百竜ノ淵源

ひゃくりゅうのえんげん

収録作品:モンスターハンターライズ[NS,PC]
作曲者:堀諭史
歌:加藤いづみ、宮崎カナエ

概要

  我 稲 対  
  ら 妻 よ  
          _
      
      
          
       
       
      
      
       _
        _
         _
         _
           _


本作の無料タイトルアップデートVer.3.0において実装された、ストーリーにおける真のラスボスとなる「百竜ノ淵源ナルハタタヒメ」との戦闘で流れる曲。
風神龍イブシマキヒコの曲『禍群の息吹』、雷神龍ナルハタタヒメの曲『禍群の鳴神』と同様の和風ボーカル曲である。
また、「モンスターハンターダブルクロス」の『ニャンてハッピーラッキーデイ!』以来となるデュオ曲でもあり、歌うのは両曲から引き続いて加藤いづみ氏、宮崎カナエ氏となるため、設定上は本作の受付嬢であるヒノエミノトが歌っていることになる。
歌詞は「モンスターハンター3」の『月震/ナバルデウス』等と同様にモンハン世界の架空の言語、いわゆるモンハン語で歌っている。
だが今作では別に日本語 ver.もあるので、歌詞の内容はこちらを聞くことでのみ確認することができていた。
そして、12月17日に発売された「モンスターハンターライズ公式設定資料集百竜災禍秘録」で正式に歌詞の全貌が明らかになっている。

決戦の地となる龍宮砦跡にて前哨戦となるイブシマキヒコに一定のダメージを与えると、イブシマキヒコが墜落した衝撃で足場が崩落。
地下のナルハタタヒメがイブシマキヒコに喰いついて養分を取り込むことで、対の古龍双方の力を併せ持つ「百竜ノ淵源ナルハタタヒメ」に変貌。
すでのその身には卵が宿っており、互いの種の存亡をかけた最終決戦となる。

『禍群の息吹』が弦鳴楽器中心で、『禍群の鳴神』が気鳴楽器中心で構成されていたが、この曲はその両方を扱っており、更に両曲のフレーズを使った融合曲というべきものとなっている。
このような二つの曲を融合させる手法は、「モンスターハンター4」での『光蝕む外套~ゴア・マガラ』『光と闇の転生~シャガルマガラ』の二曲を合わせた『ひとつの唄』以来であり、曲の面からもストーリーにアプローチをかけていることが分かるだろう。
奇しくも両作のストーリーでの最終決戦は、種の繁殖をかけたモンスターとの対決が共通している。*1
またその荘厳な音色と歌声は『禍群の鳴神』のような美しさと切なさだけではなく『禍群の息吹』のような勇壮な響きも感じられ、百竜夜行を巡るストーリーの終局に相応しいものとなっている。

またこの最終決戦は、これまでのシリーズでは考えられなかったギミックが搭載されている。
戦闘が進むと突然カメラアングルが強制的に上空に向けられ、その直後になんと本作のメインモンスターである「怨虎竜マガイマガド」、Ver.2.0で追加された「鋼龍クシャルダオラ」、「炎王龍テオ・テスカトル」のうち1匹が乱入してくるのである(ストーリークリア前は必ずマガイマガド、ストーリークリア後は他2種が追加)。しかもそれぞれが初めから、全身鬼火纏い龍風圧纏い粉塵纏いというフルスロットルの状態である。
反撃により、すぐに待機状態となるため、そのまま操竜で攻撃することができる。
百竜夜行の元凶を相手に、宿敵であるメインモンスターやMH2より登場する古参の古龍と共闘するというシリーズ前代未聞の事態に、どのハンターも驚愕すると同時に胸が熱くなったはずである。
そして操竜大技を叩き込むことができた暁には、曲が『英雄の証: Rise ver.』に切り替わるという、シリーズの王道パターンでテンションは最高潮となるだろう。

過去ランキング順位


歌詞

+ クリックすると表示
いざや

(かぜ) (いかずち) ()じらふ

此方(こち)末葉(すえば) 天地(あめつち)なり

(あや)(はた)()く ()(かみ)
 (     )   ()くは

一天(いってん)神吹(みぶ) ほろに(こぼ)

末葉(すえば)諸共(もろとも) ()()()
 (       )  (うれた)()()

(われ)楽土(らくど)が かぞいろは いざや


サウンドトラック

MONSTER HUNTER RISE Extra Tracks


関連資料

モンスターハンターライズ公式設定資料集百竜災禍秘録


タグ:

堀諭史
+ タグ編集
  • タグ:
  • 堀諭史
最終更新:2025年03月15日 09:57

*1 天廻龍シャガルマガラの狂竜物質の正体は、自身の生殖細胞であったことが後年裏設定として明かされている。