戦闘!ジムリーダー
概要
ほんじゃ そろそろ いってみよう!
挑戦者氏の 実力は どんなもんじゃ~!?
パルデア地方のジムリーダー戦BGM。
2023年のNHKオーケストラコンサートで演奏された際に口頭で曲名が公表され、サントラの発売をもって
作曲者は前作に引き続いて足立氏と判明した。
曲の全体的な流れは評価の高かった
前作の
ジムリーダー戦を踏襲しているが、スポーツイベントと応援歌を意識した前作に対して、今作は学園ものということでスクールバンドを意識したと思われるブラスバンド風の曲となっている。
そのため曲の主旋律を担うのは主に金管楽器である。
またインタラクティブミュージックについても前作から更に推し進め発展させたものになっており、戦闘開始前の「ジム」のフレーズから終了後の「ジムリーダーに勝利!」のフレーズまでノンストップで繋がるように設定されている。
このためサントラでの収録の際は「戦闘!ジムリーダー~ジムリーダーに勝利!」として一纏めとなっている。
なおNHKオーケストラコンサートでは「戦闘!ジムリーダー」のみでの演目となっており、このコンサートで演奏された部分が「戦闘!ジムリーダー」であり、演奏されなかった部分が「ジムリーダーに勝利!」と区分けしていいだろう。
「ジム」のフレーズがなくなり、臨戦態勢を告げるハンドクラップからテンポを一気に引き上げ戦闘に突入するイントロの流れはかなりのインパクトがある。
このハンドクラップはNHKコンサートでも取り入れられており、『
ポケモンマスターズEX』でのアレンジでもアウトロに入っていることから、この曲の大きな特徴の一つであることが分かる。
なおナンジャモとライムは職業柄戦闘開始前の曲が別に用意されているが、よく聴くと基本フレーズは同じだったりする。
戦闘中は、残りのポケモンの数に応じて徐々に曲が変化していく。
後半になると、トランペットやサックスの演奏が追加され、華やかになっていく。
さらなる 細工を くわえよう!
題して 『ウソから出た実』!!
社会人 お得意の技!
出しても よろしいでしょうか?
そしてジムリーダー側が最後のポケモンとなると、今回も前口上の終了と共に曲も最終局面に入るのだが、その際のイントロはなんと8分の6拍子であり、ここだけフレーズのみならずテンポまで変えることでこれまでとは明らかに違うと知らしめてくる。
今回のラストはより明るさを前面に出すことで、主人公の名に込められた「青春」と本作の目玉である「テラスタル」を感じさせる熱く光り輝く印象を受ける。
これほどの曲の煌めきに答えるかのように、今作のジムリーダー戦はテラスタルのシステムを有効に活用してくることから歴代でも屈指の強さと評判であり、特に特性込みで弱点なしにしてしまうナンジャモのムウマージと状態異常をからげんきで返り討ちにするアオキのムクホークは有名。
そしてコルサのウソッキーに至っては、自身の設定すらも使いテラスタルのシステムを最も体現した存在とすら言われている。
なお主旋律は前回と同様に観客の声援であるが、アニメではガチのコーラスを、そしてNHKコンサートではコーラスなしのヴァイオリンで主旋律を奏でている。
様々な手法で演奏できてしまう辺り、相当の完成度の高さがうかがえる。
そして決着がつくと、どのタイミングでも極力違和感なく「ジムリーダーに勝利!」のフレーズに移行するように複数の移行タイミングが設定させており、最後まで抜かりがない。
前作の経験を活かしつつ今作の世界観を見事に落とし込み、更なる挑戦に挑んだこの曲は本作のジムリーダー戦に相応しい出来栄えである。
公式の動画に何度も使用されており、NHKコンサートでも演目のトリを務めてたことから、本作の看板曲と言っていいだろう。
過去ランキング順位
サウンドトラック
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最終更新:2025年04月22日 18:30