ダマグモインフェルノとの戦い

ダマグモインフェルノとの戦い


概要

内臓の一部に有機物を残すが、甲殻は無機物で
19コもの眼(光電センサー)が備わっており
獲物の位置を正確に把握する。
第一関節の裏側から放出される気体には、
獲物の脳に作用すると一時的に行動を
乗っ取る化学物質が含まれ
奇妙に跳びはねながら、足元付近を動き回る
ことから、地獄のダンスと言われている。
およそ生物の説明として似つかわしくないが、
この惑星では、有機物と無機物の境界は
明確ではないようだ。


本作の第3ステージに相当する水辺ステージ「とこなぎの浜辺」上の地下ダンジョン「スクラップディスコ」のボスである、ミラーボールを模した原生生物「ダマグモインフェルノ(以下「本ボス」と表記)」との対決時のBGMである。
本作は曲名が永らく未発表であったが、10月31日に配信された「Nintendo Music」にて正式名称が判明した。

本ボスのモチーフに合わせた、往年のディスコを感じさせるノリノリのハードコアテクノ。
任天堂おなじみの「戦闘中の展開に合わせて曲調が変動する」演出を持つ曲であり、ピクミンからの攻撃を受けて本ボスが変色し通常⇒活動⇒暴走⇒通常・・・のローテーションを移行するたびにレゲエホーンが鳴り
  • 白色状態(通常):ゆったりとした重いハードコアテクノ
  • 黄色状態(活動):白色状態からテンポアップ
  • 赤色状態(暴走):黄色状態からさらにテンポアップ
の3種類のBGMへとローテーションで変調される。

さらに本ボスに一定以上のダメージを与えた際のダウン状態にも
  • 黄色状態(活動)のダウンVer:黄色状態を高音アレンジ
  • 赤色状態(暴走)のダウンVer:赤色状態を高音アレンジ
という2種類のアレンジへと変調するうえ、本ボスの撃破時にはレゲエホーンが印象的な〆BGMへ移行する。
上記の通り合計6種類の曲調へと変調する、本作の中でも特に優遇されたBGMである。

ゲーム上の演出として特徴的なのは重めのビート音で、これは厳密にはBGMではなく本ボスの足踏み音がBGMとシンクロすることによって演奏されている。足踏み=本ボスの攻撃であるため、BGMとシンクロして繰り出される攻撃はプレイヤーの印象に大きく残る。
加えて、変調前には本ボスがミラーボール部の真下に向けてピクミンを混乱させる特殊ガスを噴霧する。このガスを浴びたピクミンはディスコのサークルモッシュよろしく踊り狂うように飛び跳ね、プレイヤーからの指示を一切受け付けなくなる。ガスを浴びてモッシュ中のピクミンは当然ながら激しい足踏みの犠牲となり地獄の様相を示すことから、足踏みのビート音がより一層プレイヤーの記憶に刻み付けられる。

なお便宜上「BGM」として扱っているが、ゲームシステム上は「BGM」すなわち背景音楽ではない。
なにを言っているんだと思うかもしれないが、ポーズ画面を開いたり氷ピクミンで凍らせたりするとBGMが止まる上、本来BGMが変わらないはずの生物図鑑ですらコイツだけ曲が流れる仕様から、この「BGM」の正体はダマグモインフェルノの鳴き声として扱われているようだ。生体と機械とが融合しているダマグモ族ならではの演出と言える。

ミラーボールを原生生物にし、ガスで無理矢理踊らせてディスコを再現する強引さに加えて、足踏みとピクミンを踏み潰す音で曲にしてしまう斜め上を突き抜けた発想は大きな反響を呼び、本作でも特に印象に残るものとなった。

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最終更新:2024年11月01日 22:31