■『星織りの刃』カナタ・サイオンジ
種別:ゲスト 性別:女性 年齢:18歳 所属:紅蓮の旅団 役職:チームメンバー 職位:星の剣客
種族:人間/真実を知る者 メイン:フェンサー サブ:サスライorガーディアン マスター:エグゼキューターorフォーチュンテラー
身長:155cm 体重:50kg PL名:sekaiya
イメージ:神州丸(艦これ)
「生きることも死ぬことも平等ですから。私がいつかそうなった時も、誰かが祈ってくれるように……恥じない振る舞いをしたいので」
外見
濃い栗色の髪/太い三編み/ツーテール。
現実では髪が切れやすく編み込むのが難しいことからフィルトウィズ内では凝った髪型にしている。
黒を基調にした活動性重視の服装+フード付きの外套+ミニスカート+編み上げブーツ。
黒をメインにしているのは最初に買った防具の色がたまたまそうだったから。おしゃれは勉強中。
ぼんやりした鳶色の瞳/戦闘時は強く輝く。
目の輝きが強い時は集中力が段違いに跳ね上がる。
本人は自覚してないがかなりスタイルが良い。その胸は豊満であった。絶対領域から覗く足も美しい。
普段使っているのは水晶製のレイピアだったが、竜種の戦闘の末、一度剣を破損。
その後、名工
クラリッサの手で新たな剣としてより強靭に、より華麗に生まれ変わった。
銘を《étoile la blanche》と刻んだそれは、今や彼女の戦いにおいて無くてはならない剣である。
白水晶に煌めく星を散りばめ、天球儀をモチーフにしたヒルトのデザインは美しく人目を惹く。
余談だがペットを三匹飼っており、それぞれスカイサーチャー、クレッセントムーン、カラクリドラゴン改。
それぞれジェラール・バルタザール・ラウールと名前をつけており可愛がっている。
ジェラールは迷宮で偶然出会い、バルタザールは衝動的にお迎えし、ラウールは熱烈にオススメされて思わず買ってしまったとのこと。
市街でときおり三匹連れ立って散歩している姿が見られるとか何とか。
人格
のんびりぼんやりぽややんとした、至って穏やかで物静かな立ち振舞いが基本。
とは言え口数が少ない訳でも、人の話を聞き流すでもなく、話す時ははきはきと喋り話はちゃんと聴く。
社交性は高めで、やや寂しがり屋な面も見られるが、それは後述のトラウマによるもので、独りでは絶対に眠れない。
そんな彼女だが戦闘時は打って変わって別人と思えるほど活発になる。
動作の機敏さもさることながら、思考や判断の速度も速く、高い集中力と観察眼で敵を捉え、的確に剣を叩き込むのが得意。
元々は高難易度のアクションゲームなどを嗜んでいた経験の賜物である。
ソロプレイが長かった為に連携を取ることには不慣れだったが、旅団に入ってからは戦闘スタイルを変えようと工夫を始め、成功を収めた。
今はガーディアンをつまんで回避盾の立ち回りを勉強した上で、サスライの技も学び、身につけている。
戦闘スタイルも大きく変わり、攻め手を緩めないまま味方を守る、あるいは味方にすべてを任せて攻め倒す、といった連携前提の色が濃くなった。
特に最近では思い切った特化型の戦闘スタイルもこなすようになり、攻めも護りも一人前になったと言える。
自身の人生を変えて希望をもたらしたフィルトウィズの世界を愛しており、魔族相手でも負の感情は保たないタイプ。
戦うこと、命を奪うこと自体に忌避感があるわけではないが、戦った命への敬意は決して忘れない。
しかしこの世界を穢す、ないし無辜の住民たちを虐げる(だいたい悪質なゲストだが)人物においては無表情でキレる。
公明正大の特異点も相まって、ときおり決闘騒ぎまで発展することもあったという。
そうした経験を積み重ねてきたからか、対人戦でも心臓や頭部と言った急所を集中的に狙う容赦無い戦い方をすることが多い。
所持特異点
元々はとあるコロニーで延命治療を受けている少女。本名を齎穏寺彼方と言う。
非常に珍しい症例であることもあって現在治療と並行して研究中。実験動物同然だが待遇は良く、丁重には扱われている。
容態が安定するまでは昏睡と覚醒を繰り返しており、眠る度に二度と目覚めないのではないか、と強い恐怖を感じていた。
フィルトウィズの存在が判明してからは接続を許可されており、ゲーム内であれば自発的な睡眠が可能なことが判明する。
以後は不眠症治療の一環として無制限に接続することを許可されており、家族と面会中の時以外は殆どの時間をゲーム内で過ごしている。
当初のゲーム内では生き急ぐように敵を倒し、鍛え、稼ぎ、眠ることを繰り返していた。
依頼は退治系のものを好み、強敵であるほど好んで挑んでいた。
今までプレイしてきたゲームが高難易度のものばかりだった、というのもあるが、理由はもう一つ。
この世界に自分の名を刻むことこそが、最も強い、戦いへの動機だった。
強い敵へ挑み続けることで、いずれこの世界に自分の名が残ると信じての無謀とすら言える挑戦だったが、
最近ではそうした傾向は鳴りを潜めている。
というのも、彼女のストイックすぎる立ち回りはフィルトウィズの世界を味わうにはあまりにも視野が狭すぎた。
今は芳醇な世界を前に、多くを学び成長中である。
家族構成は母と父に妹が一人。父が医療関係者で母が看護師だった為、病院船に引き取られた経緯がある。
両親ともにカナタの治療手段を研究・模索中。関係は良好である。
妹の名は遙(ハルカ)。カナタ以上にストイックなゲーマーであり、VRMMOはやらないと以前から公言していた。
……のだが、カナタのフィルトウィズでのめり込みぶりに若干引きつつも最近は興味を示しているような素振りもある。
先天的な反応力とシステムアシストの合わせ技。
元来から優れた反射神経をしていたところにシステム内での強化も加わり、尋常でない反応速度を得ている。
特に集中力を最大まで発揮している時は、あたかも時間そのものを止めたかのように機敏で的確な反応が出来る。
フィルトウィズへの長時間接続の影響もあり、神経加速が地味に現実にも肉体的影響が出ているようで、
現実での運動能力も少しずつ上がっているようだ。
逃れられない死の手。根源的な恐怖の象徴。
二度と目が覚めないのではないか―――という自身の不安がシステム的な裏付けを得たもの。
催眠を伴う攻撃や、パートナーが居ない状態での睡眠行為全てに恐怖を覚える。
本当に一人では全く眠れないため、お金を払ってまで添い寝してもらうくらいの強度である。
その影響は凄まじく、フィルトウィズ内であっても身体が動かなくなるほどの恐怖を感じる。
今は旅団の面々に可愛がられていることもあって、人目のあるところでならうたた寝できる程度には寛解しているが、
それでも睡眠系のバッドステータスを食らうと目に見えて動きが鈍くなってしまう。
あるいは、彼女なりの真摯な誓い。
フィルトウィズで自身の睡眠障害が癒やされたことから、この世界に強い恩義を感じている。
それが転じてゲーム内での彼女の誠実な立ち振舞いに繋がっており、卑怯な手を使うことや嘘を吐くことを自らに禁じている。
誓いとはこのゲーム内に生きる全ての善良なる人への感謝であり、彼女なりのフィルトウィズに対する最初の貢献でもある。
ソロで活動することの多い彼女が、それでも人間関係でトラブルを起こすことが極めて少なかった理由の一つ。
ただ、当人が人馴れしていない純朴な性格なのもあり、騙されることには非常に弱い。
PickUp
魔法剣を主軸としたアタッカーとしての役割が主力。高い回避能力である程度自衛も出来る。
また回避盾として模索した末にガーディアンを取得し、全体カバーリングからのパリイで攻撃を無効化が出来るようになった。
他にもアテンションで敵の目を惹きつけることを学び、とあるインストラクションから飛び道具を切り払うことも身につけた。
今はアタッカーとタンクの役割をどちらもこなせる程に成長している。
得意技は神速の連撃による瞬間的な大打撃。初めは四連撃(Étoile royale)から始まり、五連撃に伸び、工夫や研鑽を経て七連撃にまで到達したそれは、
その名を「Étoile la Grand Chariot」と号し、グランシャリオと呼ばれた先人たちの奥義の息吹が、その名と套路の中に生きているのが伺える。
また、護りの奥義として剣に込めた魔力を衝撃波として全解放、敵の攻撃を相殺する「Grand Mur Hercule」も身につけている。
なお技名を叫ぶのも先人たちの影響だったりする。名は星に関係する事象からつけているようだ。
余談だが竜種討伐の機会が多かったためか、いつからか『ドラゴンスレイヤー』とか呼ばれている。
当人は大げさだと思っているが、ある意味で名を残すという目的も叶っているため、内心はすごく嬉しいようだ。
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香り立つ 魚介の 芳香 |
同行PTメンバー:クラリッサ/???(Alhena)/イブキ/
「紅蓮の旅団」における最初のパーティ。
他人と組んだことのないカナタにとっては新鮮な経験となった。
なお、この際クラリッサに武具を新調してもらっている。店売りのばっかり使っていた彼女にとっては宝物も同然の品々であった。今も貰い物については売らずに残しておいている辺り、感動もひとしおだったようだ。
依頼については恙無く成功し、無事ノッキングまで済ませた黄金魚を納品した。
なお、依頼主の知っている黄金魚とは違ったらしい。
なんだこれ。
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夢幻の迷宮 研究所編2 |
同行PTメンバー:レオンハルト/転猫(Alhena)/フリートホーフ/ルンプラン
夢幻の迷宮探索にて。
今回はメンバーの役割分担などについて学んだ。
特に相手の攻撃を片っ端から凌ぎ切る盾役としての立ち回りには感銘を受けていた。
この頃から立ち回りの試行錯誤が始まった。
また、迷宮で鷹(スカイサーチャー)のペットを拾い、買うことに。
後にハマったらしく、新たに狼(クレッセントムーン)のペットを衝動買いしている。犬派らしい。
余談だがこの頃から良く食事を摂るようになった。
元々食事への興味が薄かった彼女だが、初めて料理やパティシエの作品を食して以来はとても良く食べるようになった。
こうした経験からフィルトウィズだけでなく現実での食事も工夫しようとし始めている模様。
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機導列車は夜を往く 二夜目 |
同行PTメンバー:フリートホーフ/フォルテ/フラウス/レイファ
夢幻の迷宮探索にて。迷宮の長いトンネルを抜けるとそこは車窓だった。
初の他フェンサーとの共同戦であり、自分と違うスタイルの戦い方は大いに刺激となった。
特にフォルテとフラウスの見せた(そして魅せた)必殺技―――グランシャリオは強烈なインパクトだったらしく、
帰宅後もしばらくはレイピアを片手に猛練習していたようだ。
余談だが、この時点で三種のグランシャリオを目撃したことになる。
彼女が四人目の使い手になるかどうかはまだ分からないが、大きく影響を受けたことは間違いない。
この頃は味方に任せる立ち回りも増え始め、かつてはしなかった派手な動作も増えてきている。
特に格上のシャドウストーカー相手には不意打ちのハイキックで蹴り落とすという、普段は絶対しないような行動に出ている。
なおフォルテに見られた模様。白だった。
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あの日の亡霊退治 |
同行PTメンバー:クラリッサ/テスラ/エリス/アーク/(転猫(Alhena))
亡霊退治。あるいは、フィルトウィズの深淵との対峙。
その断崖で失われた命は、行き場の無い怨嗟として結実した。
衝撃的な怪物の姿、トラウマを刺激される能力。紅蓮の旅団に入って初めて、これほど苦しめられることになるとは。
……と思っていたが、テスラの星を撃ち落とすような連撃が、あっさりと不安に縛られていた心を解き放つ。
最終的には祈りを込めた連撃と連携、そしてエリスの不可思議な力で、無事に討伐……あるいは昇天か。
どちらにしろ、運命に呪われた子供たちは、ようやく安らぎを得たのだ。
……数日後、その場所にはささやかな墓標が出来ていたという。
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水牢の女王 |
同行PTメンバー:スズ・イナセ/フーリエ/ラ・ジュルネ/ミタマ
呪われし歌姫退治。
カナタ自身は若干力不足だったものの、なんとか厄介な能力を持った相手を連携して撃破することに成功した。
この時は実力が発揮しきれなかったこともあって、更に自分の力量と適性を探しながら模索していくきっかけとなる。
……結実は、もう少し先の話になる。
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対鮫騎士-新たな邂逅- |
同行PTメンバー:ジークルード/ナナシ/ミストレス/フィーネ
海岸を散歩していたらサメが飛んできた。そして真っ二つにされた。何を言ってるか分からねーと(ry
偶然に合わせたメンバーによる偶発的な戦闘が発生。通りすがりのサメ殺しの騎士と不可解な戦闘をすることになる。
相手をサメ認定する謎の技と異様に熟達した剣技の前に苦戦するかと思われたが……。
極限まで高まった集中。今まで積み重ねてきた技術。そして背を預けた仲間からの後押し。
これまでにない最高の状態で、たどり着く。
その剣は星のように。四天を治め一道を標す輝きは、本体の剣を撃ち抜いた。
今まで魂を燃やすように重ねてきた全ては、四つ星の秘剣として、この時初めて結実したのだった。
余談だが、この時に真理派と初邂逅することになる。
伝え聞いたトラブルと、不穏な気配と、謎に満ちた対手。
カナタもまた、真理派といずれ対峙するだろう予感を覚えたのだった。
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悪霊のいぇーい |
同行PTメンバー:フリートホーフ/ホオズキ/フーリエ/エリス/アナイア/
とある廃屋敷の幽霊退治。
といっても殆どはアンデッド退治の専門家フリートホーフさんが片付けてくれた。
カナタちゃんはふとももを幽霊に触られるトラブルに見舞われただけであった。
……とはいえ、最奥の部屋での戦いでは盾役としての能力を発揮し、見事敵の攻撃を弾いてみせたので、無役という訳ではなかった。
彼女が初めて『味方を守れた』瞬間である。
これ以後は積極的にカバーリングをしていくようになったようだ。
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災厄種征伐:彗龍 |
同行PTメンバー:アルディート/ルミエール/ラ・ジュルネ/タケミ
カナタ史上最大の戦い。
あるいは、流星が彗星を撃ち落とした日。
緊急の依頼で呼び出された先はまさかの竜種討伐であった。
今までにない強敵を任されて緊張する中、現れたのは生物学的無法を極めた生体ジェット装備ドラゴン。
圧倒的巨躯に機動力も兼ね備えたそれは、今まで見てきた中でも最強の敵であった。
……だが、それでも。
研ぎ澄ませた技は裏切らない。
身を盾に全身全霊で挑んだ二度の強撃。
自身の数十倍の巨体が、その速度を以て相手を叩き潰そうとする時。
それを少女のか細き剣が、受けることが出来るのか。
圧倒的な龍の間合いを儚き只人が制することは出来るのか。
―――可能である。
そして……流星は四つ、否、五つとなって龍を縫い止め。
トドメとばかりに戦友の断罪が突き刺さり。
彗星はここに墜ちた。
頼もしい仲間たちと打ち立てた、カナタの史上最大の討伐記録であった。
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大型種討伐:雷鳴竜 |
同行PTメンバー:クラリッサ/ゼラニウム/エリス/タケミ
一つの転機。あるいは、星織りの刃の端緒。
まさかの二度目の竜種討伐である。雷の拳を握る凶暴な竜。当然のように激戦となった。
その中でクラリッサが危うく死ぬところだったが、それにキレたカナタが全力で剣を叩き込み、トドメへの足がかりとした。
……だがその過程で愛剣に罅が入ってしまう。今まで限界ギリギリを走るような戦いを続けてきた対価だろうか。
若干ショックを受けたカナタだったが、クラリッサの「打ち直す」の一言で気を取り直し、帰途についた。
以後は剣ができるまで強度重視の仮刃で戦うことになる。
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大型種討伐:水麗竜 |
同行PTメンバー:ラピス/星花/レイファ/タケミ
最近のフィルトウィズは竜が多すぎる。三度目の討伐である。
その相手は滝に住まう流麗なるもの。これまでとは形の違う雅なる水竜であった。
これまでとは勝手の違う相手である。水で泥濘と化す足場、滑る鱗、惑わすようにのたうつ身体。
翻弄されるのは必然であったが……それでも何とか勝てたのはパーティの支援あってだろう。
ともあれ、ちょうど調子に乗ったところに冷水を食らった形である。
まだ自分は未熟だと心に命じて、どんな鍛錬をしようか考えながら帰途につくのであった。
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浮遊多重積層迷宮ベルクラッド 第13階層 |
同行PTメンバー:星花/フリートホーフ/シェロ/ナッツヘッド
あるいは、星の導きで光を斬った日。
ベルクラッドと呼ばれる特殊迷宮。夢幻の迷宮以外では初のダンジョン探索である。
なお諸々の事情があってボスまですっ飛んでいった。ランプの鬼帝魔神さんありがとう。
そのいささかのんびりした道中で、星花より神業の一端をその目で視ることになる。
カゼキリと呼ばれるサスライの技法だと知ったのは後々だが、ともあれそれを目に焼き付けた。
最後の部屋で対峙したのは機械兵、語るところによれば死した探索者の、パッチワークという。
何とも言えない渦巻く感情と、ただ安らかにという使命感を抱えて立ち向かい、その最中で降り注ぐレーザー。
当たれば確実に死が迫るそれを。
> イメージするのは……最速の刃。こだまするように、その言葉は響いている。
> 踏み込んだ。光が迫る。身体をひねる。熱を感じる。全身の力を込めて、ただ、全てを剣の速さに。
> 何かが噛み合うような感覚。限界の一歩先で。自分と剣が繋がったような気がした。
撃ち落とした。本来斬れぬものを斬った。
その勢いのまま、剣は相手を縫い止めるように撃ち射抜き、星花の奥義がその瞬間を逃さず討ち取る。
また一つ、階段を登ったのであった。
だがその矢先に出会ったのは、文字通りの死神である。
臨戦態勢を解いていたら、首が飛んでいたかも知れないほどの死の錯覚。
……手の届かない場所に居る何者か。それを見て身震いしたのは、しかし恐怖ではなく。
乙女に似つかわしくない武者震い。戦慄と、それ以上の闘志であった。
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冥府の先導者 |
同行PTメンバー:クラリッサ/アルジェント/名月/メルティ
白き星は波乱と共に。幽霊船を討ち果たすべく。
手にした剣は新たな力。
クラリッサ謹製のそれが初めて相手取るのは―――空飛ぶ幽霊船であった。
レイピアで船を斬るのはちょっと無理かもと思ったところ、襲い来るは回避不可能の範囲攻撃連打。
もちろん相性最悪である。おいィ、お前それで良いのか。
とはいえ、何も出来ないわけではない。
狙い澄ました一閃は敵を討つだけではない。味方を守るのも一つの星の導きである。
迫り来る長大な刃を弾き返して見せた時、少しだけ、拾われた恩を返せたような気がしたのだった。
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追憶戦:煌狼竜 |
同行PTメンバー:エリス/イツキ/クラウン/ジェイド/???(Alhena)
あるいは、はじめてのメイン盾。
世界法則の変転に伴い、腕試しにと挑んだのはかつての旅団の強敵。
カナタが初めて最前衛に立った時でもある。
実際の戦闘では戦闘スタイルの一長一短を学び、また味方との連携をより強く意識した動きで味方をサポート。
歌という名の後方支援を受けて、繰り出した剣技は稲妻を撃ち落とし、巨竜を縫い止めた。
成長した自身と仲間。その結果は言うまでもなく。
彼女の日記には喜びを記した1ページが追加されたのだった。
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討伐:機炎蒼竜 |
同行PTメンバー:メルティ/ポイントレス/アナイア/ラ・ジュルネ/ネル
あるいは初めて『ドラゴンスレイヤー』と呼ばれた日。
突然飛び込んできた依頼は街道を塞ぐ謎めいたギアドラゴンの討伐だった。
無論、竜種であれば強敵に間違いなく。事実、旅団に所属してから初めて気絶にまで追い込まれることになった。
ただ、それでも意地の一撃は竜の鱗を貫き、メンバーの猛攻の末に撃墜カウントを一つ増やすことが出来た。
カナタが紅蓮の旅団の底力を目の当たりにした初めての戦いでもあり、内心で皆への尊敬の念を深めるのだった。
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遠き恋色、今は褪せて |
同行PTメンバー:スワヒメ/タケミ
あるいは、彼女なりの真摯な祈り。
たまたま、性質の悪い魔族化したセルキーを討伐することになり、事実あっさりと倒してしまった日。
ふと問われたのが、スワヒメの何気ない一言。
「相手は魔に落ちたモノ。何故に祈るのでしょう?」
……明快な答えがあるわけでは無かったが。
失われた故郷の慣わしと。この世界に抱く想いから。答えは自然と出てきた。
「……生きることも死ぬことも平等ですから。
私がいつかそうなった時も、誰かが祈ってくれるように……恥じない振る舞いをしたいので」
敵であっても、それは人形ではなく。
電子の世界であっても、生きていることに変わりなく。
そして、自分の命がいつか消えることも、変わりなく。
ある意味で初めて胸の内を答えたとも言える、来訪者の言葉。
それに対するスワヒメの言葉は、どことなく優しく聞こえて。
この世界に受け入れられたような気がして、少しだけ嬉しかった。
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桜なる母の矜持 |
同行PTメンバー:レオンハルト/リシリア/フィーネ/トーリッテ/ナッツヘッド
あるいは裁きの日と、祝福の日。
ヴェルーリヤの願いを請けて、カナタは他のメンバーとともにとある結婚式場への襲撃をかける。
そこで見たのは邪悪そのものの女、ナアマ。カナタも珍しく殺意を口にして挑みかかっている。
襲い来るは数々のイリーガル特技。悪辣な不正の数々。
だったが……それも、歴戦の面々には足りなかったようで、勝負は速やかに決する。
アルヘナたちの仕掛けのもと、レオンハルトの怒りの連撃が処刑を執行し、ナアマは跡形もなく消えた。
そして。
怨恨、恩讐、悔恨。ヴェルーリヤの抱えるその一端を精算したその後、荒れ果てた式場を片付けて。
他の皆とともに、ようやく結ばれた二人を祝福するように拍手を送った。
心からその幸せを祈って。
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白亜の神殿:『月の女王』 |
同行PTメンバー:ラピス/アルテトラップ/ジークルード/イツキ/クラリッサ
あるいは過去の再演。
初めての世界書。その中で想起されるのは過去の世界と物語。
襲い来るは"現実"をも含めた過去の幻影と、どこまでも穏やかな眠り。
死の訪れにも似たそれに膝をついたカナタは―――
しかし星の光が導きを成し。
知らず識らずの内に"満たされし幸運"の力で眠りの淵から這い上がった。
そして過去の波濤、押し寄せる闇黒を押し返すように剣を振るい、賑やかな声とともに乗り越えて。
幸せの答えを告げて、彼女のことを思い出に刻み。無事帰還するのだった。
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夢幻の迷宮・朱雀 |
同行PTメンバー:星花/ヴェルーリヤ/ラ・ジュルネ/アルジェント
あるいは久しぶりの迷宮歩き。
エクスプローラーらしい仕事も久しぶりと意気込んで迷宮を進んだがその結果たるやトラブル続きであったとさ。
とはいえ皆々腕に覚えのある探索者。雑談混じりでモンスターハウスをしめやかに避け、崖からの奇襲を退け。
……と勢いづいたところで迎えられたのは古典的な落とし穴だった。でも部屋ごと底が抜けるのはズルいと思う。
なんとか乗り切ったところでカエルさんとの小粋なトークにより秘密の通路を通って最奥へ。
迎えられたのは朱雀を始めとする高位のエネミーの群れ。灼熱の時間が訪れる。
……が。花と星と桜が戦場を統べる状況においては、敵の分が悪かった。
かくして無事宝を手にして敵をなぎ倒した一行はのんびり帰宅するのであった。
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スターゲイジーパイ |
同行PTメンバー:ガルソン/エリス/フリートホーフ/ヴィヴィアン
あるいは、鯖。鰊ではないのか。
ひょんなことからヴェルーリヤから依頼された魔族からのお願い。
その目的とは生きて浮いて動くサバのスターゲイジーパイを破壊することであった。
どうしてこうなった。
ともあれ戦闘開始したところ、予想を遥かに超えて好き放題暴れまくる鯖の包み焼き。何だコイツ強いぞ。
しばらく風邪引いた時の夢に出そうな光景に耐え、なんとか切り刻み切って勝利。
……その後、それを美味しく頂いた二名を見て宇宙を知った猫のような表情をしてカナタは帰宅した。
数日は夢に出たらしい。
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夢幻の迷宮:新たなる戦士の訪れ |
同行PTメンバー:
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最終更新:2021年05月26日 01:15