彩りの大地

いろどりのだいち

収録作品:聖剣伝説 Legend of Mana[PS]
作曲者:下村陽子

概要

『ヒスイの卵』

大地の中で長い年月をかけて育った石を、

万物の起源である形に加工することで、

大地の創世の力をその中に封じました。


本作の最初のダンジョンの一つとなる「メキブの洞窟」で流れる曲。
メインシナリオの内の一つである『宝石泥棒』編の始まりとなる「まいごのプリンセス」の舞台の曲である。
『宝石泥棒』編では後半「コスモ」で再度訪れることになり、また「レイリスの塔」へ二度も足を運ぶことから『宝石泥棒』編のイメージが強い人も多いかもしれない。

「メキブの洞窟」は全体的に濃緑の色合いをした巨大な鍾乳洞であり、このような洞窟のダンジョンの曲は陰湿なイメージが付きまとうのだが、そんなイメージを真っ向から否定するかのような熱く勇ましい曲である。
イントロから迫力のあるフレーズで盛り上げ壮大で美しいメロディーで駆け抜けていく演奏は、ファンタジーの世界への好奇心をくすぐるものであり、ダンジョンをどんどんと突き進んでいく聖剣伝説シリーズのステージ構成によく合った曲であると言えるだろう。
なお下村氏は自身のTwitterで以下のように回想している。

3拍子かつワルツ系ではない力強いバトルを書きたくて
書いた曲。私はデータを作るときに何に一番拘るかと
いうとアーティキュレーションなのです。音の長さと
強さを考えてフレーズに表情をつけること。この曲は
すごくこだわり抜いた記憶があります。

またこのステージの他、「ジャングル」「奈落」「レイリスの塔」「骨の城」でもこの曲が流れるため、本作の汎用ステージ曲としての側面も持つ。
これらのステージは全て三つのメインシナリオに大きく関わってくるダンジョンであるだけではなく、とにかく迷いやすいことに定評がある。
中でも似た地形で惑わしてくる「ジャングル」と裏表の構成で頭を悩ませてくる「レイリスの塔」は特に有名であり、「焔城」ほど極悪ではないとはいえ攻略に長時間をかけやすいことも印象に残りやすい一因である。
それでも何回聴いても飽きさせない不思議な魅力を持っているのも事実であり、プレイヤーの攻略への闘志を後押ししてくれて、最も長く聴くことになる本作の代表的なダンジョン曲である。
なお『聖剣伝説 ECHOES of MANA』では原作未収録シナリオ「セイレーン編 後編 骨と炎」において、不死皇帝の居城であるエナンシャルク帝国宮殿でもこの曲が使われている。

過去ランキング順位


サウンドトラック

聖剣伝説 Legend of Mana Original Soundtrack


聖剣伝説 レジェンド オブ マナ Remastered: The Soundtrack


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聖剣伝説 LEGEND OF MANA Arrangement Album -Promise-


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最終更新:2022年12月26日 13:00