女剣士。
フルネームは「ヤシュム=ファラシア」。年齢は20代中頃くらい。
琥珀色の瞳に翡翠色の長髪を結い上げ、一部をお団子にして蝶の髪飾りをつけ、残りをポニーテールのように垂らしている。
右耳の近くから生えた大きな角が特徴でかなりの長身、スレンダーな色気の少ない体格。
どうやら砂漠の国の出身だったのか纏う衣服はどことなくアラビアンな踊り子のようなへそ出し衣装に巻きスカートといったいでだち。

本体は角を生やした悪魔のスケルトン“スカルデーモン”で、右耳の近くから大きな角を生やし、左頭部に穴の開いた漆黒のスケルトン
ボロボロの紫色のグラデーションローブにマフラーのようなマントを羽織っている。
上記の踊り子のような人間態はヤシュム自身が膨大な魔力を用いて生前の姿を再現したものである。

元々は悪魔と呼ばれた魔人であり、放浪を続けながら剣の腕を磨き各地をたった一人で放浪していた旅の剣士であった。
しかしながら旅中にとある砂漠の魔物討伐任務を受けた彼女は、魔物の巣窟である死の砂漠へと足を運ぶものの返り討ちにあってしまう。
彼女が向かった砂漠は輝石大陸内でも屈指の難所である「ヴェーヴァ砂漠」……。
そう、彼女へ依頼をよこした人物は最初から彼女が依頼を達成するとは思わず、魔人である彼女を始末しようと考えた末に彼女にこの超難度の依頼を持ちかけたのだ。

その後、あまりのもの怨念と執念からスカルデーモンとして擬似蘇生を遂げた彼女は、他の不死者たちのように死の砂漠を彷徨うアンデッドとなる。
死後何年経った後だろう、もはや日課となっていた自身を狙う聖騎士を追い払った所で自身を見上げる少女がいることに気づいた。
少女は異形だった。……いや普通に生まれた生命体であるかも怪しかった。まるで幾つもの生物を無理やりをかけあわせたようなつぎはぎだらけのおかしな魔物。
異形の少女はこういった。あなたはとても寂しそう、それなら自分の配下にならないか?と。

少女に興味を持った剣士は、その申し出を受け少女の従者となった。
孤独には慣れていたが、あまりに慣れすぎていて退屈だったから他人の元につくのも悪くないと思った。
現在は主であるミリヤの為に外界の情報収集及び有能な魔物や不死者のスカウトを兼ねて傭兵業に身を投じる日々を送る。

得物は生前から愛用していた三日月のような長い曲刀。
その身朽ちても曇ることのなかった刀を扱い、果敢に敵と戦う。
どちらかというとスピードと技巧を重視するタイプだが、全体的にバランスがいい。

性格は非常に寡黙かつ冷静沈着というか、無骨で無愛想を極めておりぶっちゃけて怖い人。
無欲そうに見えるが実際は多くのことに無関心であるから無欲そうに見えるだけで、自身の欲望には素直なタイプ。
かなり割り切りが早く、ドライで警戒心も強く他人を寄せ付けなさそうな孤高な性格。
ずっと剣士として生きてきたので女性らしさは皆無で男っぽい。
剣を握って命の駆け引きをしていると生きているということを実感できるらしく、戦ってる時が一番幸せという少々危ない面を持つ。

口調


非常に無口で口を開くことは稀。
口調自体は女性らしさが欠けた武人口調でまるで男性、もしくは機械のようである。
だけど別に操られたりしているわけではなく、素でこんな感じ。
ミリヤの従者であるものの、特に様付したりとかはせず呼び捨てもしくは主(ぬし)と呼ぶ。

無口なものの、心の声は割と流暢である。

会話例

「………ヤシュム、そう呼べ」
「主(ぬし)に報告を……」
「………必要性を感じない」
「……斬る」
「……情けを捨てろ」
「趣味?……剣を振るうこと」
「……敵は敵だ」
「………?」
ミリヤ……なんだ、きていたか」
「……これを握ると生きていることを実感できる。まだ剣士で有れる」


主な技・魔法


主に剣を扱う剣士系アタッカー。
魔力は全て擬似肉体の構築と維持と探知などの戦闘補助に回しているため攻撃魔法は使えない。
永き修行にて培われた洗練された舞うような剣技が特徴。速く、重い。

随時追記


主な特殊能力・技能


「アンデッド」
「不死者」の特性を持つ闇の魔人、夜の眷属。
その身は闇の陰性霊素に満たされているが故に生命活動を停止している。
他者を食らい、その活力を得なくては存在することが出来ない生と死の狭間に生きる者。

性質上、光や聖属性による攻撃や浄化の力を持つ攻撃に弱い。

「生命力探知」
目に映る対象の生命力を探知可能。
狩猟のために夜の眷属が持つ能力。

「霊能力」
限定的ではあるものの、幽霊や精霊の類を視ることが可能。

「命なきもの」
生命力を持たないもの。生命力に関する技・魔法・能力を無効化する。

「剣術・上級」
剣術の心得がある。 かなり熟練した技術を持ち合わせる。
特に突き攻撃による一点集中の攻撃を得意とする。


「体術」
剣術がメインであるものの、当身などの格闘技の技術も持っている。
ただし我流。


「感知」
研ぎ澄まされた剣士の感覚。
相手の殺気や微かな物音にも反応できるほど非常に敏感。


能力値


体力:概念なし
魔力:A
 魔法攻撃力:E
 魔法防御力:B
腕力:A++
 物理攻撃力:A+
 物理防御力:B
知力:C
素早さ:A++
命中:A

ちなみに


  • ヤシュム→アラビア語で「翡翠」の意味、ファラシア→アラビア語で「蝶」を意味する「ファラーシャ」のもじりから命名。
  • 従者になっちゃったけど骸骨剣士のアイデアはソロモンさんから頂きました。ありがとうございます!!

最終更新:2018年01月15日 01:37