月夜の湖畔の森の影から ◆b1F.xBfpx2
天空の月と地上の月…その二つの月が静かに輝く中、リディアはただ泣き続けていた。
「う…うぅ…ローザ……」
口から漏れるのは、嗚咽と、死んでしまった仲間の名前。
彼女にとって、ローザ・ファレルは共に青き星の危機を救った大事な仲間であり、
自身に植え付けられた炎への恐怖を断ち切ってくれた恩人であり、
肉親を失った自分の姉代わり…いや、本当の姉のような存在であった。
そんな彼女の命は、無残にも散らされてしまったのだ。あの悪魔のような道化師の手によって……
彼女にとって、ローザ・ファレルは共に青き星の危機を救った大事な仲間であり、
自身に植え付けられた炎への恐怖を断ち切ってくれた恩人であり、
肉親を失った自分の姉代わり…いや、本当の姉のような存在であった。
そんな彼女の命は、無残にも散らされてしまったのだ。あの悪魔のような道化師の手によって……
『リディア…』
鈴のように澄んだ声が、彼女の名を呼ぶ。
それはこの殺し合いの会場とは別の場所からの声。幻獣界と呼ばれる世界から召喚されたそれは、
母のような優しさと厳しさを持ち合わせ、彼女だけに聞こえるように呼びかけた。
それはこの殺し合いの会場とは別の場所からの声。幻獣界と呼ばれる世界から召喚されたそれは、
母のような優しさと厳しさを持ち合わせ、彼女だけに聞こえるように呼びかけた。
『リディア…辛いのはわかりますが、今は泣いている時ではありません。
貴女もこの空間にいる以上、決して安全ではないのです。』
貴女もこの空間にいる以上、決して安全ではないのです。』
「幻獣王妃様……」
幻獣王妃アスラの言葉に、まだ気持ちは沈んでいるものの涙を流すのを止める。
アスラはそれを確認すると、ゆっくりと、そしてはっきりと聞こえるように語りだす。
アスラはそれを確認すると、ゆっくりと、そしてはっきりと聞こえるように語りだす。
『よく聞きなさいリディア。今貴女のいる空間は、周りをいくつもの次元の歪みに囲まれていて、
異界からの干渉が妨げられています。そのせいか、私達も貴女に力を貸すことが困難になっているのです。
恐らく、貴女達を集めた者が原因でしょう。』
異界からの干渉が妨げられています。そのせいか、私達も貴女に力を貸すことが困難になっているのです。
恐らく、貴女達を集めた者が原因でしょう。』
それを聞いて、リディアは主催の言葉を思い出す。
自分達にはゲームが面白くなるよう仕掛けをかけてあり、それによって普段できることが難しくなったり、
普段できないことができるようになってるかもしれないと。
それと、自分の首に巻かれた首輪が関係しているのかもしれないと…
自分達にはゲームが面白くなるよう仕掛けをかけてあり、それによって普段できることが難しくなったり、
普段できないことができるようになってるかもしれないと。
それと、自分の首に巻かれた首輪が関係しているのかもしれないと…
『そして…これは貴女にとって酷な言い方かもしれませんが、
貴女の仲間がこの殺し合いに乗っていないとも言い切れません。』
貴女の仲間がこの殺し合いに乗っていないとも言い切れません。』
その言葉に、声しか聞こえないのに思わず顔を上げる。
「そんなっ?!だってセシルはとても優しくて頼りになる仲間だし、カインだって……」
先ほどの会場で確認できるだけだったが、少なくとも仲間である二人はいた。
その彼らが、ましてやローザを殺した奴の思うように動くはずが無い。
しかしリディアの言葉に、アスラは少し声音を落として語る。
その彼らが、ましてやローザを殺した奴の思うように動くはずが無い。
しかしリディアの言葉に、アスラは少し声音を落として語る。
『人とは弱く儚い存在です。どんなに心の強い者でも、その隙を突かれてしまえば脆いもの。
貴女も、それはよくわかっている筈です…』
貴女も、それはよくわかっている筈です…』
彼女の言葉を聞いて、黙り込んでしまう。
彼女の言っていることが正しいから、嘗て仲間の一人がそうだったから…。
理解できるから、リディアには黙って俯くことしかできない。
それからすぐに、アスラの顔に険しさが増した。
彼女の言っていることが正しいから、嘗て仲間の一人がそうだったから…。
理解できるから、リディアには黙って俯くことしかできない。
それからすぐに、アスラの顔に険しさが増した。
『…どうやらこれ以上の対話は無理のようです。いいですか…決して油断…ぬよう
私達……たの無……祈って……す…』
私達……たの無……祈って……す…』
「王妃様、待って……」
遠ざかっていく声に思わず立ち上がったが、声は完全に消えて、辺りは再び静けさを取り戻していった。
後に残されたのは、王妃の力による祝福だけ。
後に残されたのは、王妃の力による祝福だけ。
「……探さなきゃ」
暫くは時間だけが過ぎていったが、やがて彼女は荷物をまとめて歩き出した。
ここはあきれかえるほどさつばつとしたゲーム、バトルロワイヤルのしま。
そのしまのとあるみずうみにて、デデデだいおうはひとりおおきなためいきをついていました。
そのしまのとあるみずうみにて、デデデだいおうはひとりおおきなためいきをついていました。
「ふぅ…まったく冗談じゃないぞ」
いつものように自分の城でテレビを見ながら居眠りをしていたというのに、
目が覚めたら何処とも知れぬ場所に連れられるわ、カービィにやられた筈のマルクが現れるわ、
挙句の果てに殺し合いをしろなどと言われ、何処とも知れぬ湖に飛ばされたのだ。
最初は酷い夢だろうと思い、目を閉じ頬を抓ってみたが、痛いだけだったので現実なのだと理解する。
おまけに先ほどの惨状が瞼の裏で再生され、青い顔が更に青くなった。
アドレーヌのような人間の女が、恋人と思わしき男の目の前で首を刎ねられ殺されるという悲惨な出来事は、
平和にどっぷり浸かったプププランドの住人にとって刺激が強すぎた。
目が覚めたら何処とも知れぬ場所に連れられるわ、カービィにやられた筈のマルクが現れるわ、
挙句の果てに殺し合いをしろなどと言われ、何処とも知れぬ湖に飛ばされたのだ。
最初は酷い夢だろうと思い、目を閉じ頬を抓ってみたが、痛いだけだったので現実なのだと理解する。
おまけに先ほどの惨状が瞼の裏で再生され、青い顔が更に青くなった。
アドレーヌのような人間の女が、恋人と思わしき男の目の前で首を刎ねられ殺されるという悲惨な出来事は、
平和にどっぷり浸かったプププランドの住人にとって刺激が強すぎた。
「マルクのやつ、前から危険なやつだと知ってたが、あんなことまでやるとはな。
これはおれさまも下手なことをしたらこの首輪が……」
これはおれさまも下手なことをしたらこの首輪が……」
そう考えただけでぶるぶると体が震えてしまう。
あまりそういうことは考えないようにして、まずは身の回りの確認をすることにした。
ここに飛ばされた時、一緒についてきたデイパックの中身を確認する。
中には食料や水、筆記用具やランタンなど、一通りの物が揃っていた。
デイパックの外見からしておかしなくらい入っていたが、そこらへんはマルクの細工だろうとスルーする。
次に目に留まったのは参加者名簿。
パラパラと捲ってみて、参加者の名前を確認する。
あまりそういうことは考えないようにして、まずは身の回りの確認をすることにした。
ここに飛ばされた時、一緒についてきたデイパックの中身を確認する。
中には食料や水、筆記用具やランタンなど、一通りの物が揃っていた。
デイパックの外見からしておかしなくらい入っていたが、そこらへんはマルクの細工だろうとスルーする。
次に目に留まったのは参加者名簿。
パラパラと捲ってみて、参加者の名前を確認する。
(どいつもこいつも知らんやつばっかりだな…このセシルってのはさっきの奴か…いやいやこれ以上は思い出しそうだからやめよう。
…む、カービィにメタナイトにアドレーヌ。こいつらならまずこんなことにはのらなそうだし、うまくいけば一緒に脱出も…
よし、ここは一つこいつらと合流して助けてもら…じゃなくて一時家来にしつつ、こんなところとオサラバする方法を見つけるとしよう)
…む、カービィにメタナイトにアドレーヌ。こいつらならまずこんなことにはのらなそうだし、うまくいけば一緒に脱出も…
よし、ここは一つこいつらと合流して助けてもら…じゃなくて一時家来にしつつ、こんなところとオサラバする方法を見つけるとしよう)
そんなこんなでこれからの方針を決める片手間に、パックを更に漁ってみるが、これといって
戦いに使えそうなものが見当たらない…。
戦いに使えそうなものが見当たらない…。
「しっかし…殺し合いとか言ってたわりに、武器が一つも見当たらんではないか。
まさか丸腰でなんとかしろとかじゃ……?」
まさか丸腰でなんとかしろとかじゃ……?」
不安と焦りから少し荒っぽくパックを漁っていると、ふと棒のようなものが手に触れた。
そっと取り出してみると、それは綺麗な装飾を施されたロッドだった。
武器としてはハズレかと渋い顔をしていたが、先端についているメモを読むと、その表情は一変する。
そっと取り出してみると、それは綺麗な装飾を施されたロッドだった。
武器としてはハズレかと渋い顔をしていたが、先端についているメモを読むと、その表情は一変する。
「おぉっこりゃ中々のアタリだ。暫くはこいつでなんとかなる…?!」
と言い掛けた直後、背後からかさりと草の擦れる音がした。
音は次第に近くなり、デデデの方へと近づいてくる…
音は次第に近くなり、デデデの方へと近づいてくる…
(お…落ち着くのだおれさま。ここは落ち着いて相手の出方を伺う時。冷静さを欠いたほうの負けだ)
息を深く吸い、音の方向に武器を構える。
やがて目の前の草村が二つに分かれ、音の主が姿を現す。
やがて目の前の草村が二つに分かれ、音の主が姿を現す。
「でぇっ?!」
「きゃっ!」
「きゃっ!」
静かな湖畔の森の影で、二人の悲鳴が重なった……
【D-4/一日目/深夜】
【デデデ大王@星のカービィ】
[状態]:健康
[装備]:星屑のロッド@ファイナルファンタジーⅣ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~2 (本人確認済み、武器は無い)
[思考]
基本方針:おっかないのでさっさと脱出する。殺し合いには消極的
1:ひっひぃぃぃぃ!!
2:カービィ、メタナイト、アドレーヌと合流し、脱出について考える。
※名簿に目を通しました。
【デデデ大王@星のカービィ】
[状態]:健康
[装備]:星屑のロッド@ファイナルファンタジーⅣ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~2 (本人確認済み、武器は無い)
[思考]
基本方針:おっかないのでさっさと脱出する。殺し合いには消極的
1:ひっひぃぃぃぃ!!
2:カービィ、メタナイト、アドレーヌと合流し、脱出について考える。
※名簿に目を通しました。
【D-4/一日目/深夜】
【リディア@ファイナルファンタジーⅣ】
[状態]:健康、プロテス、魔力残量80%、召喚2回使用可能、
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本方針:仲間を探し出し、一緒に脱出する。殺し合いには乗らない。
1:なっ何?!
2:仲間達と合流し、首輪の解除や脱出について考える
3:セシルとカインの事が気がかり。
※ED後からの参戦です。
※名簿、支給品ともに未確認です。
※アスラの助言により、召喚の制限に気がつきました。
【リディア@ファイナルファンタジーⅣ】
[状態]:健康、プロテス、魔力残量80%、召喚2回使用可能、
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本方針:仲間を探し出し、一緒に脱出する。殺し合いには乗らない。
1:なっ何?!
2:仲間達と合流し、首輪の解除や脱出について考える
3:セシルとカインの事が気がかり。
※ED後からの参戦です。
※名簿、支給品ともに未確認です。
※アスラの助言により、召喚の制限に気がつきました。
【星屑のロッド@ファイナルファンタジーⅣ】
星の力を秘めたロッド。装備者の知性を+15する他、
道具として使うとプチメテオが発動する。
星の力を秘めたロッド。装備者の知性を+15する他、
道具として使うとプチメテオが発動する。
※リディアの召喚について
リディアの召喚は、呼び出す召喚獣に関わらず3回まで使用可能です。
3回使用した場合、次の放送の時間まで使用することはできません。
放送の時間になると使用回数がリセットされる仕組みなので、
放送まで一度も使用しなくても、回数が3回より増えることはありません。
また、当然ながらMPを消費するため、MPがなくなると使用できません。
(MPは回復アイテムを使うか、自然回復で回復できます)
リディアの召喚は、呼び出す召喚獣に関わらず3回まで使用可能です。
3回使用した場合、次の放送の時間まで使用することはできません。
放送の時間になると使用回数がリセットされる仕組みなので、
放送まで一度も使用しなくても、回数が3回より増えることはありません。
また、当然ながらMPを消費するため、MPがなくなると使用できません。
(MPは回復アイテムを使うか、自然回復で回復できます)
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