せんとう!ゼルネアス・イベルタル
概要
本作カロス地方の伝説のポケモン「ゼルネアス」「イベルタル」との戦闘で流れるBGM。
また殿堂入り後の終の洞窟の最深部に居座る「ジガルデ」の戦闘曲もこれである。
ストーリー終盤にフレア団が稼働させた最終兵器の最奥でエネルギーを吸い取られ続けており、幹部を全て退けると復活イベントのムービーが流れ、そのまま戦闘に突入する。
この曲は初っ端から最低音のドスの効いたドラムのみを打ち鳴らしてくるというこれまでの戦闘曲と比べても明らかに異質なものとなっているが、ここでポケモンの鳴き声が響くとともに本格的に演奏が始まる構成となっており、曲を戦闘開始の流れに合わせることで圧倒的な威圧感を出している。
イントロの後はゆっくりとしながらも威圧的なベースとドラムの旋律が続くが、次第に壮大なフレーズでどんどんギアを上げていき、胸の高鳴りを感じさせるものとなっている。
「再生」と「破壊」と「秩序」を司るに相応しい圧倒的な力と格の違いを感じさせる曲でありながら、どこか曲としての美しさも感じさせる、本作の伝説ポケモンに相応しい曲だと言えるだろう。
またこの後にはフラダリとの最終決戦も控えており、怒涛の展開で記憶に残っているトレーナーも多いはずである。
ゼルネアス・イベルタルの個体値厳選のために「戦闘!フラダリ」共々飽きるほど聴いたとは言ってはいけない。
ポケモンの数1,000種類突破を記念して公開された「Pokémon 1008 ENCOUNTERS」では、この曲のアレンジが伝説ポケモンの前半の場面を任されている。
なお後半は「
戦闘!ウルトラネクロズマ」が務めており、この二曲のアレンジメドレーが放つ威圧感と壮大さは圧巻という外ない。
派生作である『
Pokémon LEGENDS Z-A』では、ジガルデをメインに据えていることもあり、ジガルデ戦は各フォルムごと計3曲のアレンジが用意されている。
だが、10%フォルムは既存のフレーズが微かに分かる程度で、ほぼ新規曲と言ってよい内容となっている。
これが50%になると、10%フォルムの曲構成を維持しつつ、明らかに原曲のフレーズが組み込まれていることが分かる作りに変わっていることが分かる。
そして、エンディング後に用意されている捕獲戦は、なんと全フォルム総当たりの3連戦となっているが、この流れが段階を経るごとに曲もオリジナルにに近づいていくようになっていることで、テンションをどんどん上げていく。
そして満を持して登場するパーフェクトフォルムは、ピアノで10%フォルムのフレーズを織り交ぜつつ、原曲のフレーズもフルに使い
ガバキックをガンガン響かせたEDMアレンジでの完成曲というべきものに仕上った。
なお、本作でもゼルネアスとイベルタルは登場するが、こちらは原曲をそのまま使うことで差別化している。
過去ランキング順位
収録サウンドトラック
ニンテンドー3DS ポケモン X・Y スーパーミュージックコレクション
関連動画
【公式】Pokémon 1008 ENCOUNTERS
最終更新:2025年10月26日 11:00