From a Place of Love
概要
図書館の脅威度レベル「都市疾病」の右端の招待状ルート「視線事務所」をクリアすると挑戦できる「愛の町」戦のBGM。
どのような場所にでも10秒で到達できることで評判の民間高速鉄道「Warp列車」。
その正体は時間の流れの異なる異空間を2000年かけて運行しつつ、到着時に乗客の記憶やら何やらを乗車直後の状態にリセットすることで10秒しか経っていないように見せかける狂気の産物であった。
記憶をリセットされるとはいえ、閉鎖空間の中で死ぬこともできずに過ごす2000年は常人の精神では到底耐え切れるものではなく、乗客は自殺を試みたり自殺者の肉を食べ始めたりお互いを縫い合わせて怪物化したりして人の道を外れていく。
そうして怪物となった人間の成れの果てがトマリー率いる「愛の町の住人」であり、「愛の町」の接待では図書館への刺客として差し向けられたそれらを相手することになる。
敵は肌色をした異形の怪物、背景には血と臓物と汚物がびっしりとこびりついたおぞましい様相を呈す接待だが、
曲自体は幻想的なメロディとCassie Weiの甘い歌声が綺麗に合わさったヒーリングソングであり、ゲーム中ではそのアンバランスな選曲に余計に恐怖心を煽られることとなろう。
ゲームと完全に無関係なわけでもなく、
曲中にはWarp列車のジョイント音を示すかのように規則的なドラム音、「好きなものは水（列車内で飲めるのは血液のみであるため）」、「僕らはひとつ（乗客同士が共食いの果てに文字通りの意味で一つになるため）」といった形で「愛の町」にまつわる要素が多数散りばめられている。
作者のKasai氏も「ゲームをプレイされてる方は分かると思いますが、あの世界観に敢えてのこの曲です」と語るあたり、アンバランスな配曲は意図的なものであろう。
過去ランキング順位
サウンドトラック
Library Of Ruina Soundtrack
最終更新：2024年07月26日 16:29
