利用規約に同意したい
【りようきやくにどういしたい】
| ジャンル |
アクション・パズル |
| 対応機種 |
PC(Steam) |
| 発売元 |
べすとまん |
| 開発元 |
べすとまん |
| 発売日 |
2025年12月4日 |
| 定価 |
580円(税込) |
概要・特徴
- ゲームを遊ぶために「利用規約への同意」が必要
- プレイヤーは「ドキドキアクションゲーム」を遊ぶため、まず12項目ある利用規約すべてへ同意しなければならない。しかし、その「同意する」こと自体が本作のゲーム内容となっている。
- 利用規約への同意に失敗すると最初からやり直しとなり、ゲーム本編へたどり着くことが最大の目的となる。
- 100種類以上の利用規約ギミック
- 利用規約画面には100種類以上の仕掛けが用意されており、反射神経、パズル、アクション、広告ゲーム風ミニゲームなど、毎回異なる課題が出題される。
- 「利用規約」という単調な画面を題材にしながら、次々とゲームジャンルが変化していく構成となっている。
- メタフィクション色の強い作品
- 現実では何気なく押してしまう「同意する」ボタンをテーマにし、「ゲームを始める前がゲーム」という発想で最後まで押し切っている。
- ゲーム業界の慣習やインターネット文化をネタにした演出も多く、終始シュールな雰囲気で進行する。
評価点
- 着眼点が非常に独創的
- 誰もが見慣れている利用規約をゲーム一本へ昇華した発想は、多くのプレイヤーから高く評価されている。
- 「ゲーム開始前だけで一本のゲームを成立させた」というアイデア勝負の作品として印象に残るとの声が多い。
- 飽きさせないゲーム展開
- 利用規約画面でありながら、パズル、アクション、タイミングゲームなど次々と異なるゲーム性へ変化するため、最後まで新鮮な気持ちで遊べる。
- 「次はどんな嫌がらせをしてくるのか」という期待感がプレイヤーを引き込む。
- 笑いを誘う演出
- 理不尽な利用規約や予想外のギミック、インターネット文化を取り入れたネタなど、全体を通してギャグ色が強い。
- 実況動画との相性も良く、多くの配信者に取り上げられ話題となった。
- 価格以上の満足感
- 短編ながらアイデアが豊富で、「580円とは思えない密度」と評価するレビューも多い。
- Steamレビューでも発想力を評価する意見が目立つ。
論争点
- 難易度は高め
- 後半になるほど操作精度や発想力を要求される場面が増え、人によっては「利用規約なのに難しすぎる」と感じることもある。
- 特に利用規約への同意後に登場するアクションゲーム部分も初見殺しの要素が多く、敵の動きや仕掛けを理解するまで何度も失敗する場面がある。
- 一方で、その理不尽さや予想外の難しさ自体が本作の笑いどころだと評価する声も少なくなく、「何度も失敗して覚える」ことを楽しめるかどうかで評価が分かれている。
- ネタ重視の作品
- ストーリーよりもギャグとアイデアを楽しむ作品であるため、ドラマ性や世界観を重視するプレイヤーには合わない場合もある。
- ゲーム全体を一発ネタとして楽しめるかどうかで評価が分かれている。
問題点
- 途中失敗で最初からやり直し
- 利用規約への同意中に失敗したり「同意しない」を押したりすると、最初からやり直しとなる仕様は、人によってはストレスを感じやすい。
- 終盤で失敗すると、それまでの工程を繰り返す必要がある。
- 試行錯誤が必要な場面も多い
- 一部のギミックはルール説明がほとんどなく、何をすればよいか分からず戸惑う場面がある。
- 攻略法を理解すると簡単になる一方、初見では総当たりになりやすい問題も存在する。
- ゲーム本編はおまけ程度
- 宣伝されている「ドキドキアクションゲーム」は本編というよりオチに近い扱いとなっている。
- タイトルどおり利用規約への同意がゲームの中心であり、本格的なアクションゲームを期待すると肩透かしを受ける可能性がある。
- ギミックによって難易度にばらつきがある
- 100種類以上のギミックが用意されている一方、一部は操作方法やルールが分かりづらく、初見では何をすればよいのか戸惑う場面もある。
- アクション性の高いギミックでは何度もやり直しになることがあり、テンポの悪さを指摘する声も見られる。
- 初見殺しのミニゲームが多い
- 100種類以上のミニゲームは発想こそ豊富だが、中にはルール説明がほとんどなく、初見では何をすればよいのか分からないまま失敗してしまうものも少なくない。
- 一度遊べば理解できるものが多い一方、「初見ではクリアさせる気がないのでは」と感じられるギミックもあり、試行錯誤が前提となる場面がある。
- ミニゲームごとの難易度差が大きい
- ボタンを押すだけで終わる簡単なものから、反射神経や正確な操作を要求される高難度のものまで、難易度には大きなばらつきがある。
- テンポ良く突破できる場面が続いた直後に何度も失敗する高難度ギミックが現れることもあり、人によってはゲームバランスにムラを感じるとの声も見られる。
- 後半は試行錯誤の比重が増す
- 序盤は発想力で突破できる場面が多いが、終盤になるほど操作精度や暗記を求められるギミックが増えていく。
- 理不尽とまでは言われないものの、人によっては「アイデアより作業感が勝ってしまう」と感じる場合もある。
総評
本作は、100種類以上のギミックによって単調になりがちな利用規約画面を最後まで遊ばせる構成は秀逸であり、ゲーム開始前そのものをエンターテインメントへ変えてしまった発想力は高く評価されている。一方で、理不尽な難易度や繰り返しを要求される場面もあり、人によって好みは分かれる。
それでも、インディーゲームならではの独創性とユーモアに満ちた作品であり、「普通ではないゲームを遊びたい人」「メタネタやギャグゲームが好きな人」であれば、一度は体験する価値のある一本と言える。
最終更新:2026年09月02日 01:10