ふたば系ゆっくりいじめ 1007 めすぶた祭り

めすぶた祭り 18KB


ギャグ ドスまりさ 現代 リクエストの多かっためすぶた祭り、書いてみました


※駄文、稚拙な表現注意。
※俺設定注意
※以前「ゆっくり Change the World」でリクエストしていただいたゆっくり大妖精とゆっくりるーみあ、れみりゃがでます。
※どこかでみたようなキャラが出てきますがあくまで実在の人物や東方キャラとは関係ありません。
※誰がこんなキチ●イSSを!!D.O先生お許しください!!な箇所があります。


ババ・・紫社長の結婚から1ヵ月後の2月某日。

その日幻想町は奇妙な熱気に包まれていた。

「おい7時からビートM男とあらねが特設ステージでライブやるって。」

「まじで!?絶対いかなきゃ!!」

「あっちでめすぶた行列やってるぞ。見に行こうぜ!!」

「めすぶた神輿って何時からだっけ?」

道にあふれかえる祭りの参加者達。広場にはいくつもの屋台が立ち並ぶ。

そう今日はお祭り。幻想町2月の祭り「幻想町めすぶた祭り」の日なのだ。





                       めすぶた祭り
                             作、長月







「めすぶた祭り」とはなにか。ずばり幻想町のめすぶた、ゆっくりてんこのお祭りである。

数年前紫社長が

「なんかこの時期退屈だからお祭りやりたーい。なんか青森のねぶた祭りっぽいやつ。」

と言ったのがこの祭りの始まりと言われている。昔から無茶苦茶なお人だったのだ。

そこで罪袋と呼ばれる紫社長親衛部隊が試行錯誤の末、考え付いたのがてんこを使った祭りだった。

ここ幻想町ではゆっくりの生息数が異常に多く、希少種も当たり前のように森や街中で生活している。

なかでもてんこは希少種のなかではずば抜けた数でこの町に生息しており、町立公園にはてんこ種の群れがあるほどだ。

これなら町の名物としても通用するし、めすぶたとねぶたは音が似ている。(実際紫社長には大うけだった)

こうして紫社長の思い付きから始まっためすぶた祭り。今では他県から参加する観光客も訪れる例大祭に並ぶ幻想町を代表するイベントへと成長した。

では実際にどんなイベントがあるのか見ていこう。





ここはごく普通の住宅街。ごく普通の町民がごく普通に暮らしている。

しかし今日だけは違っていた。

道路を歩くてんこ達。長老てんこを先頭にその数30といったところか。数十頭のてんこ達が街中を練り歩くさまは大名行列をおもわせる光景だ。

彼女達はこの近くの町立公園で暮らすてんこ達であり、めすぶた祭りの参加者だ。

「ハァハァ、にんげんさんはどうてんこをいじめてくれるのかしら・・」

「ほんとうにたのしみだわー。」

「おさもくればよかったのに。」

「あの子はお兄さんとメスブタなお歌を聞きにいっちゃったわ。それに今の長は貴方じゃない。」

あきれた様に言う長老てんこ。

この群れは先日長が交代した。前の長がお兄さんに気に入られて飼いゆっくりになったので、それまで幹部をしていたてんこが長に昇進したのだ。

とはいえ新しい長はまだまだ頼りないので一人前になるまでは、それまで隠居していた長老てんこが群れを取り仕切るようになっている。

「あ・・・あのおうちよ、みんな!!」

なにかを見つける長老てんこ。その視線の先には表札の横に張られた「めすぶた祭り公認」と書かれたシールがあった。

「それじゃあみんな虐められるときはマナーさんを守ってね!!マナーを守れない子はメスブタじゃないわ。それと・・」

「とりっくおあひゃっはーっていうんでしょう?ちゃんとおぼえてるわ!!」

そう言いながら我先に玄関に跳ねていくてんこ達。大丈夫かしらと苦笑しながら長老てんこもそれに続く。

そうこのてんこ達の行動は祭りのイベントのひとつで通称「めすぶた行列」と呼ばれている。

「トリック・オア・ヒャッハー(虐めてくれなきゃ、いたずらするぞ)」

と言いながら指定された家々を回っていき、そして家のものに虐めてもらうのだ。

ちなみに虐め方は特に指定されておらず

「えーい。ちくちくー。」

裁縫針でてんこをつつく者。

「ホーホホホ!!メスブタはメスブタらしく地面をなめてなさい!!」

ハイヒールで踏みつける者。

「うぉおおおおお!!!てんこぉおおおおお!!!君が!!イクまで!!なぐるのをやめないぞぉおおおおお!!!」

叫びながらハエタタキでてんこを殴り続ける者。各自、自由にてんこを虐めている。

皆めすぶたまつり運営委員会に協力する町民達だ。

いやこれねぶた祭りじゃなくてハロウィンだから!!とつっこみたくなる者も多いと思う。

しかしここは幻想町。面白ければそれが正義。幻想町では常識に囚われてはいけないのだ。

「んほぉおおおおお!!!さいこぉおおおお!!!」

てんこ達の嬌声が幻想町にこだました。



「へい!!赤ゆ焼き1ちょう。500円になります。」

「焼きそばまだできないのー?」

「おーい誰かつり銭両替してくれー。」

「ママーあそこのてんこ人形買ってー。」

「お譲ちゃん、くじ引いていかない?一等は魔法少女臭フローラルゆかりんのなりきりセットだよ。」

活気あふれる人々の声。焼きそばやお好み焼きのソースのこげる匂い。祭りの喧騒が伺える。

そんな祭りの屋台のど真ん中、その少女はいた。

「うー。二人ともどこいっちゃったのかなあ・・・」

彼女はチルノ=ホワイトロック。幻想女学院の中等部に通う学生だ。

先輩の嘆き子、そして親友の大ちゃんと祭りにきたのだがいつのまにやらはぐれて一人になってしまったのだ。

いや正確には一人ではない。

「ちるのママ・・・」

そう心配そうに上目遣いでチルノを見る少女・・・ではなくこれは胴付きゆっくりだ。

彼女はゆっくり大妖精。希少種が珍しくない幻想町でもかなり希少なゆっくりだ。胴付きなら尚更である。

このゆっくり大妖精、以前チルノが山へ遊びに行っていた時に発見したゆっくりだ。

とはいえチルノも最初にこのゆっくりを見たときは度肝を抜かれた。

自分の親友そっくりの顔をした小人が「みゃみゃー」と自分にハイハイしてきたのだから当然である。

なぜか自分に懐き、親もいなかった為チルノはこの子を家で飼うことにしたのだ。

その後大妖精はすくすくと成長し、ぬいぐるみ程度の大きさから小学生低学年程度のサイズまで大きくなった。

「大丈夫よ、ちっちゃい大ちゃん!!迷子の先輩と大ちゃんはあたいが見つけてやるんだから。」

そう自信満々に言い切るチルノ。まったく根拠のない自信な上、迷子になっているのは自分の方だという自覚がまるでない。

それを察してか大妖精も不安そうである。

「おい!!だれかそいつを捕まえてくれー!!!」

そんなチルノ達の後ろから突如、怒声が響いた。

「なんだろう?行ってみよう、ちっちゃい大ちゃん!!」

大妖精の手を引き現場へ急行するチルノ。

どうやら自分たちが迷子なことはすっかり忘れたようである。




「おい!!だれかそいつを捕まえてくれー!!!」

屋台の主人が叫ぶ。

「ゆっへっへっ。バカなじじいどもなんかにはつかまらないのぜ!!」

屋台の裏の雑木林へ逃げるまりさ。その帽子と口には売り物だった絵本あき饅頭がたっぷり詰まっている。

屋台あらしだ。

毎年祭りにはこの手のゆっくりが必ずでてくる。屋台の主人達も気をつけてはいるものの被害は後をたたない。

このまりさは屋台あらしの常習犯だった。逃げ足も早く逃走経路の選択も巧みだ。

主人側としては現金のある店を空にして追うわけにもいかず泣き寝入りするしかない。

 ・・・と思われた。

「にげられるとおもっているのですか?おお、おろか、おろか。」

「な・・・なんできめぇまるがいるんだぜぇええええ!!!」

前方に突如現れたきめぇ丸に驚きを隠せないまりさ。なんとか急旋回し逃げようとしたその時

「そーなのかー。」

突然木の影がまりさに襲い掛かりガブリとまりさの顔に噛み付き・・・そのまま皮を噛み千切った。

「ぎゃあああああ!!!まりさのだんでぃなおかお!!!りゃくしてマダオがぁああああ!!」

激痛に転げまわるまりさ。その間に屋台の主人が追いついた。

「ありがとう。助かったよ、きめぇ丸・・・そしてるーみあ。」

「るーみあ・・・?」

不思議そうなまりさ。そんなまりさを尻目にるーみあが闇の中から姿を現す。

そう木の影だと思ったのはゆっくりるーみあが擬態したものだったのだ。闇を操る程度の能力を持つるーみあにとってこの程度の待ち伏せは造作もないこである。

「さぁこい!!この、まさに大腸菌以下の汚物、略してマダオが!!加工所に引き渡して地獄見せてやる!!」

「いやだぁああああ!!!ゆっぐりできなぁぃいいいいい!!!」

まりさはそのまま屋台の主人に連行された。

「うー・・こうたいのじかん。」

「おつかれさまだどー!!」

入れ替わるように現れるふらんとれみりゃ。きめぇ丸とるーみあに親しげに話しかける。

それもそのはず。この4匹は同じレンタルゆっくりショップに所属するゆっくりなのだ。

近年増加するゆっくり達の犯罪。警察はゆっくり達の微罪など構ってられるほど暇ではなく、被害届けを出してもまともに相手にしてもらえず、警備員を雇おうにも人件費がバカにならない。

そこで産まれたのがこのるーみあ達、ゆっくりセキュリティーサービスなのだ。

捕食種によってゲスゆっくりの犯罪を未然に防ぐことがこのサービスの狙いであり、仕事はこのような祭りの警護から個人の家の見回り、セレブゆっくりの護衛まで様々。

このチームは4人一組で構成され昼は高機動力を持つきめぇ丸と闇に潜めるるーみあが、そして夜は夜行性のふらんとれみりゃが交代制で勤務についている。

祭りはこういった裏方によって支えられているのだ。

「さーおしごとだどー!!!」

吼えるれみりゃ。その胸のバッジには「ひらっ」と平仮名で書いてある。

このレンタルゆっくりショップでは実績や勤務態度によってバッジの文字が変わるシステムになっている。そうやってゆっくり達のモチベーションを上げようと言うのだ。

バッジの種類は「ひらっ、しゅにんっ、かちょー、ぶちょー、せんむっ、しゃちょうっ、しーいーおー」の7種類で昇進していけば餌や待遇も良くなっていくようになっている。

だかられみりゃは焦っていた。同期がみんな「かちょー」以上のバッジを付けているのに、自分だけ「ひらっ」なのだから。

絶対「しーいーおー」になるのだ。そうすれば大きなお屋敷に胴つきさくや、食べきれないほどのすいーつが手に入るに違いない。

そうれみりゃは信じている。

「さあ、がんばるどーふらん!!ぜったいしーいーおーになるんだどー!!」

妹のふらんにも檄を飛ばす。まぁふらんは既に「ぶちょー」のバッジを付けているのだが。

こうしてれみりゃとふらんの長い夜が始まった。

ちなみに「しーいーおー」になってもそこまで待遇は良くならない。

せいぜい餌にプッチンプリンが付くくらいである。




「ヒャッハッハッハッ!!!ヒャッハッハッハッハッ!!!」

一方ここは広場にある特設ステージは狂気ともいえる興奮に包まれていた。

ステージで歌っている二人はビートM男とあらね。メスブタソングを歌わせたら右に出るものがいないと言われる歌手たちである。

ちなみに今歌っているのは「最終家畜てんこ・M 全部奇声」といい名曲「DO・Mテンコは雌豚なのか?」のアレンジ曲だ。

「ヒャッハー!!やっぱりM男は最高だぜぇ!!!」

「あらねもちょうメスブタだわ!!!てんここうふんっ!!しちゃう!!!」

「ひゃっはー!!おうたはさいこうだー!!!」

最前列でライブを見ているのはモヒカンお兄さんとゆっくりてんこ、そしてその子供ゆっくりひゃっはーである。この日のためにお兄さんは寒い中6時間並んで最前列のチケットを手に入れたのだ。

なんで人間とゆっくりの間に子供が産まれてんの?と思う人は長月が餡子ンペ09に出展した「あるてんこの一生 メスブタの群れ」を読むように。

そして12時間以内に5人のゆっくりSSファンに薦めてください。それが出来ない場合あなたは不幸になります(嘘)

そうこうしてるうちに曲が変わる。M男に代わってあらねがステージ前に出てきた。

「あなたと私はドSとメスブタでー」

この曲の名前は「メスブタツムリ」女性ボーカリストあらねの得意曲だ。

なお二人の代表曲として「メスブタウサギ」「メスブタウサギ(逆)」「マゾテイ」「ドエムガール」「アマギリでもつらくないっ!!」などが有名である。

そうこう言ってるうちに最後の曲になったようだ。

トリを飾るのは当然あの曲。M男の曲で最も人気のある「Fuck Me, IKUSANNNNNN!! いじめて イクさん」 の他にない。

「あーあーどうしよう、高く振り上げたその腕(フィーバーフィーバー!!)貴方はマゾ奴隷ーメスブタなマゾ奴隷ー」

M男が歌い始めた。観客のポルテージは最高潮だ。

「いくさん!!!いくさん!!!」

「「「「イクサン!!!イクサン!!!」」」

「いくさん!!!いくさん!!!」

「「「「イクサン!!!イクサン!!!」」」

皆曲にあわせて手を振り上げ、まるでサタデーナイトフィーバーのようなポーズをしたあとそれを振り下ろす動作を繰り返す。千人以上いる観客が一斉に同じ動きをし続けるその様はまるで新興宗教のようである。

「いじめてーーーーいくさんーーーんんんんーーーー今日はありがとう!!!また来てくれよな!!」

歌い終わり割れんばかりの歓声に包まれる会場。こうしてM男とあらねのライブは大成功に終わった。

えっ!?似たようなライブにいった事があるって。

気のせいです。




ライブが終わったあと、ここ公園前広場ではメインイベント「めすぶた神輿」が始まろうとしていた。


「おっ、来たぞ!!」

「やっぱでかいよな・・・」

観光客の視線が一点に集まる。その先には。

「ゆっくりいじめてってね!!!」

紫社長に連れられた2メートルを超える大きさのドスてんこだった。てんこが希少でない幻想町においてもてんこのドスは珍しい。

このドスてんこ紫社長の飼いゆっくりで、自動車免許のない紫社長は主に移動手段として利用している。

三十女がヒラヒラのドレスを着てスライムナイトのごとくでかいてんこに乗って移動する姿はかなりシュールであるが常識にとらわれない紫社長は一向に気にしていないようだ。

紫社長曰く「乗馬はもう古い。これからは乗てんこが上流階級の嗜みとなる。」と言っているが今のところそうなる気配はない。

「ハァハァもっときつくしばってね。ローソクさんとムチでいじめてね。」

係り員によって台座に縛り付けられるドスてんこ。縄で縛られるというのがメスブタの本能をくすぐるのかすでに興奮気味である。

そうめすぶた神輿とはドスてんこ自身が神輿になることなのだ。

そしてこのイベントに欠かせない主役がもう一人。係員達によって担ぎ込まれる。

「な・・・なんなんだぜ?ここは?」

同じく台座に縛り付けられたドスまりさがそこにいた。




ドスまりさは訳が解らなかった。

自分はジジイ達を奴隷にし、町を自分のゆっくりプレイスにする為に山から下りてきたはずだ。

実際人間たちは自分に恐れをなしあまあまを献上してきたはず。

それがなぜ・・・・

ドスまりさは知らなかった。

自分に出された食料に睡眠薬が入っていたこと。そのまま3ヶ月以上睡眠薬と栄養剤を打たれ続けてこのめすぶた祭りの為に他県からこの幻想町に輸送されてきたこと。

そしてここが自分の墓場であることも。

どうにか逃げ出そうするまりさだが動けない。あんよは寝ている間に動けないよう薬品で焼かれていたのだ。仮にあんよが無事だとしても縄で縛り付けられてるので動けないことには変わりないのだが。

ドススパークに必用なキノコも当然没収されおり、もはやドスまりさはしゃべる巨大饅頭でしかなかった。

「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」

呆けていたドスまりさだが突然の掛け声に我にかえる。いつのまにかはっぴを着た罪袋達に持ち上げられていたのだ。

「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」

見れば向こうでドスてんこも罪袋達に担ぎ上げられている。

ちなみに「ゆーかりん」と「しょーじょしゅー」は神輿を担ぐときの掛け声である。

「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」
「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」

奇声をあげながら近づく二つの神輿。そして

ガキィ!!

喧嘩神輿よろしく上部のてんことまりさを激突させる。

「ぎゃぁあああああ!!!いたいぃいいいいい!!!」

激痛にあえぐドスまりさ。人間でいえば頭突きと体当たりを食らわせられたようなものなのだから無理もない。

対しててんこはへぶん状態。お肌もつやつやである。

そうめすぶた神輿とはドスてんことドゲスまりさの喧嘩神輿のことなのだ。どちらかのドスが死んだ時点でこの神輿は終了する。

まあてんことまりさではスライムとはぐれメタル並に守備力が違うので実質的にドゲスの公開処刑に他ならないのだが。

「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」
「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」

ガッ!!ガキィ!!ガキィ!!

「やべろぉおお!!くそじじいどもぉおお!!!!」

繰り返される衝突音。そのたびにドスまりさは悲鳴を上げ続けるが当然やめるはずもない。

縄は食い込み、全身アザだらけ。歯も既に半分近くが折れていた。

なぜ自分がこんな目に・・・まりさはこの町を自分のせんねんていこくっにするはずだったのに。

「もっとゆっくりしたかった・・・のぜ・・」

そう思いながらドスまりさは餡子を吐いて息絶えた。

ちなみに死んだドゲスの餡子は後夜祭でお汁粉として振舞われることになっている。早いもの勝ちなので食べたい人はお早めに。



そして祭りはフィナーレを迎える。

「ねぇここ!!ここ!!ここなら踊り子さんたちがよく見れるよ!!」

そう言って嘆き子と大ちゃんに手を振るチルノ。あの後なんとか二人と合流できたのだ。

めすぶた祭り最後を飾るのは「めすぶたサンバカーニバル」だ。全くイベントに統一性がないなんて気にしてはいけない。

先程めすぶた神輿に登場したドスてんことそれに乗った紫社長を中心に胴つきゆっくり達がサンバガールの格好をして踊りながら町内を練り歩くのだ。

全国から集められた胴付きゆっくりダンサーズ。その数なんと100体以上。申請すれば間違いなくギネスに載るレベルだ。

「あっ胴つきさなえだ。かわいー。」

「あっ。あのみすちー歌いながらおどってるよ。ミュージカルみたい。」

最初は楽しそうに胴つきゆっくり達の踊りを見物していた4人。しかしある地点で全員の顔から笑顔が消えた。

「ねぇ・・・あのゆっくりらんしゃま・・・人間なんじゃ・・・」

「って言うかなんで全裸なのよ・・・・」

そこにいたのは全裸で踊り狂うお姉さんだった。本人はゆっくりらんしゃまに化けたつもりだろうがシッポは明らかに作り物だし身長も他の胴付きゆっくりより頭二つ分ほど高い。

「これって警察呼んだほうがいいのかしら・・・・」

さすがの嘆き子ちゃんも困惑気味である。

その時数人の罪袋が人ごみを掻き分け現れた。

「副社長、なにやってんですか、あんたは!!」

「な・・・何をいってるんだ君達は。私はゆっくりらんしゃまだ。けっして才色兼備の美女、八雲藍などではない。」

「いいかげんにしてください!!外国のマスコミも大勢来てるんですよ。こんなとこ見られたらどうするんですか!!」 

唖然としている4人の前でそのお姉さんは黒服の罪袋達に連れて行かれた。

そして次の日。

「・・・ということでめすぶたサンバカーニバルに現れた痴女の正体は未だにわかっていません。これに対し人気作家で全国痴女推進委員会の会長であるD.O氏は「彼女こそ我々、痴女の希望だ。我々は全力を挙げて彼女を支持する。」とコメントしています。
 ・・・・それでは次のニュースです。SSの挿絵を書いて欲しいと強引に迫ったとして職業マダオの男が逮捕されました・・・」

こんなニュースが全国に流れたそうである。




いかがだったろうか。幻想町名物めすぶた祭り。その常識に囚われないイベントの数々。

興味のある方はぜひ一度祭りに参加して頂きたい。

幻想町はあなたのお越しを心よりお待ちしております。





あとがき
いつもご愛読ありがとうございます。職業マダオの長月です。
D.Oさん、勝手に登場させてしまってすいません。あとM1さん「誰も救われない話」の挿絵ありがとうございます。


挿絵 by儚いあき


今まで書いた作品

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感想

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  • らんしゃまああ -- 2014-01-25 00:42:21
  • ドスてんこに甘噛みみたいな感じでくわえられながらてんこを中から虐めたい。最終的にちょっとかじりたい -- 2013-05-03 18:41:46
  • よし、天子、準備はいいか? -- 2013-03-10 10:22:51
  • ドスてんこぉ(//∀//) -- 2012-08-26 02:01:06
  • ら・・・らんしゃまああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!みなしゃんのまえでしょんなことしなゃいでくだしゃい!!!
    -- 2012-04-01 22:50:32
  • 「ひらっ」のれみりゃ虐待したい -- 2012-01-17 17:25:33
  • 母性に目覚めたチルノちゃんの毎日が気になる・・・ -- 2010-12-19 01:35:14
  • 藍っ!?何やってんのさーーーー!!!??? -- 2010-11-22 05:53:53
  • なにこの祭り。超行きたい。副社長見たい。
    あと「ひらっ」れみりゃ欲しい。 -- 2010-06-16 03:04:31
最終更新:2010年03月19日 10:19
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