ドラゴンフライ
「私のステージはいつもExtremeなの!さあ楽しんで!あなたたちの歓声でこのステージを埋めるのよ!!」
概要
春暁の非戦闘員化において不足した戦力を補うべく開発された第二世代4号機。現在の末っ子。
キールら……ではなく男性陣の強い要望により妖精を模した黄緑色のロングヘア、深緑の瞳のかわいらしい小柄な少女の姿をしている。
ロングヘアをお嬢様結びにし、平時はかわいらしいフリルのヘッドドレスに白を基調としたロリータファッションに身を包んでいる。
キールらはたくましい妹をと望んだのだが、徹夜明けの
ヴィルジールの狂乱によりとんでもない電波娘が出来上がってしまった。
とはいえ戦闘用の最新機であるが故か兄
白梅、
マリンスノウ同様戦闘能力は非常に高い。
姉同様の空戦特化のスタイルに、不可視の音や音波を自在に操る凶悪な能力を備える。
戦闘時はアンプを仕込んだ戦闘用の武器や防具パーツを装備し、ステージを自在に飛び回る。得物はマイクを兼ねた長槍。
特筆すべきは音を自在に増幅させる力による音の防壁。これにより物理系の飛び道具の接近を許さず音や風属性の攻撃を無力化する。
他にも特殊音波により人間よりも聴力に優れた動物や魔物を洗脳し操る力を備え、呪歌を操る音属性のスペシャリスト。
弱点は高速機動と小型化のために装甲を極限まで削っている点で紙装甲。攻撃さえ通れば対策はしやすい。
他にも音操作を装備品に頼りきっているため、装備品を身につけていない状態ではちょっと普通の人間よりも強い少女となってしまう。
アイドルを志望し、普段からそれらしく振舞っている。マネージャー募集中。
戦闘を私のステージと捉え残忍な音波兵器を振るい殺戮を齎す。間違いなく歌姫ではなく破壊神である。
ちなみに歌は壊滅的に思われるが普通に歌えばそれなりには上手。
ただし殺戮ショーをステージと捉える彼女はそのことに気づかずアンプを用いて破壊音波にしてしまう。
性格
ハイテンションでやかましく、電波が入った思考回路がショート寸前な性格。周囲の面々も彼女の思想を理解できるものは少ない。
喝采願望に溢れている。ちやほやされ、愛されかまってもらうのが大好きで仕方がない。それ故に多くの人間に愛され喝采されるアイドルを志望している。
夢に対する思い入れは非常に強く、アイドルになる為ならばいかなる努力も惜しまない努力家だがそもそも大きな所でえらい勘違いをしている。
またアンドロイドの癖に自身の容姿に対しても並々成らぬこだわりがあるようで可愛い洋服や髪形に夢中になる年頃の少女らしい感性を備える。
反面歌姫(ディーヴァ)ことリアルアイドルな
希鳥には嫉妬心ばりばり。
ただマリヴィンの大事な人、一派にとって大事な人という認識があるのは確かで「マリヴィンの
お嫁さんになってアイドル引退して幸せに暮らして欲しい」と思っている。
戦闘及び破壊活動を自分のステージと捉えており、討伐隊である傭兵たちも破壊活動に巻き込まれる
一般市民もみんな観客や盛り上げ役だと思っている。
ドを遥かに超えた無邪気かつ残忍な危険思考を持ち合わせ、ステージというものはエキサイティングな危険なものであるものという認識。
彼女の言うステージを沸かせる歓声は犠牲者の悲鳴と怒号。バックダンサーは共に襲撃をしかける同業者や友達もしくは能力で洗脳した魔物や動物。
観客がステージで踊っているというのは巻き込まれた人々が襲撃に逃げ惑うことを指す。
破壊兵器と貸した歌に耐えられる人間は少なく、兵器に巻き込まれ死んでしまう人間が多数の中私の歌が魅力的すぎて昇天してしまったんだわ!とガチで思っている。
その為自分のステージを最後まで楽しんでくれる相手には強い関心を抱く。
思考がぶっ飛び、何を考えているか解らないもののマリヴィン一派の女性陣には懐いている。何かと自分のステージを見てもらいたいと画策中。
末っ子であるが故か他のヴィルジールの部下の面々にも可愛がられており、派手なスタイルを好むのは兄二名の悪影響。
派手派手しい
マリンスノウや優しい
姉3人+
兄のことは好きだが、ぶっきらぼう厨二な
白梅はやや苦手。
ヴィルジール及び
BBは女の子の尻に敷かれるだめだめなヘタレ男という認識。
同じような立場にある
ローズ直属の部下である
ローゼンリッターに対しても目上の人たちという認識が強い様子。
フュンフツェーンのことは大事な友人であると思っており、彼女の音楽活動を応援している。
またノインやズィーベン、フィーアのことはお姉さまであると思っているらしい。
主な武装・技・魔法
「私の歌を聴きなさいッ!」
自身の声を能力で増幅、破壊音波として放つ。
破壊音波は不可視の衝撃波として相手を襲う。
「私の歌に震え喜びなさいッ!」
相手の体自体に破壊音波、低周波を浴びせて内部の臓器などから破壊してしまう。実質防御力無効の凶悪な技。
エネルギー消費が激しい上に、発動時に地ならしのような低い重たい音が響く為ノーモーションというわけでもない。
「私の美声に酔いなさいッ!」
人間の耳に入らぬ特殊音波を発して魔物や動物を洗脳する。
音波の遮断及び状態異常解除の魔術や能力、技により洗脳は解除される。
人間並みかそれ以上の知能を持つ魔物(元人間であるなど)にはほとんど効果がない。
「マイクアクションは激しく」
武器であるアンプ込みの槍による攻撃。
相手に攻撃を放つ瞬間に音波衝撃を発生させる為見た目以上の火力を持つ。
相手が生物であるならば耳元に衝撃を向けるようにすることで鼓膜の破壊も狙える。
「あなたのハートを狙い撃ち」
舞い踊るような空中機動で一気に距離を詰めてからの強力な突き。
勿論音波衝撃による火力上昇も見込める。
他にも突き刺した相手の内部で振動させることで相手を内部を破壊することもできる。
「ライブは一体感が大事」
特殊音波をばらまき、周囲の負の感情を煽って冷静さを失わせる。
高出力で行えば混乱させ、味方同士の同士討ちをさせてしまうことも。
「不穏煽る不協和音」
不快極まりない特殊音波を広範囲に発生。
相手の集中を見出し、精神的に追い詰める精神攻撃。
「アンコールはいかが?」
追尾式の音波弾を放つ。命中しても複数回同じ相手を執拗に狙う。
弾のスピードはゆっくり目だが不可視である為凶悪なものには違いない。
「私を守る不可視の騎士」
ドラゴンフライの全身にわたって展開されている音の防壁。
相手からの飛び道具を逸らし、衝撃音波を用いて破壊してしまう他相手の音・風属性攻撃を無力化する。
ただしドラゴンフライの放つ音波を防御壁に転用しているものなので、常時発動というわけではない。
動きは素早いが、防御壁の隙をつくことは十分可能である。
「私を守る凪の鎧」
「私を守る不可視の騎士」の応用版。
相手の物理攻撃を受けた際に簡易的な防壁を発動させてダメージや衝撃を緩和する。
あくまで緩和するだけなので強力な攻撃には無意味。
魔法攻撃には対応していない。
「私の最高のステージ」
息を大きく吸い込み、咆哮を発することで広範囲に渡り最高出力の破壊音波をぶちまける。
街一つくらいなら容赦なく吹き飛ばせるほどの超火力だがエネルギーがほぼすっからかんになるほど燃費が激しい。
日中での戦闘でなければ使用後にエネルギー切れで機能停止してしまう。
「恋慕のコンフォーコ」
【属性】霊
妖艶かつ情熱的、なおかつ叙情的な曲調の恋を歌った呪歌。
効果範囲内の精神を持つ対象を魅了する効果を持つ。
更にレパートリーを増やそうと日々精進中。
特殊能力・技能
「機械」
機械であり、霊魂・生命力を持たない。
その為生命力吸収や生物に効果のある技や魔法・能力を無効化することが可能。
かつ真空状態など生物が活動困難な場所・状況にも適応できるが彼女は空戦型オートマトンの為水中には適していない。
機械や器物に対し特に効果的な技・魔法・能力の影響を受ける。
「風属性耐性」
音の防護壁を使わずとも風属性にはかなり強い模様。
「地属性弱化」
地属性に非常に弱い。しかし、防護壁による対策は可能。
「霊属性弱化」
魔法全般に弱い。
魔力弾やビームなどの非実体系の攻撃ならば防護壁も効果がない為危険。
「魔力所持」
科学技術を結集して製造されたアンドロイドであるが、魔道兵器職人でもあるヴィルジールの手により魔力に関する機構を内蔵しているオートマトン。
魔力関連の機構は各種機能の制御に回されているが簡単な魔法ならば使うことが出来るらしい。
「状態異常耐性」
全ての状態異常に対して耐性を有する。
「回復無効」
生物に対してのみ効力を発揮する回復魔法の影響を受け付けない。
「高速飛行」
飛行ユニットを装着することでかなりのスピードでの飛行が可能。
「ソーラーシステム」
飛行ユニットの妖精のような羽の部分から日光エネルギーを吸収し転換する。
日中の戦闘時限定でエネルギーの自動回復能力を得る。
日陰を作られてしまうと発動できない。
「増幅」
自身専用の戦闘用パーツにより自身の声を増幅させ、破壊音波に転用してしまう。
声を出さないと増幅できないため、戦闘中はアイドルとして振舞うこともあってよく歌いよくしゃべる。
彼女の厄介な音波攻撃は彼女の音声もしくは増幅装置である装備パーツを封じてしまえば封殺できるということになる。
ちなみに属性的には風属性である。
「ダンス」
特技。ムーランと春暁による指導でめきめき腕をあげている。
「歌」
アイドルとして大事なもの。普通に歌えばそれなりに上手。
呪歌の類の一部も使うことが可能。
装備品
「ギミックランス(ドラゴンフライ用)」
アンプが内蔵されたマイク兼武器の長槍。
物理攻撃に加えてドラゴンフライの声を増幅させて音波による追撃を行う。
「ソニックフェアリー」
戦闘時のドラゴンフライが身にまとう専用の戦闘用パーツ群の総称。
各所にアンプを仕込んだ音波操作の制御装置である。
「レインボウウィング」
戦闘時に身に付ける妖精の羽を模した飛行ユニット。
翼には日光エネルギーを吸収、転用するソーラーシステムが内蔵されている。
能力値
体力:概念なし
魔力:D
魔法攻撃力:E
魔法防御力:D
腕力:B
物理攻撃力:(兵器込みで)S+
物理防御力:C
知力:D+
素早さ:B+(空中:A++)
命中:C
ちなみに
1: 名前の元ネタはジンベースのカクテル「ドラゴンフライ」から。
2: 悪役らしく残忍さを取り入れつつ濃ゆい性格にしようとしたらとんでもないはた迷惑すぎる電波に。
同じ空戦型アンドロイドの春暁が射撃系なのでこちらは物理型にしようとかヴィルと浅からぬ因縁のある
セルレアに近いタイプにしようetc…
等と様々な要素を詰め込んでたら殺戮系アイドルになってしまったキャラ。
3: 元ネタはFateシリーズの悪魔ランサーこと赤ランサーとアニメプリンとビブラーバ。
最終更新:2015年10月22日 15:22