始まりの黎明/テスカトリポカ

始まりの黎明/テスカトリポカ

収録作品:Fate/Grand Order[iOS/And]
作曲者:芳賀敬太

概要


「逃げ惑い、殺しを厭い、正義を疑う。そんな臆病者は戦士とは認めない」
「オマエは死を嫌いすぎる。だが。その心情で生き延びた以上、認めねばならん」
「——カルデアの男(女)。その魂が戦士であるのなら、戦士の姿で応えよう」



       GRAND BATTLE      
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死ぬことは無く
生まれることは無く
回帰することは無く
此処に、人理の保障は無く
神は虚空にある
その名は、「⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️」
異星の神——「⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️」

『Fate/grand order』第2部7章の南米篇[黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン]の最終決戦bgm。
TYPE-MOON世界最強の生物「極限の単独種(ORT)」との戦いの果てに「戦士たちの休息所(ミクトランパ)」に辿り着いた主人公と最後のクリプター、デイビット・セム・ヴォイドによる最後の決戦曲であり、 南米らしいウクレレじみたギターを主軸にしたスパニッシュ風味メロディが霧の立ち込める静かな「戦士たちの休息所」の雰囲気を醸し、コーラスを入れる事で譲れない勝ちを巡るタイマンの激しさと世界の雄大さを表している曲となっている。
この様な曲となった経緯について芳賀氏は

「淡々とした感じにしたい」という要望があったからかな。
宝具BGMはテスカトリポカ戦の曲「始まりの黎明」をアレンジしたもので、その「始まりの黎明」はストイックにずっと同じストロークが続いていくことで、黎明、夜明け前の世界、そして太陽が昇るという流れを表現していて。

と述べており、これは南米神話らしい世界の捉え方や南米神話に於ける「時間の信仰」をイメージしていると考えられる。
主人公は全ての負債を買い戻し、戦いに戻り前に進む為に。
クリプターはもう一度時を巻き戻し、「ORT」によって人類の汚名を防ぐ為に。
命を燃やし尽くしてでも辿り着いた休息所にて、抗う様をこの曲と共に見届けて頂きたい。


「オマエさんはミクトランを終わらせはしたが滅ぼしてはいない。
アステカ神話において絶滅は繰り返されると聞いているだろ?
なら、その後に蘇るものがある事も知った筈だ。国が滅びても、文明が滅びても生き続けるものがある。
これを消すことは誰にもできない。

🟩🟩🟩🟩が仕えていたのは「時間」だよ。
オマエたちは時間を計るものと捉えがちだ。時間とは積み重なるもの、それだけで意義の有るもの。

オマエが滅びようが、オマエの国が滅びようが、時間は消え去らない。
人間が観測する時間。
機械が記録する時間。
物質が摩耗する時間。
惑星が冷却する時間。
その全てが無くならない限り、オレたちの世界は不滅なんだ。

終わりはない。失われるものはあっても、この惑星の誰もが役目を終えても——
時間(みらい)はいつまでも続いていくのさ。

その未来に向け、我々は清算する。
己の業と、真正面から向き合って。


過去ランキング順位



収録サウンドトラック

Fate/Grand Order Original Soundtrack Ⅵ


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最終更新:2024年08月25日 11:00