せんとう!スター団ボス
概要
本作のストーリーの一つ「スターダスト☆ストリート」で対決する、不良学生集団「スター団」のボスの戦闘曲。
正式な曲名は現状不明のため、仮の曲名としている。
作曲者は、
一之瀬剛氏が
Twitterで『
GIGA WRECKER ALT』のPRの際に谷口氏がスター団関連の曲を担当したことを明かし、その後谷口氏も
自身のTwitterで改めて明かしたことから判明した。
なお設定上スター団のBGMは『チーム・セギン』のボスであるDJ悪事ことピーニャが作曲したことになっていることから、この曲も彼が作曲したものということになる。
この設定から、スター団関係の曲は一人の作曲者が全て担当したことが示されており、DJ悪事とは谷口氏のことでもあったということである。
ハードコアな曲調が異質な
マジボス戦も特徴的だが、この曲もポケットモンスターシリーズでは非常に珍しいバリバリの激しいメタルロック。
まず強烈なエレキギターのイントロから始まり、一拍置いた後にシンセサイザーとエレキギターを主旋律とした激しいメロディが展開、その後はギターリフを主軸としながらも合間にシンセサイザーのメロディやサビなどを交え、終盤では一気にヒロイックなギターソロを展開する。
この激しい曲が
1ループ約3分(正確には2周目のギターソロ、ドラムに違いがあり約6分)というこれまたシリーズでも異例の長さで流れるのだが、スター団ボス戦自体の難易度の高さに加え、最後の一体が
ブロロロームをエンジンとして搭載した改造ライドポケモン「スターモービル」というインパクトもあり、プレイヤーを飽きさせずテンションを高め戦闘を盛り上げてくれる。
そのインパクトの強さは谷口氏も
「異様」と
表現するほどで、曲にシャウトを入れたのも半端な曲では太刀打ちできないと思ったからだそうである。
その中でも
「最も危険」と評される『チーム・カーフ』のボス「ビワ」に至っては、
「作中最難関」との悲鳴すら挙がるほどのシリーズ屈指の強さであり、衝撃の度合いも無論極め付け。
なお谷口氏
曰く、曲作りにギターを使ったのは
チャリ走DX2以来9年ぶりとのことで、ギターの弦が全て切れていたとか。
軽いネタバレになるが、スター団は元々いじめられっ子が対抗するために結成した組織(グループ)。
ボスたちも問題行動こそ起こしているが悪人ではなく、むしろ彼らの恩人であるボスの復帰を一途に信じるあまり暴走した悲しい悪役とも言える。
終盤のメロディがどことなく熱い魂のこもったギターソロになっているのも、そうした彼らの信念、あるいはスター団が曲がりなりにも他のいじめられっ子にとってヒーローのような存在になっていた事実も関係していそうである。
最終更新:2023年02月01日 20:40