戴冠式~妖精円卓領域:崩壊
概要
「あなたたちのブリテンは栄えるでしょう。たくさんの死を積み上げて、永遠に。永遠に。」
「世界が新しくなるほど根は古び、誰も知らないまま、この通り。 」
「取るに足りない、小さな虫のひと噛みで崩れるのです。 」
ソーシャルゲーム「fate/grand order」の第2部6章・妖精円卓領域:アヴァロン・ル・フェの最終篇である戴冠式…もとい、崩壊篇のマップbgm。
(国土と風景は)美しかった妖精國ブリテンが『冬の女王』に抑えられていた『大厄災』で一気に地獄絵図と化し、その様子を如実に描いた禍々しくどうしようもない『詰み』を表す曲調で絶望感を聞いた人に与える。
同じような絶望的状況の曲として同作の第1部7章後半のマップbgmに
絶対魔獣戦線:メソポタミアがあるが、彼方はそんな状況でも英雄王が民を鼓舞して滅びに決死の覚悟で抗おうとする人間の団結と強さを感じる辺り、僅かな希望があるようにも聴こえる。
しかし、此方は違う。
この異聞世界の妖精種の遥か昔の祖先が『悍ましい大罪』を犯しているにもかかわらず、物語の現在時点の妖精種大多数がその原罪に対して反省も懺悔もしないで真意も理解せず(或いは真実が■■■■で知らなかった)意味もなく上記の「許されよ」という言葉を(形式だけ)祈るだけであり、覆しようがない滅びと虚しさだけを曲から感じるであろう。
そもそも、崩壊篇の前に実装された後篇でも後味が非常に悪い終わり方であり、その終わり方や妖精種の醜さを目の当たりにしたプレイヤー(マスター)達は「ここまで滅びて欲しいと思う異聞世界は無かった」と呟く人がいるほどにヘイトが高かったが、いざブリテンの地獄絵図を見ると「誰がここまで悲惨にしろと言った」と目を瞑るような光景でマスター達の掌を返させた要素の一つが本楽曲とも言える。
そんな絶対的絶望の中、マスター達には厄災の地球全土への流出を抑える為に同時発生した『ブリテン自動防衛システムと化した竜』、『邪悪な妖精種にケジメをつけるために責任を以ってすべてを喰い殺す獣』、
『異聞妖精種の原罪たる超弩級の呪い』を含む3つの厄災と
『■■の■』を打倒せねばならず、同時に全ての難易度が極めて高い為に攻略の難しさでもマスター達に絶望を与える曲でもある。
崩壊篇の公開数日前・サービス開始6周年に公開された予告映像でもBGMとして使用されており、冒頭の語りと共に明確な崩壊の予感をプレイヤーに与えたという意味でも印象強いだろう。
また、2022年の7周年イベント放送最終枠にて妖精國篇のbgmが生演奏される催しがあり、此方は公式のYouTubeチャンネル等ににアーカイブが残っている為、ネタバレが気にならないor攻略済みの方は是非とも聞いておこう。
過去ランキング順位
収録サウンドトラック
Fate/Grand Order Original Soundtrack V
最終更新:2025年05月22日 02:03