Challenger 1985

チャレンジャー 1985

第1ステージ

収録作品:グラディウス[AC/FC/MSX/PC88/X1/PCE/X68k/SS/PS/PSP]
作曲者:東野美紀
編曲者 (FC):佐々木嘉則

概要

最初のステージである火山面で流れるBGM。1985とは『グラディウス』が稼動した年代である。
明るく軽快なリズムが特徴のBGMは、当時あらゆる面で革新的だったシューティングゲーム『グラディウス』の登場と共に、多くのプレイヤー達に大きな印象を与え、今でも『グラディウス』を代表する曲と言えばこの曲を挙げる人も多いだろう。
この明るめなサウンドは、後のシリーズの音楽の特徴として受け継がれていった。

ちなみに作曲者の東野美紀氏は、この曲を作曲した当時、音大生のアルバイトであったのはわりと有名な話。
また収録サウンドトラックによっては「第1ステージ」という曲タイトルで収録されている。

アーケード版では10小節目にシ(B♮)で鳴っているベース音があるが、東野氏はシ♭(Bb)を意図していたとのこと。
東野氏は「サントラ化された際初めてベース音に間違いに気が付き、青ざめた」という。*1
ただ、『バトル・ミュージック・コレクション』に付属の楽譜 *2では当該箇所がシ(B♮)となっている。
そのため、もしこれが東野氏の自筆譜であり、これを元にデータ化されていた場合は「元々の楽譜が間違っていた」ことになる。*3
FC版では、ミュージックを担当した佐々木嘉則氏の手により、当該箇所は正しく修正されている。
しかし、11~13小節目はパートを取り違え、本来の主旋律をオミットしてしまっている。

また「グラディウス」シリーズを含むコナミのSTG作品以外だと1曲まるまる収録されているわけではないが『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』において救出対象となる村人の一人、音楽家のゲオルグに話しかけた時にこの曲のイントロを口ずさむ時がある。
同社ネタとはいえジャンルが全く違うゲームでそのもののBGMが出てくる例も音ゲーなどを除けば珍しいかと思われる。

過去ランキング順位

第2回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 38位
第3回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 280位
第11回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 814位
第18回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 765位
ファミコン名曲ベスト100 53位
みんなで決める【アーケードゲーム音楽】ベスト100 6位
第2回 みんなで決める【アーケードゲーム音楽】ベスト100 47位
みんなで決めるシューティングゲーム音楽BEST100 122位
みんなで決めるKONAMIのゲーム音楽BEST100 18位
みんなで決めるゲーム音楽歴代ベスト100ランキング 207位
みんなで決める一面BGMランキング 69位
みんなで決める1980年代の名曲ランキング 26位(AC)、154位(FC)
みんなで決める宇宙曲ランキング 33位

サウンドトラック

オリジナル・サウンド・オブ・グラディウス&沙羅曼蛇-バトル・ミュージック・コレクション-

コナミ・ゲーム・ミュージック1 (GAME SOUND LEGEND SERIES)


同名アルバムの復刻盤

グラディウス アーケードサウンドトラック


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最終更新:2025年09月28日 22:08

*1 グラディウスBGMの疑問を作曲者ご本人が答えてくれました!より

*2 『グラディウス ポータブル 公式ガイド』にも同一の楽譜を掲載

*3 当該の楽譜と実際の楽曲を比較すると、9小節目でベース音ラ♭(Ab)のオクターブ上の臨時記号が省略されラ(A♮)となっているところを、製品版では想定したであろうラ♭(Ab)としているなど、「空気を読んだ」データ化がされた箇所もあるため、サウンドプログラマーが拾い切れなかったともいえる