げすいどう
概要
エスタミルの下水道、ゴールドマイン、シルバーの洞窟で流れる曲。メルビルにも下水道があるがそちらでは流れない。
タイトルと使われる場面に似つかわしくなく、勇ましくカッコいい曲なので「世界一カッコいい下水道」などと呼ばれる。
伊藤賢治へのインタビューでもその事でよくネタにされる曲である。
スクウェア・エニックス公式の歴代サガシリーズの人気投票での順位は16位。
作曲の伊藤賢治氏は別な場面で使われる事を想定していたらしいが、プロデューサーの河津秋敏氏によって下水道に配置されてしまったらしい。
なので伊藤氏は曲名を「下水道」にしたのだが、「なんて安直につけるんだ!」と怒られたとか。
後年伊藤氏も「タイトルどうにかなんなかったかな。すまなかったなとこの曲に対して思う」とコメントしている。
ちなみに他のサガシリーズでもたびたび下水道がダンジョンとして出てくるがそれらは普通に下水道っぽい曲が使われるので、なぜこの作品だけこんなにカッコいい下水道になったかは甚だ疑問である。
これについては「キーボード・マガジン 2017年7月号 SUMMER」でのインタビューでこの曲について取り上げられた際、さらに詳細が語られている。
元々は8人のメイン・キャラクターたちが歩いていくフィールドでの、統一のテーマ曲だったとのこと。
しかし各キャラクターごとにテーマ曲をそれぞれ作ってしまったため扱いに困ってしまい、ピコピコ鳴っていて残響もあるからということで下水道に当てはまられてしまったそうだ。
他の作品ならメインテーマとしても扱われることすら考えられる場面を想定して作曲されたのであれば、『ロマンシングサガ』を代表する一曲となるのも納得である。
また本楽曲のメロディが「レクイエム」「孤独のテーマ」「試練」でも共通して使われていることからもただの下水道の曲ではないことが伺える。
リメイクの『
ロマンシングサガ ミンストレルソング』ではこの曲のアレンジがエスタミルとメルビルの下水道で使われている。
ほぼ別曲としてアレンジされているとはいえ、そちらも同じく下水道に似つかわしくないスタイリッシュな一曲となっている。
過去ランキング順位
サウンドトラック
ロマンシング サ・ガ オリジナル・サウンド・ヴァージョン
Romancing SaGa Original Soundtrack -REMASTER-
Re:Birth II/ロマンシング サ・ガ バトルアレンジ
関連動画
Re:Birth II -閃-/サガ バトルアレンジ
『ロマンシング サガ オーケストラ祭 LIVE CD』試聴動画
最終更新:2025年01月28日 23:26