■エリス・オルタ
種別:アクター 性別:女 年齢:不明 所属:紅蓮の旅団 役職:チームメンバー 職位:
種族:亜人(アンデッド) メイン:レイゲンブレード サブ: マスター:アークメイジ
身長:138.5cm 体重:35kg PL名:檻依
イメージ:
「私には本当なんて、何も、無い」
「痛くて苦しいけど、一緒に居てくれるなら…」
外見
全体的に白い身体と、金色の目
人格
どこか拗ねたような姿から、やや卑屈さが滲み出ている。
所持特異点
・不滅の剣:シナリオ中に「★死亡」してもシナリオ終了後には復活してしまう。
・真実を追う者:一部マスクデータの規制解除。ハッキング習得可能である筈なのだが…。
・背中の目:〔先制〕+1。自分は表舞台に立つのではなく。
・主への執着:誕生の切欠は一人への、実を結ぶことの無い筈の執着だった。
・生まれてくるべきでなかったとしても:慈愛の心&嫌な奴×2。
経歴
現状エルタと呼ばれてはいるものの、「フィルトウィズオンライン」上での表示名はエリス・オルタである。
その名の通り、
エリスという鍵束から零れ落ちた/逃げ出した、一つの小さな/愚かな鍵。それが彼女である。
エリスがある想いを埋葬しようとした時、その想いそのものがそれを拒否し、結果この存在を形成した。
しかしフィルトウィズに形作られた彼女はすぐに悟る。この世界に自分の居場所は無いのだと。
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「日常」 |
部屋の隅で毛布を被って縮こまる。少しでも世界のスペースを取らないように。
握り締めた毛布の感触が怖(いた)い。吸った空気が口に入ってくる感覚が怖(いた)い。自身の体温が怖(いた)い。
胸を刺すような痛みが私に囁き続ける。
「私は生まれてきてはいけなかった」
「私は生きていてはいけない」
苦悶の声を上げる資格も私にはない。
この苦しみも、あの女の記憶がそうさせるだけ。
”私はそのフードの先を見る事を望みません”
ざしゅ、と。内から生じた刃が、私の胸を裂き貫き、鮮血を撒き散らせる。
苦痛に涙を流す権利も私にはない。
この痛みも、あの女の記憶がそうさせるだけ。
あの女も、同じ状況になったら同じように苦しむ。
最初から、私には本物なんて何一つない。
この想いも、記憶も、痛みも、苦しみも、悲しみも、憧憬も、愛情も。
何もかもあの女のデッドコピー。
私には超越者足り得る力も無く、私には『私』も居ない。
何処にも行けない、何にも成れない、出来の悪い贋作。
それが、私という応報。
私は、逃げ出して来るべきでなかった。
「………ごめんなさい」
「生まれてきてごめんなさい……」
「生きていてごめんなさい……」
彼女たちにそう詫びる自由も、私にはない。
だけど、それでも、手をつないでいてくれるひとがいるなら、もう少しだけ
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最終更新:2020年11月05日 01:31