ピンチパンチ

「ピンチパンチ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ピンチパンチ - (2025/07/19 (土) 10:29:52) のソース

*ピンチパンチ
80年代後半から90年代前半にかけて、[[タイトー]]のアーケードゲームに楽曲を提供していた外注のサウンドチーム。
タイトーがキャラクター等のデザインを発注していたビジュアルアーツプロダクション(V.A.P)(([[株式会社ビジュアルアーツプロダクション 社長の紹介ページ>>http://www.wen.ne.jp/creators/producer/yamamoto.htm]]より。ピンチパンチの秘密のアジトに登場する会社略称や、社長の名字、会社の所在地が一致する。))のサウンド部とみられる。

タイトーでは1987年5月11日に発表したギター演奏ロボット『弦遊』の作曲をゴダイゴの[[浅野孝已]]氏に依頼した((ちなみにゴダイゴ浅野氏とタイトーの縁が出来たのは、LDゲーム『宇宙戦艦ヤマト』あたりが初とのこと。[[4Gamer.netの記事>>https://www.4gamer.net/games/464/G046469/20200324041/index_2.html]]より。))関係で『[[チェイスH.Q.]]』、『[[エンフォース]]』、『[[S.C.I.]]』の楽曲制作を浅野氏に依頼するなど、外注による作曲作品が増えていた。
その流れに乗ってピンチパンチも、ゲームサウンドクリエイターになるチャンスに出会ったという((ただし、ピンチパンチが最初に楽曲提供を行った『[[コンチネンタルサーカス]]』は『チェイスH.Q.』よりも以前の作品である。))。
彼らについて言及している最も古い文献は『[[究極タイガー]] -G.S.M. TAITO 2-』のブックレットにてMar.こと[[高木正彦]]氏がコメントしているもので、その際は「Pinch Punch」と表記されていた。
彼ら自身のコメントで初めて名義を使用したのは『タイトーDJステーション -G.S.M. TAITO 5-』のライナーノーツからで、その際の表記は「ピンチパンチ」あった。
その後も「ピンチパーンチ」(G.S.M. 1500 SERIES [[キャメルトライ]] / カダッシュ)、「ピンチ-パンチ-」(サイトロン ビデオゲームミュージック年鑑1990)、「PinchPanch」([[マージャンクエスト]]全曲集)と多くの表記揺れが見られた。
本項では『COZMO ~ZUNTATA 25th Anniversary~』の初回限定版に付属の特典DISC『L'ab-normal Limited 2』の盤面にも記載のある、最も頻繁に使用されているカタカナ表記の「ピンチパンチ」をページ名としている。

タイトー本家のサウンドチーム[[ZUNTATA]]の陰にどうしても隠れがちだが、質の良い楽曲を残している。
担当した作品はマイナーなものが多いが、『[[キャメルトライ]]』や『[[カダッシュ]]』といった比較的有名な作品もある。
1992年の『[[ダイノレックス]]』を最後にクレジットされなくなり、V.A.Pの経営が困難になった為に解散された(([[ピンチパンチの秘密のアジト ピンチパァーンチの秘密のアジト ii 第四話>>https://web.archive.org/web/20240221054248/http://www.ne.jp/asahi/hassy/cat/hassylab/pp/pp2/pp2_006.htm]]より。))様だが、一部のメンバーはその後もゲーム音楽の作曲を続けた。
----
**所属メンバー
-大橋義典
--通称は &ruby(よー){YO} で、ピンチパンチの実行部隊隊長。
--代表作は『[[コンチネンタルサーカス]]』、『[[ダイノレックス]]』など。
--バンド「痛郎」のギタリストとして、1986年の結成当初から現在まで断続的に活動している。
--ピンチパンチ解散後は、『ゴジラ』(AC版)に参加。
-西賢二
--通称は &ruby(くん){KN} で、ピンチパンチの実行部隊補佐。
--代表作は『[[キャメルトライ]]』、『[[ガンバスター]]』など。
--ピンチパンチ解散後はスカラベに所属し、以下の作品などに参加。
---ゴジラ 列島震撼
---バトルモンスターズ (スペシャルサンクス)
---そこぬけ対戦ゲーム
---麻雀ハイパーリアクション
---エンジェルパラダイス ボリューム1 坂木優子 恋の予感 イン ハリウッド
---キリングゾーン
---超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか (西村隆文と共同でサウンド)
---機動戦艦ナデシコ The blank of 3years (西村隆文と共同でサウンド)
---全日本プロレス FEATURING VIRTUA
---GIANTGRAM 全日本プロレス2 IN 日本武道館 (西村隆文と共同でサウンドスタッフ)
--平井堅、AKB48などのJ-POPアーティストの作曲や、『S・A』などのアニメ作品ソングの作曲家としても活動。
--『[[イーグレットツー ミニ]]』の初回限定版特典CDに、『キャメルトライ』より「パ・マ・ディ“パーマをかけた帰り道”」のセルフリミックスを提供。
-市川ちさ
--通称は &ruby(ちー){CI} で、ピンチパンチの通信兵。
--代表作は『[[地獄めぐり]]』、『[[カダッシュ]]』など。
-沢田
--通称は 謎の中国人 。サウンドには関与していない。
--V.A.P のアニメーター (([[ピンチパンチの秘密のアジト ある日のPP 後書き>>https://web.archive.org/web/20240221054248/http://www.ne.jp/asahi/hassy/cat/hassylab/pp/pp1/pp1_031.htm]]より)) で、ピンチパンチの秘密のアジトにイラストを提供していた。
----
**担当作品
-[[コンチネンタルサーカス]]
-[[地獄めぐり]]
-[[ファイティングホーク]]
-[[マスター オブ ウエポン]]
-[[インセクターX]]
-[[バイオレンスファイト]]
-[[RAMBO III (AC)]]
-[[カダッシュ]]
-[[キャメルトライ]]
-[[ニンジャキッズ]]
-[[マージャンクエスト]]
-[[ガンバスター]]
-[[ダイノレックス]]
----
**外部リンク
-[[株式会社 ビジュアル アーツ プロダクション>>http://www.wen.ne.jp/creators/movie/varts.htm]]
-[[山本 徹>>http://www.wen.ne.jp/creators/producer/yamamoto.htm]]
-[[ピンチパンチの秘密のアジト>>https://web.archive.org/web/20240221054248/http://www.ne.jp/asahi/hassy/cat/hassylab/pp/pp_001.htm]]
--大橋義典氏と交流のあった YON-X こと YON-Xcharger 氏とのメールがきっかけで発足したWebサイトのアーカイブ。