龍 ―みずち―
概要
我が名はサクナヒメ!!
ヤナトの神にして…ヒノエの民である!!
我は『大禍大龍』、
全ての神と人に仇を成すもの!!
本作のラストバトルで流れる曲。
ラストダンジョン「深淵の大樹骸」の最深部において、創世樹の力を吸収した悪神「大龍」改め「大禍大龍」を前に、サクナヒメが羽衣の力を解放するところから曲が開始される。
また本作のエンドコンテンツである「天返宮」の最深部で待つ裏ボス戦もこの曲であるが、こちらは展開の都合上イベントシーンの曲はカットされている。
大嶋氏が
自身のサイトで解説しているが、この曲は実質イベントシーンと戦闘シーンの二曲で構成されている曲である。
戦闘直前のイベントシーンは、各シーンの演出とセリフ更には尺の秒数まで指定された絵コンテに沿って作曲されている。
神々しいストリングスの音色から始まり、サクナの場面では尺八のゆっくりとした音色が力強さを感じさせるものとなっている。
盛り上がりが頂点に達すると、大禍大龍の場面はドスの効いたブラスの音色が音階を上げながら再度盛り上げていき戦闘シーンに突入する構成である。
戦闘シーンはストリングスが音階を上げながら盛り上げていき、尺八を主旋律とするAメロに移っていくが、このAメロは主題歌「
ヤナト田植唄・巫 ―かみなぎ―」の第一主題のフレーズを使っている。
その後は緩急をつけながらBメロを奏で、サビは笛とブラスで田植唄の第二主題のフレーズを演奏後イントロに戻る構成である。
またこの曲における田植唄のフレーズは、「
樹 ―いつき―」とともに作中の曲の中でも特に前面に出ており、ここまでたどり着いたプレイヤーには感慨深いものがあるだろう。
このラストバトルは開発側も相当手間と時間をかけた場面とのことで、専用のモーション・カメラ位置を駆使して半年もかけて完成させたことを開発者のなる氏とアニメーション担当のくろろ氏は
自身のツイッターで明かしている。
この前後の展開も含めて、曲・演出・ストーリーすべてが稲作を全面に押し出した本作の終幕に相応しい力の入ったものであると言えるだろう。
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最終更新:2025年01月01日 17:00