愛しさは、腐敗につき/友達を殺してまで。◆S33wK..9RQ
「ペルソナ?シャドウ?もう少し詳しく教えなさい」
「充分詳しく教えたつもりだが…」
二人は森から出てすぐの湖の周りを歩いていた。少年と、とても幼い少女の二組で。
パッと見れば危ない構図だが犯罪の匂いがまったくしないのは少年の顔が整ってるからか。
それともこんなイレギュラーな状況だからか。
レミリアは内心嬉しがっていた。いやそういう意味じゃなくて。
それはこの殺し合いの参加者が自分の知っている外とはさらに別の世界から集められたという事についてだ。
それは推測の域だが、瀬多の話を聞くとそういうことになる。
私の知っている外の世界の住人は機械と科学に特化しながら殆どの住人がその仕組みはまったく知らず、
携帯電話という機械を耳に当てて独り言をするというどうしようもない奴らだが…
こいつは違った。瀬多はペルソナという僕(しもべ)という操り、シャドウという妖怪を駆逐し、刑事という悪者をやっつける為に戦った。
それは瀬多の仲間にしても同じ事が言える。
そして
「(セシル・ハーヴィという少年…あいつも別世界から来たのかも知れない)」
そう考えた。幻想郷では見たことが無い服装、装飾。それは瀬多からも聞いたが、見たことが無い服装らしい。しいて言うならファンタジー小説の挿絵とかなんとか。
(幻想郷の住人の殆どが変わった服を着ているが、それでも見たことが無い服装だった)
瀬多も私が『吸血鬼』だと言っても信じてもらえなかった。瀬多の世界には吸血鬼なんていない、吸血鬼もファンタジー小説の住人らしい。
(余談だが、「じゃあお前はどうなんだ?」と聞いたら「そうかもな」と適当に返された。)
別世界。外の世界とは違う世界。
私はけっこう興味があるわけで。つまり異文化交流とかがしたいのだ。嬉しい理由はそこにある。
外の世界以外の世界と交流する事が出来るなんて幻想郷に居たら吸血鬼の私でも一生機会がないかもしれない。
パッと見れば危ない構図だが犯罪の匂いがまったくしないのは少年の顔が整ってるからか。
それともこんなイレギュラーな状況だからか。
レミリアは内心嬉しがっていた。いやそういう意味じゃなくて。
それはこの殺し合いの参加者が自分の知っている外とはさらに別の世界から集められたという事についてだ。
それは推測の域だが、瀬多の話を聞くとそういうことになる。
私の知っている外の世界の住人は機械と科学に特化しながら殆どの住人がその仕組みはまったく知らず、
携帯電話という機械を耳に当てて独り言をするというどうしようもない奴らだが…
こいつは違った。瀬多はペルソナという僕(しもべ)という操り、シャドウという妖怪を駆逐し、刑事という悪者をやっつける為に戦った。
それは瀬多の仲間にしても同じ事が言える。
そして
「(セシル・ハーヴィという少年…あいつも別世界から来たのかも知れない)」
そう考えた。幻想郷では見たことが無い服装、装飾。それは瀬多からも聞いたが、見たことが無い服装らしい。しいて言うならファンタジー小説の挿絵とかなんとか。
(幻想郷の住人の殆どが変わった服を着ているが、それでも見たことが無い服装だった)
瀬多も私が『吸血鬼』だと言っても信じてもらえなかった。瀬多の世界には吸血鬼なんていない、吸血鬼もファンタジー小説の住人らしい。
(余談だが、「じゃあお前はどうなんだ?」と聞いたら「そうかもな」と適当に返された。)
別世界。外の世界とは違う世界。
私はけっこう興味があるわけで。つまり異文化交流とかがしたいのだ。嬉しい理由はそこにある。
外の世界以外の世界と交流する事が出来るなんて幻想郷に居たら吸血鬼の私でも一生機会がないかもしれない。
「…貴方の住んでる場所って楽しそう。このくだらない遊戯を壊したら貴方の世界に遊びに行く事にしようかしら」
「唐突にどうしたんだ」
「唐突にどうしたんだ」
☆ ☆ ☆
自分にとっては全てがイレギュラーだった。すべての騒ぎが終わったと思えば今度は謎の生物から殺し合いをしろ、と命令され、ワープし、気が付いたら森の中で突っ立っていた。
すぐにペルソナが使える事に気付いた。ここはテレビの中なのか、と考えてみたがあの生物の「普段出来ない事ができる」という言葉を思い出し、ここはテレビの中では無いかも知れない、という疑問が生まれてしまった。
それにバトルロワイアル。……昔、出版された小説に状況が似てる様な気がする。最後の一人になるまで殺し合いか…
さらにあいつの存在だ。足立透が何故ここにいるんだ?
分からない事だらけの状態で唯一分かった事はペルソナが使える事ぐらい。
そんな混乱に満ちた状態で最初に目撃したのは少女と男の戦い。
無意識にその戦いに身を投じた。
結果、男は消え、少女は『殺し合いに乗っていないが人は襲う』という訳の分からないスタンスの持ち主だった。
しかも吸血鬼。本物らしい。少女、レミリアは自分に幾つかの質問をした後、この遊戯の参加者は異世界から集められたというのだ。
そうレミリアが言った後、更に混乱した。異世界の存在を信じろという。
信じられないが…マヨナカテレビの延長上と考えれば少しは理解できる。
さらにマルクに反抗した少年、セシルという少年の着ている服装も自分の住んでる地域ではまったく見れない物だった。
最初はコスプレの類だと思ったが。しかしなぜこの状況でコスプレするメリットはあるのか?と聞かれればないだろう。
それが普段着なら別だが。
それにレミリアが住んでいる世界、幻想郷の話を聞くと信じざるをえない。
そして全てを物語っているのは支給品のある一冊の本だった。
あと足立透は……異世界から連れて来られるんだ。拘置所から連れては来れないって事はないだろう。
しかし警戒はした方が無難だろう。
すぐにペルソナが使える事に気付いた。ここはテレビの中なのか、と考えてみたがあの生物の「普段出来ない事ができる」という言葉を思い出し、ここはテレビの中では無いかも知れない、という疑問が生まれてしまった。
それにバトルロワイアル。……昔、出版された小説に状況が似てる様な気がする。最後の一人になるまで殺し合いか…
さらにあいつの存在だ。足立透が何故ここにいるんだ?
分からない事だらけの状態で唯一分かった事はペルソナが使える事ぐらい。
そんな混乱に満ちた状態で最初に目撃したのは少女と男の戦い。
無意識にその戦いに身を投じた。
結果、男は消え、少女は『殺し合いに乗っていないが人は襲う』という訳の分からないスタンスの持ち主だった。
しかも吸血鬼。本物らしい。少女、レミリアは自分に幾つかの質問をした後、この遊戯の参加者は異世界から集められたというのだ。
そうレミリアが言った後、更に混乱した。異世界の存在を信じろという。
信じられないが…マヨナカテレビの延長上と考えれば少しは理解できる。
さらにマルクに反抗した少年、セシルという少年の着ている服装も自分の住んでる地域ではまったく見れない物だった。
最初はコスプレの類だと思ったが。しかしなぜこの状況でコスプレするメリットはあるのか?と聞かれればないだろう。
それが普段着なら別だが。
それにレミリアが住んでいる世界、幻想郷の話を聞くと信じざるをえない。
そして全てを物語っているのは支給品のある一冊の本だった。
あと足立透は……異世界から連れて来られるんだ。拘置所から連れては来れないって事はないだろう。
しかし警戒はした方が無難だろう。
「…貴方の住んでる場所って楽しそう。このくだらない遊戯を壊したら貴方の世界に遊びに行く事にしようかしら」
と、前触れも無くレミリアが言う。
「唐突にどうしたんだ」
「幻想郷に何年も閉じこもっていると退屈するの。たまには旅行も…」
「幻想郷に何年も閉じこもっていると退屈するの。たまには旅行も…」
と、また唐突に音が聞こえた。バシャバシャと。そして水滴が落ちてきた。雨の様に。
「……水しぶきの音ね」
「ここまで音が聞こえるとはな…それに雨かこれは?」
「えぇ。地図からしてこの先で戦闘がおきてるわね」
「…音が聞こえた方向に行こう。戦闘が行われてるかも知れない」
「ここまで音が聞こえるとはな…それに雨かこれは?」
「えぇ。地図からしてこの先で戦闘がおきてるわね」
「…音が聞こえた方向に行こう。戦闘が行われてるかも知れない」
☆ ☆ ☆
「で、そのゼロムスっていうのをやっつけて世界に平和を取り戻した訳か」
「そう。そのあとカインは行方不明になったの。でもこのゲームに呼ばれてる。もしかしたら……」
「…そう悲観的にかんがえないほうがいいぞ。ポジティブにかんがえたほうがいい」
「そう。そのあとカインは行方不明になったの。でもこのゲームに呼ばれてる。もしかしたら……」
「…そう悲観的にかんがえないほうがいいぞ。ポジティブにかんがえたほうがいい」
先ほどの警戒しあっていた空気とは裏腹に和やかな空気が流れていた。(ただしそれはデデデ大王が自分の情報を話していた時に限る)
デデデ大王は考える
リディアの話を聞いているとおれさまは胸がいたくなってくる。村を燃やされて、道中で仲間に二度も裏切られても尚、
挫けずに星を守った。なんて献身的で強くて、良い子なんだろうか…この子は守ってやらなければ!
しかし…こんな武器じゃ守ることなんて……カービィみたいにコピー能力なんてもっていないし…
……そうだ!リディアから支給品を少しだけ譲って貰おう!
挫けずに星を守った。なんて献身的で強くて、良い子なんだろうか…この子は守ってやらなければ!
しかし…こんな武器じゃ守ることなんて……カービィみたいにコピー能力なんてもっていないし…
……そうだ!リディアから支給品を少しだけ譲って貰おう!
一方リディアは考えていた。
私たちの他に知り合いがいるかもしれないと思って名簿に目を通したらバルバリシア、ルビカンテ、更には月に残ったゴルベーザまでいるの?
なんてこと。さらには幻獣王妃様とも疎通が出来なくなってしまった……
そしてカイン。もしかしたら……。いや、考えるのはよした方がいいのかしら……?
あと、セシル。ローザが死んで、もしかしたらパニックになってるかもしれない……。
もしかしたらゴルベーザが助けてくれるかもしれない。
ルビカンテは……紳士的な人だから手助けしてくれるかも…わからないけど…
……なにもかも断片的で不確かすぎる情報だらけだ。どうすればいいの?武器も無いし…
…そうだ!支給品があったわ!
なんてこと。さらには幻獣王妃様とも疎通が出来なくなってしまった……
そしてカイン。もしかしたら……。いや、考えるのはよした方がいいのかしら……?
あと、セシル。ローザが死んで、もしかしたらパニックになってるかもしれない……。
もしかしたらゴルベーザが助けてくれるかもしれない。
ルビカンテは……紳士的な人だから手助けしてくれるかも…わからないけど…
……なにもかも断片的で不確かすぎる情報だらけだ。どうすればいいの?武器も無いし…
…そうだ!支給品があったわ!
「そうよ!支給品の事を忘れてたわ!」
「リディア!支給品をみせてくれい!」
「リディア!支給品をみせてくれい!」
「「へっ?」」
二人がそれを言ったのはほぼ同時だった。
☆ ☆ ☆
「デデデ、使い方分かった?」
デデデ大王が大きめの銃を調べていた。ベタベタと触って見るがよくわからない。
リディアはデイパックから取り出したものはよくわからず、デデデ大王に聞いてみたがよくわからない。
リディアのデイパックから出てきたものはトンプソンM1921。
別名シカゴタイプライター。あの有名なギャング、アル・カポネが使った民間向けのサブマシンガンだ。
が、リディアもデデデ大王も「タイプライター」や「アル・カポネ」「サブマシンガン」なんて単語は見た事も聞いた事がないだろう。
しかし、説明書には不運な事にその事だけが書いてあり使い方等は一言も書いてなかった。
リディアのデイパックから出てきたものはトンプソンM1921。
別名シカゴタイプライター。あの有名なギャング、アル・カポネが使った民間向けのサブマシンガンだ。
が、リディアもデデデ大王も「タイプライター」や「アル・カポネ」「サブマシンガン」なんて単語は見た事も聞いた事がないだろう。
しかし、説明書には不運な事にその事だけが書いてあり使い方等は一言も書いてなかった。
「……駄目だ。どうやってつかうかおれさまにはわからん。武器には間違いないとおもうが」
「デデデもわからないのね。どうしようかしら……」
デデデ大王からトンプソンを返してもらう。
リディアは内心焦っていた。早く、セシルかカインと合流したい。またできたらゴルベーザにも協力してもらいたい。
が、動かなくては会うもなにもできない。早くこの場から移動したかった。
でも、ここは殺し合いの場だ。バルバリシアの様な危険人物に遭遇してしまう可能性があるのだ。
そのときに武器が無くては心細い。それに自分の魔法は補助的な物だ。強力な魔法や召喚魔法は時間がかかってしまうものだ。
召喚途中に殺されてしまうのがオチだ。考えたくもない。
デデデ大王は結構強そうだが、彼の持っている武器も心細い物だ。それに自分の武器も使い方が分からない怪しい代物だ。
リディアは内心焦っていた。早く、セシルかカインと合流したい。またできたらゴルベーザにも協力してもらいたい。
が、動かなくては会うもなにもできない。早くこの場から移動したかった。
でも、ここは殺し合いの場だ。バルバリシアの様な危険人物に遭遇してしまう可能性があるのだ。
そのときに武器が無くては心細い。それに自分の魔法は補助的な物だ。強力な魔法や召喚魔法は時間がかかってしまうものだ。
召喚途中に殺されてしまうのがオチだ。考えたくもない。
デデデ大王は結構強そうだが、彼の持っている武器も心細い物だ。それに自分の武器も使い方が分からない怪しい代物だ。
「…そう浮かない顔をするな!」
「…え?」
「…え?」
そのとき唐突に彼は言った。
「そんな浮かない顔してると幸せがにげるぞ!こんな状況でもあかるくいこう!…とある奴の真似事だがな」
……デデデは多分、私のことを元気付けようとしているのだろう。よくわからない励まし方だが。
「……ありがとうデデデ!もう大丈夫よ!」
「……そうそう、笑顔でがんばるぞ!例え襲われてもお前はおれさまが守ってやる!………あいた!」
「……そうそう、笑顔でがんばるぞ!例え襲われてもお前はおれさまが守ってやる!………あいた!」
満面の笑みで返したその時だった。デデデが小さい悲鳴を上げる。
「どうしたのデデデ?」
「あたまになにかふってきたぞ!なんだこれは?」
「あたまになにかふってきたぞ!なんだこれは?」
デデデ大王はそれを拾いあげる。
飴だった。空から振る物は雨が常識だが、振ってきたのは飴である。
そのうちまた飴が振ってきた。一つの飴。二つの飴。三つの飴。飴。飴。飴。…数え切れないほど振ってきた!
デデデ大王とリディアは空を見上げる。
飴はまだ降り注いでいる。そしてその中心に……
そのうちまた飴が振ってきた。一つの飴。二つの飴。三つの飴。飴。飴。飴。…数え切れないほど振ってきた!
デデデ大王とリディアは空を見上げる。
飴はまだ降り注いでいる。そしてその中心に……
「……カイン!?」
蒼の鎧に身を包んだ青年は。修羅の道を征く。
腐った愛に身を包み、愛した者を助ける為に。
その思いは仲間であった、リディアを貫いた。
腐った愛に身を包み、愛した者を助ける為に。
その思いは仲間であった、リディアを貫いた。
☆ ☆ ☆
カインは支給品を調べていた。
バトルロワイアルが開始してすぐにルビカンテとヤンの様な東洋人との戦闘になった為に支給品はロクに調べていなかった。
ナイトキラー。自分にとって一番使い勝手の良い武器だった。
そして沢山の飴、飴、飴。
「ふしぎなあめ」。ポケモンの能力が強くなる文字通り不思議な飴である。
それが、少なくとも百個以上だ。
あとレミントンM870。という『銃』らしい。
あのバブイルの巨人の様な、機械仕掛けの武器、と認識する。
……だが使い方は分からない。とりあえず、背中に掛けておこう。
バトルロワイアルが開始してすぐにルビカンテとヤンの様な東洋人との戦闘になった為に支給品はロクに調べていなかった。
ナイトキラー。自分にとって一番使い勝手の良い武器だった。
そして沢山の飴、飴、飴。
「ふしぎなあめ」。ポケモンの能力が強くなる文字通り不思議な飴である。
それが、少なくとも百個以上だ。
あとレミントンM870。という『銃』らしい。
あのバブイルの巨人の様な、機械仕掛けの武器、と認識する。
……だが使い方は分からない。とりあえず、背中に掛けておこう。
以上がカインの支給品だ。
武器が未知なる物ということは痛手だが使いやすい槍だけ良いということにしよう。
それに武器が少ないよりも気になっていることがあるのだ。
武器が未知なる物ということは痛手だが使いやすい槍だけ良いということにしよう。
それに武器が少ないよりも気になっていることがあるのだ。
「……ルビカンテとバルバリシアがなぜ?」
名簿には『バルバリシア』『ルビカンテ』『ゴルベーザ』という名前があった。
バルバリシアもルビカンテも自分たちが打ち破った筈だ。それがなぜ?
『ゴルベーザ』もあの星に残った筈だから居るわけが無い。
バルバリシアもルビカンテも自分たちが打ち破った筈だ。それがなぜ?
『ゴルベーザ』もあの星に残った筈だから居るわけが無い。
じゃあ、何故?……と思考を巡らせるがすぐにやめる。
「…いや、どうせ殺すんだ。無駄な考えはよそう」
ゴルベーザも、ルビカンテも、バルバリシアも、結局は全員殺す事になるんだ。
そう、かつて仲間だったセシルも、リディアもだ。
「……俺は、ローザの為なら、修羅になろう。例えこの体が朽ちても、だ」
☆ ☆ ☆
「(あれは…!?リディアじゃないか…!)」
移動を始めると目の前にはペンギンの様な生き物とリディアは喋っているのを発見した。
首輪をしているからあれも参加者かもしれない。
どうやらこの殺し合いを仲間を作って打破しようって魂胆だろう。
……リディアは顔色が悪い。どうやらこの殺し合いの瘴気やあの惨劇、ローザの……
首輪をしているからあれも参加者かもしれない。
どうやらこの殺し合いを仲間を作って打破しようって魂胆だろう。
……リディアは顔色が悪い。どうやらこの殺し合いの瘴気やあの惨劇、ローザの……
「(……くそ!そんな事は考えてる暇なんかない!例え、リディアであろうと、殺す!)」
カインはジャンプする。それはとても高く、いつもより高かった。
「(せめての情けだ…!一撃で、苦しみの無いように…!)」
そして、リディアにその槍の標準を向けて、やがて下降する。
しかし、ジャンプの衝撃で、デイパックは開いてしまった様だ。
当然、デイパックに入っていた沢山のふしぎなあめは重力により落ちる。
カインと一緒にだった。
当然、デイパックに入っていた沢山のふしぎなあめは重力により落ちる。
カインと一緒にだった。
「(…っく!しまった……!)」
飴の一つがペンギンもどきに直撃する。
そしてこちらに気付いてしまった。
そしてこちらに気付いてしまった。
「……カイン!?」
「ハァアアアアアア!!」
「ハァアアアアアア!!」
カインが叫ぶ。そして降下してくる。
リディアが体を捩る。頭部に刺さる筈だった刃は腹部に刺さった。
リディアが体を捩る。頭部に刺さる筈だった刃は腹部に刺さった。
「キャアアアア!」
悲鳴が上がる。カインはすぐに刃は抜き、宙返りをし、森を背に向けた。デデデ大王とリディアは背水の陣である。
槍が引き抜かれたリディアの腹部からは血がどくどくと出ていた。
槍が引き抜かれたリディアの腹部からは血がどくどくと出ていた。
「カインっ………!!……なんでっ……!」
「……苦しみの無い様に殺したかったが…避けなければよかったものの…」
「……苦しみの無い様に殺したかったが…避けなければよかったものの…」
リディアは立ち上がれなかった。そのリディアにカインはナイトキラーを向ける。
しかし、それをデデデ大王が遮った。
しかし、それをデデデ大王が遮った。
「……なぜ殺そうとするんだ?友だちを、なかまを?」
「俺は、ローザの為ならなんだってする。修羅になろう……そうだ、友達を殺してまでもだ」
「理解できんぞい。リディアはお前の事をしんぱいしていたんだぞ。友を殺すっていう事がどれだけひどい事がわからんのか。
お前の様な人間に生き返らせて貰ってもローザっていう女が喜ぶ筈がない。目をさませ!」
お前の様な人間に生き返らせて貰ってもローザっていう女が喜ぶ筈がない。目をさませ!」
「…!だっ黙れ!」
デデデ大王がカインに言う。しかしそれをすぐに突っ放した。図星だったのだ。
それを否定したい一心でカインは槍をデデデ大王に向けて突く。
デデデはそれを星屑のロッドで受け止める。その衝撃でロッドにはヒビが入った。
それを否定したい一心でカインは槍をデデデ大王に向けて突く。
デデデはそれを星屑のロッドで受け止める。その衝撃でロッドにはヒビが入った。
「(なっなんて威力だ!こんなのくらったらひとたまりもないぞ!だれかたすけてくれぇ~!)」
「デデデッ……!もうすこし耐えてっ……!!」
リディアが言う。リディアの方を見やると腿からの出血は止まらなかった。
「…早く殺させろ!中途半端な傷は苦しむだけだ!」
カインが言う。確かにこのままだと失血死だ。
しかしだ。リディアは言った。『耐えて』と。なにか策があるのだろう。
再び、カインはそれを引いてまた突き刺す。
それをまた、デデデ大王は星屑のロッドで受け止める。
小さいロッドで受け止めるのはとても危険だ。二回も受け止められたのは奇跡といって良いレベルだろう。
しかしだ。リディアは言った。『耐えて』と。なにか策があるのだろう。
再び、カインはそれを引いてまた突き刺す。
それをまた、デデデ大王は星屑のロッドで受け止める。
小さいロッドで受け止めるのはとても危険だ。二回も受け止められたのは奇跡といって良いレベルだろう。
「(かっ考えるんだおれさま!秘策を!えっと…槍はこう棒状だから…リーチが大きいぶん…ああいう攻撃がくれば!)」
「くっ!悪あがきを!リディアも召喚魔法なんて使おうなんて寿命を縮めるだけだ!」
「…な!?リディア!?召喚魔法?回復魔法じゃないのか!?」
プププランドにだって魔法の概念はある。
しかしデデデ大王はてっきり止血とかの魔法を使うかと思っていた。
がなに?召喚魔法?なぜ?なんで?
しかしデデデ大王はてっきり止血とかの魔法を使うかと思っていた。
がなに?召喚魔法?なぜ?なんで?
「リディア!?なんで回復魔法をつかわないんだ!?」
「回復しても…結局は……あとで…やられるわ!それに……!」
「あと!?なんだ?!」
デデデはリディアに焦りながら聞く。
「終わらせてやる!」
カインがそう言った時だった。カインが槍を弾いて、回して、横薙ぎにデデデに当てようとする。
「このときをまってたぞ!」
デデデは槍の刃部分をロッドを受け止める。遂にロッドは砕け折れてしまった。
遠心力で勢いを保っていた槍だったがそのせいで勢いを無くす。
いまだ と棒部分を片手で掴む。
デデデ大王は怪力の持ち主だ。自分の何倍の重さもあるハンマーを両手で操る。
(最近使ったハンマーはワドルディに軽量化などの改造したものがあるがそれは別として)
人一人なんて片手で飛ばせるだろう。
そう、この瞬間だ。
遠心力で勢いを保っていた槍だったがそのせいで勢いを無くす。
いまだ と棒部分を片手で掴む。
デデデ大王は怪力の持ち主だ。自分の何倍の重さもあるハンマーを両手で操る。
(最近使ったハンマーはワドルディに軽量化などの改造したものがあるがそれは別として)
人一人なんて片手で飛ばせるだろう。
そう、この瞬間だ。
「う お お お お お お お ! ! !」
「なっ!?」
そのまま湖の方に投げつける。ハンマーのように。リディアを飛び越し、カインは水しぶきをあげる。
「……きたわ!」
そのときだった。リディアの召喚魔法は発動される。
リヴァイアがその場に現れた。
―――――――――――――――――タイダルウェイブ。
湖から水流の柱が現れ、カインを飲み込み、彼は見えなくなった。
そして、雨の様に、水飛沫が振ってくる。それと同時にリディアも膝から崩れる。
「……カインはっ…仲間だからっ……もしマルクの話に……カインが乗せられてたら…せめてわたしが……」
「リディア!もうしゃべるな!無駄なたいりょくをつかってしまうだろう!」
仲間だったカインを、友達だったカインを、自分の手で殺したリディアの心境を考えると耐えられない物だろう。
気持ちが昂ぶったデデデは叫ばずには居られなかった。
気持ちが昂ぶったデデデは叫ばずには居られなかった。
それにだ。出血が止まっていない。
「リディア!かいふく魔法はつかわないのか!?」
「…私、白魔法の殆ど、忘れちゃって…使えないの……そのことを言おうとして…」
「…私、白魔法の殆ど、忘れちゃって…使えないの……そのことを言おうとして…」
…どうする?おれさま?
止血しないと!―――そんな道具はない!
おれさまが魔法をつかう?―――つかえるわけがないだろう!
じゃあほっとく!?――――論外だぞい!
おれさまが魔法をつかう?―――つかえるわけがないだろう!
じゃあほっとく!?――――論外だぞい!
「…かんがえるより行動がさきだぞい!」
「……えっ?……きゃっ!?」
「……えっ?……きゃっ!?」
リディアを背中に担ぐ。少し悲鳴をあげるが、そんなことは気にしていられなかった。
背中にドロリと生暖かいものを感じる。なんてことだ。重症じゃないか。
治療道具を探すか、それともカービィを探すか。
すぐに見つかるか?
背中にドロリと生暖かいものを感じる。なんてことだ。重症じゃないか。
治療道具を探すか、それともカービィを探すか。
すぐに見つかるか?
「…いや、みつけてやるぞい。おれさまに不可能はない!」
そう、デデデ大王が決意した、その時だった。
「どこへいく?」
こんな危ない目にあったのだ。もうその声は聞きたくなかったのに。
後ろを向くと、その声の主であるカインが立っていた。
後ろを向くと、その声の主であるカインが立っていた。
「……カイン。生きて…いたのね」
リディアが言う。背中でリディアの息遣いを感じる。
「ああ。生きていたさ。そして、この遊戯についてよく理解した」
カインは慢心創痍だった。声も疲れきっているし、竜を模った鎧も所々剥げている。水が滴っていた。
「この遊戯は殺し合いだ。これは当たり前のことだ。だが、これは皆、喜々として殺しあってる」
「…そんなことはないわ。デデデの様…に脱出を考えてる人も…」
「違う。お前のことを言ってるんだ。リディア。お前は俺を殺そうとした」
その言葉にデデデが反応する。
「なにいってるんだ!?リディアは…」
「ああ。あとでお前も殺すつもりだろうな」
「はっ!?なっ、なにいってるんだ!?」
カインの言葉に驚く。いや、まさかそんなことはない筈だ。
「……私はデデデを…殺そう…なんて…そんなことは…」
「本当か?では何故俺を殺そうとした?殺し合いに乗ってるからだろう」
「だっ!黙れ!リディアは!!そんなことしない!」
デデデが叫ぶ。デデデはこの遊戯でのローザの惨劇、カインとの命の取り合いによるストレスにより判断力が鈍っていた。
もしかしたらリディアも殺し合いに乗ってるのか?
いやそんな筈はない。でも本当に?
もしリディアが乗っていたとしたら…?カービィやメタナイトも…?
そんなことデデデは考えたくなかった。
もしかしたらリディアも殺し合いに乗ってるのか?
いやそんな筈はない。でも本当に?
もしリディアが乗っていたとしたら…?カービィやメタナイトも…?
そんなことデデデは考えたくなかった。
「……お喋りをしすぎたみたいだ。ここで死ね」
カインが槍をデデデに向ける。万事休すっていう状況か。そうデデデは思う。
槍の刃がこのまま進み、デデデもリディアも貫くだろう。
が、それは行われなかった。
槍の刃がこのまま進み、デデデもリディアも貫くだろう。
が、それは行われなかった。
「ペルソナ!!」
少年の声が聞こえた。
☆ ☆ ☆
「瀬多。私がやる。下がってなさい」
状況は明白だった。あの竜の鎧の男が少女を背負ったペンギンを殺そうとしているということは誰が見てもわかるだろう。
ペルソナを発動させ、男を吹き飛ばす。先ほどよりも危険な状況だったせいか力が入り、先ほどよりも遠くに吹き飛んだ。
ペルソナを発動させ、男を吹き飛ばす。先ほどよりも危険な状況だったせいか力が入り、先ほどよりも遠くに吹き飛んだ。
「……わかった」
レミリアにそう言われ、イザナギを直ぐに消す。
レミリアは吹き飛ばした方向に走っていく。
レミリアは吹き飛ばした方向に走っていく。
「しょっ!少年!助けてくれ!」
「落ち着け。いま助ける」
「落ち着け。いま助ける」
ペンギンが叫び、少女を下ろす。少女の腹部には血が鈍黒く光っていた。
このままではやばいだろう。それは治療しなかった場合だが。
幸い、支給品には回復薬があった。最高級の物らしい。
瓶に入っている『エリクサー』を少女の口に入れる。
効能など、怪しいがそんなこと言ってる暇は無かった。それにこれは異世界の物かもしれない。
常識にとらわれてはだめだ。この殺し合いでは。
きっと、レミリアの様に、この薬は自分を驚かしてくれるだろう。
…しかしだ。
このままではやばいだろう。それは治療しなかった場合だが。
幸い、支給品には回復薬があった。最高級の物らしい。
瓶に入っている『エリクサー』を少女の口に入れる。
効能など、怪しいがそんなこと言ってる暇は無かった。それにこれは異世界の物かもしれない。
常識にとらわれてはだめだ。この殺し合いでは。
きっと、レミリアの様に、この薬は自分を驚かしてくれるだろう。
…しかしだ。
「…どうなってる?」
☆ ☆ ☆
「あなたは何故殺し合いに乗っているの?」
「愛しの者を救う為」
「私だったらそんな腐った愛なんかいらんな」
「そんなことはどうでもいい。ただ、殺す」
「…キチ●イめ。会話することも忘れたのか。お前の様な下賎な人間は生まれて初めてみるぞ」
「…餓鬼に言われたくない」
幼き吸血鬼と、堕ちた竜騎士による
「餓鬼はお前だ。さっさと死ね」
「…断る。俺は…ローザの為に…」
殺し合いが始まった。
レミリアは左手にグングニル形成する。投擲はせずにこの1本だけでなんとかするしかない。
いつもなら、ばら撒くようにすぐ形成できたが、その形成に時間がかかるのだ。糞、忌々しい。
時間を掛ければ弾幕は生成できるが、相手は弾幕を使えない。それなら正々堂々とこちらも槍で戦ってやろうじゃないか。
満身創痍の奴に正々堂々っていうのは笑えるが。
いつもなら、ばら撒くようにすぐ形成できたが、その形成に時間がかかるのだ。糞、忌々しい。
時間を掛ければ弾幕は生成できるが、相手は弾幕を使えない。それなら正々堂々とこちらも槍で戦ってやろうじゃないか。
満身創痍の奴に正々堂々っていうのは笑えるが。
槍がなんどもぶつかり合う。
「っく!」
なんて力だ。そうカインは思う。
少女とは思えない怪力で、槍がぶつかる度に槍がもってかれそうになる。
このままでは負ける。このままではローザを…!
少女とは思えない怪力で、槍がぶつかる度に槍がもってかれそうになる。
このままでは負ける。このままではローザを…!
「っぐあ!」
自分が持っていた槍が吹き飛ぶ。
そのまま槍は湖に落ちた。
そのまま槍は湖に落ちた。
「チェックメイトよ。……もう殺し合いに乗った詳しい動機なんてどうでもいいわ。どうせ、貴方は死ぬもの」
「…………。」
「…………。」
このままでは、駄目だ。ローザを生き返らせられない。
セシルの様に、守れずに死ぬのか。俺は。
ローザにもう会えずに死ぬのか。
もう武器は無い。このまま殺されるのを待つのか。
まて、武器はまだ、あるじゃないか。しかし……使えるのか?
だが、やらないよりはマシだ。
セシルの様に、守れずに死ぬのか。俺は。
ローザにもう会えずに死ぬのか。
もう武器は無い。このまま殺されるのを待つのか。
まて、武器はまだ、あるじゃないか。しかし……使えるのか?
だが、やらないよりはマシだ。
「…どうしたの?黙んまりして。泣き叫ぶの?それともなに?」
「……俺は、まだ死ねない!」
「……俺は、まだ死ねない!」
背中に掛けてあった『銃』を後ろに手を回し、取る。
それがもし、銃口が上を向いていたら
それがもし、引き金が下を向いていたら
それがもし、背中に掛けずに、デイパックに仕舞っていたままだったら
それがもし、引き金が偶然、人差し指にかかってなかったら。
それがもし、銃口が上を向いていたら
それがもし、引き金が下を向いていたら
それがもし、背中に掛けずに、デイパックに仕舞っていたままだったら
それがもし、引き金が偶然、人差し指にかかってなかったら。
それは、偶然より、奇跡に近かった。
そしてレミリアにとってはそれは不運だった。それとも呪いといったほうがふさわしいか。
そしてレミリアにとってはそれは不運だった。それとも呪いといったほうがふさわしいか。
「……なんだそれは」
銃声が鳴り、鮮血が舞う。
☆ ☆ ☆
「……リディア。おれさまは…」
リディアはもう事切れていた。
カインがデデデに槍を向けた時にはもう物言わぬ死体になっていたのだ。
カインがデデデに槍を向けた時にはもう物言わぬ死体になっていたのだ。
「………………。」
瀬多は黙っていた。ただひたすら。
「…すまん。守ってやれなくて……本当に…すまんかった……」
デデデの目には涙が溜まっていた。止め処無く流れる。
この殺し合いは危険な物だと瀬多は思う。
どうやら自分が体験したマヨナカテレビよりも酷い非現実だ。
あの小説よりも状況は酷い。吸血鬼や、あの鎧の騎士の様なファンタジーな奴らが参加して、もしかしたら乗っているのかも知れないのだ。
たしかあの小説は、中学生が殺し合いさせられる話だった筈。確か疑心暗鬼になって友達を殺してしまう登場人物が居た。
もしかしたら…?いや、そんなことは無い筈。彼らは仲間だ。そんな事は絶対に…
どうやら自分が体験したマヨナカテレビよりも酷い非現実だ。
あの小説よりも状況は酷い。吸血鬼や、あの鎧の騎士の様なファンタジーな奴らが参加して、もしかしたら乗っているのかも知れないのだ。
たしかあの小説は、中学生が殺し合いさせられる話だった筈。確か疑心暗鬼になって友達を殺してしまう登場人物が居た。
もしかしたら…?いや、そんなことは無い筈。彼らは仲間だ。そんな事は絶対に…
銃声。
「……なんの音だ?」
ペンギンは意気消沈しているようで、力なく聞いてきた。
「……少し待っててくれ。見てくる」
「そうか…おれさまは…リディアの…墓を作る」
「そうか…おれさまは…リディアの…墓を作る」
その言葉を聴き、レミリアの方に向かう。
☆ ☆ ☆
「……あんな下賎な人間に負けるなんて、私も落ちたものね」
レミリアはその場で尻餅をついていた。
カインが使ったあの道具は、噂に聞く外の世界の武器だろう。
なんて威力だ。右目は潰れ、腹が抉れた。それを受け止めようとした右の手の掌は殆ど形を残していないし、指は千切れた。さらに膝をやられたらしい。立ち上がれない。
心臓に当たらなかったのは運が良かったからか。それとも運命が狂ったからか。
頬を貫いたその弾幕の一つが口の中にある事に気付き、吐き出す。小さな鉄の塊が出てくる。
カインが使ったあの道具は、噂に聞く外の世界の武器だろう。
なんて威力だ。右目は潰れ、腹が抉れた。それを受け止めようとした右の手の掌は殆ど形を残していないし、指は千切れた。さらに膝をやられたらしい。立ち上がれない。
心臓に当たらなかったのは運が良かったからか。それとも運命が狂ったからか。
頬を貫いたその弾幕の一つが口の中にある事に気付き、吐き出す。小さな鉄の塊が出てくる。
「銀じゃなくて本当によかったわ。次に会ったら確実に殺す。それだけ貴方の罪は重い」
カインはもうその場には居なかった。一発放って、私が怯んでいる時に逃げてしまった。
…銃の威力。気をつけなければ。
吸血鬼でも喰らったら命が危ない。この私でもだ。
…銃の威力。気をつけなければ。
吸血鬼でも喰らったら命が危ない。この私でもだ。
「……やばいな。このままでは」
力が抑えられている今、一人で戦うのはやはり難しいらしい。他の奴らのバックアップがあれば楽にあのマルクに格の違いを見せ付けられるだろう。
力を貸して貰うのはプライドに反するが、そうこういってる場合じゃない。
力を貸して貰うのはプライドに反するが、そうこういってる場合じゃない。
「…治癒速度も抑えられてるのか。忌々しい」
このままでは格の違いも見せ付けられぬまま死ぬ可能性があるのだ。
自分は死とは無縁だと思っていたが、こんな事でそれを思い出すとは。
自分は死とは無縁だと思っていたが、こんな事でそれを思い出すとは。
「レミリア!大丈夫か?」
瀬多が走ってきた。焦っているのは表情を見れば明らかだ。
「瀬多。私を担げ。あの下等な妖怪と下賎な人間は自分の立場をよくわかってないらしい」
☆ ☆ ☆
ファンタジー世界の住人に、吸血鬼。で、絵本から抜け出してきたような風貌の生き物。もうなんでもありか。
そう瀬多は思う。
そう瀬多は思う。
「で、あの少女は?」
「……しんでしまった」
「……しんでしまった」
レミリアが無神経にもデデデに軽く質問する。
どうやらレミリアと自分では価値観が違いすぎる。
普通なら気を使うだろう。そうか、とレミリアが返す。
どうやらレミリアと自分では価値観が違いすぎる。
普通なら気を使うだろう。そうか、とレミリアが返す。
「瀬多。私はお前と同行する事に決めた」
その言葉に少し疑問を持つ。
「同行する気じゃなかったのか?」
「そうよ。貴方から異世界の話を聞いた後はもう個人で行動しようと思ってた。
水飛沫の音が聞こえたときも、異世界人同士の戦いが見てみたかったし、異世界人と戦ってみたかっただけ。その後は一人で行こうとした。
全ては好奇心の為に行動したの。でも…」
水飛沫の音が聞こえたときも、異世界人同士の戦いが見てみたかったし、異世界人と戦ってみたかっただけ。その後は一人で行こうとした。
全ては好奇心の為に行動したの。でも…」
レミリアの言葉が詰まる。そして直ぐに言葉は紡がれた。
「舐めていた。外の世界の道具も。人も。そして力の制限も。このままじゃ、負けるわ。皆、死ぬ。だからここは力を合わせた方が得策よ。
あなたたちは脱出出来ればいいし、私はアイツに格の違いを見せ付けられれば良い。どうかしら?」
あなたたちは脱出出来ればいいし、私はアイツに格の違いを見せ付けられれば良い。どうかしら?」
「……そういうことか。」
つまり、手伝えと言いたいらしい。
「そういうことでいいかしら。大王。私の手伝いをしてもらうわ」
「………おれさまは別にてつだってやってもいいぞ」
デデデは力なく答えた。どうやらリディアの事をまだ引きずっているらしい。
レミリアはその偉そうな言葉に少しだけムスッとするが気に留めなかった。
レミリアはその偉そうな言葉に少しだけムスッとするが気に留めなかった。
「そう。じゃあ、寝床を探すわよ」
レミリアが言う。寝床?いまから夜が明けるのにか?
と疑問に思ったが、吸血鬼だから太陽が駄目なのかと自己解決した。
と疑問に思ったが、吸血鬼だから太陽が駄目なのかと自己解決した。
「こんな傷、いつもなら直ぐに治るのに、治癒能力も押さえつけられてる。一度睡眠を取らなければ回復しない。さらに、朝が来るわ。」
そうレミリアが右手を掲げながら言う。いや、右手だったものを。
右手と右目、腹部の傷口は少しずつだがグニグニと動いて再生していた。
確かに太陽はまだ顔を出していないが、周りは明るくなってきていた。
右手と右目、腹部の傷口は少しずつだがグニグニと動いて再生していた。
確かに太陽はまだ顔を出していないが、周りは明るくなってきていた。
「さて、ではさっそく行動するわ。大王。あなたの世界の話を聞きながらね。瀬多。私を担ぎなさい」
「わかった」
「わかった」
もうすぐ、夜が明ける。
☆ ☆ ☆
殺し合い。まったく酷い悪夢だ。マヨナカテレビの出来事より十倍、万倍も厄介な問題だろう。
……自分の仲間は今、何をしてるのだろうか。
戦闘に巻き込まれて、死んでいるのではないだろうか。
最悪な事象しか思い浮かばないのは、目の前で人が死んだのを見たからなのか。
それともそれが正常なのか。異常なのか。それさえもわからない。
もしかしたら、もしかしたら、自分の仲間が、殺し合いに乗っているかもしれない。
それだけは考えたくない。
今は、仲間を信じよう。
……自分の仲間は今、何をしてるのだろうか。
戦闘に巻き込まれて、死んでいるのではないだろうか。
最悪な事象しか思い浮かばないのは、目の前で人が死んだのを見たからなのか。
それともそれが正常なのか。異常なのか。それさえもわからない。
もしかしたら、もしかしたら、自分の仲間が、殺し合いに乗っているかもしれない。
それだけは考えたくない。
今は、仲間を信じよう。
【1日目/黎明/D-5】
【瀬多総司@ペルソナ4】
[状態]:健康、精神的不安、レミリアを担いでるよー
[装備]:お払い棒@東方project
[道具]:基本支給品一式、ある1冊の本、エリクサーの空瓶@FF4、お払い棒@東方project
[思考]
基本方針:レミリアの事を手伝いながら、仲間と合流し、殺し合いから脱出する
1:太陽光を遮る建物を探す。
2:元の世界の仲間を探したい。足立は警戒する。
3:殺し合いに乗る気は全くないが、正当防衛はする
4:レミリアは…信じていいのか?
※ペルソナ4の主人公です。
※ペルソナ能力が使えることに気付いています。使えるペルソナはイザナギのみです。
※真ENDルート、イザナミと出会う前からの参戦です。
※レミリアから幻想郷について少し教えてもらいました
※ある1冊の本には異世界の事が詳しく書かれてるかもしれません。瀬多は読みました。
【瀬多総司@ペルソナ4】
[状態]:健康、精神的不安、レミリアを担いでるよー
[装備]:お払い棒@東方project
[道具]:基本支給品一式、ある1冊の本、エリクサーの空瓶@FF4、お払い棒@東方project
[思考]
基本方針:レミリアの事を手伝いながら、仲間と合流し、殺し合いから脱出する
1:太陽光を遮る建物を探す。
2:元の世界の仲間を探したい。足立は警戒する。
3:殺し合いに乗る気は全くないが、正当防衛はする
4:レミリアは…信じていいのか?
※ペルソナ4の主人公です。
※ペルソナ能力が使えることに気付いています。使えるペルソナはイザナギのみです。
※真ENDルート、イザナミと出会う前からの参戦です。
※レミリアから幻想郷について少し教えてもらいました
※ある1冊の本には異世界の事が詳しく書かれてるかもしれません。瀬多は読みました。
☆ ☆ ☆
殺し合い。なんて愉快で忌々しいのだろうか。
あんな下種に言われなければ嬉々としてのった。……かはわからないが、奴には怒りの感情しかででこないのだ。
さらに、カイン・ハイウィンド。なんて下賎な人間なんだろう。
最後の一人になったら願いが叶う?なんて馬鹿馬鹿しい冗談なんだ。
そしてその馬鹿馬鹿しい冗談を信じたカインはさらに馬鹿馬鹿しい。反吐がでる。
結局は奴の掌の上での出来事。奴が願いを叶える訳が無い。それにそんな力を持っている様には思えない。
少し考えれば分かるのに。
まぁ、良い。結局は皆、死ぬ。私を怒らせた罪は重いわよ。マルク。そして、カイン・ハイウィンド。
―――後悔する準備はできたかしら?貴方たちの運命はもう決まってるの。
あんな下種に言われなければ嬉々としてのった。……かはわからないが、奴には怒りの感情しかででこないのだ。
さらに、カイン・ハイウィンド。なんて下賎な人間なんだろう。
最後の一人になったら願いが叶う?なんて馬鹿馬鹿しい冗談なんだ。
そしてその馬鹿馬鹿しい冗談を信じたカインはさらに馬鹿馬鹿しい。反吐がでる。
結局は奴の掌の上での出来事。奴が願いを叶える訳が無い。それにそんな力を持っている様には思えない。
少し考えれば分かるのに。
まぁ、良い。結局は皆、死ぬ。私を怒らせた罪は重いわよ。マルク。そして、カイン・ハイウィンド。
―――後悔する準備はできたかしら?貴方たちの運命はもう決まってるの。
【1日目/黎明/D-5】
【レミリア・スカーレット@東方project】
[状態]:疲労大、右目損傷、腹が抉れてる。右掌損傷(5指全て損傷)、左膝損傷で歩けない、治癒中、瀬多に担がれてるよー
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、未確認支給品×3
[思考]
基本方針:主催者を倒し、どちらが支配者かを思い知らせる。
1:先ずは寝床。
2:手下を作りながら共に脱出。マルクとカインは殺す。
3:邪魔する者・目障りな者は排除する。
4:異世界の話をもうすこし聞きたい。
※ここが幻想郷でないということに勘付いています
※能力の制限に気付きました
※瀬多からペルソナ世界を少し教えてもらいました。
※時間さえ掛ければ傷は治癒しますが、休息をとらない限り疲労感は回復しません
※弾幕を撃つのに溜めが必要。威力も制限されています。
【レミリア・スカーレット@東方project】
[状態]:疲労大、右目損傷、腹が抉れてる。右掌損傷(5指全て損傷)、左膝損傷で歩けない、治癒中、瀬多に担がれてるよー
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、未確認支給品×3
[思考]
基本方針:主催者を倒し、どちらが支配者かを思い知らせる。
1:先ずは寝床。
2:手下を作りながら共に脱出。マルクとカインは殺す。
3:邪魔する者・目障りな者は排除する。
4:異世界の話をもうすこし聞きたい。
※ここが幻想郷でないということに勘付いています
※能力の制限に気付きました
※瀬多からペルソナ世界を少し教えてもらいました。
※時間さえ掛ければ傷は治癒しますが、休息をとらない限り疲労感は回復しません
※弾幕を撃つのに溜めが必要。威力も制限されています。
☆ ☆ ☆
リディア。おれさまはどうすればいい?
カインは殺し合いにのってしまっていた。それはわかるんだ。
だが、その先がみえないんだ。おれさまは。
カービィなら答えをすぐにだしただろう。でもおれさまには難しいもんだいらしい。
カービィ、メタナイト、アドレーヌ。おまえらならわかるのかどうかもわからない。
おれさまは……
カインは殺し合いにのってしまっていた。それはわかるんだ。
だが、その先がみえないんだ。おれさまは。
カービィなら答えをすぐにだしただろう。でもおれさまには難しいもんだいらしい。
カービィ、メタナイト、アドレーヌ。おまえらならわかるのかどうかもわからない。
おれさまは……
【1日目/黎明/D-5】
【デデデ大王@星のカービィ】
[状態]:疲労大、精神的疲労大、リディアを救えなかった罪悪感、疲れからくる思考能力低下
[装備]:折れた星屑のロッド@ファイナルファンタジーⅣ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~2 (本人確認済み、武器は無い)
リディアのデイパック(基本支給品一式、トンプソンM1921(30/30)、ランダム支給品1~2(本人確認済み。武器は無い))
[思考]
基本方針:おっかないのでさっさと脱出する。殺し合いには消極的
1:おれさまはどうすればいい…?
2:レミリアと瀬多に強力する。
3:カービィ、メタナイト、アドレーヌと合流し、脱出について考える。
※名簿に目を通しました。
※リディアからFF4世界の旅の道中について詳しく聞きました
【デデデ大王@星のカービィ】
[状態]:疲労大、精神的疲労大、リディアを救えなかった罪悪感、疲れからくる思考能力低下
[装備]:折れた星屑のロッド@ファイナルファンタジーⅣ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~2 (本人確認済み、武器は無い)
リディアのデイパック(基本支給品一式、トンプソンM1921(30/30)、ランダム支給品1~2(本人確認済み。武器は無い))
[思考]
基本方針:おっかないのでさっさと脱出する。殺し合いには消極的
1:おれさまはどうすればいい…?
2:レミリアと瀬多に強力する。
3:カービィ、メタナイト、アドレーヌと合流し、脱出について考える。
※名簿に目を通しました。
※リディアからFF4世界の旅の道中について詳しく聞きました
【リディア@ファイナルファンタジーⅣ 死亡】
【残り33名】
【残り33名】
☆ ☆ ☆
「……俺は……生きてる」
死を覚悟していた。だが、生きていた。
奇跡が起きたといっても過言では無いはずだ。
あの大きい音『銃声』が鳴った瞬間、目の前には崩れた少女が現れた。
なんて威力なんだろうか。この銃というのは。
しかし驚くべき事はまだある。
あの少女が生きていた事だ。
目が抉れ、腹も抉れ、右の掌は形も残っていなかった。
しかし、生きていたのだ。どうみても致命傷だというのに。
やつは魔物の類なのか。あのデデデというのも魔物なのかもしれない。
あの少年もリディアの様に、召喚魔法も使っていた。
この殺し合いで一人になるのは一筋縄ではいかないらしい。
先ほどの様に、妄言を言って、他の参加者を混乱させるのも良いかもしれない。
奇跡が起きたといっても過言では無いはずだ。
あの大きい音『銃声』が鳴った瞬間、目の前には崩れた少女が現れた。
なんて威力なんだろうか。この銃というのは。
しかし驚くべき事はまだある。
あの少女が生きていた事だ。
目が抉れ、腹も抉れ、右の掌は形も残っていなかった。
しかし、生きていたのだ。どうみても致命傷だというのに。
やつは魔物の類なのか。あのデデデというのも魔物なのかもしれない。
あの少年もリディアの様に、召喚魔法も使っていた。
この殺し合いで一人になるのは一筋縄ではいかないらしい。
先ほどの様に、妄言を言って、他の参加者を混乱させるのも良いかもしれない。
『理解できんぞい。リディアはお前の事をしんぱいしていたんだぞ。友を殺すっていう事がどれだけひどい事がわからんのか。
お前の様な人間に生き返らせて貰ってもローザっていう女が喜ぶ筈がない。目をさませ!』
お前の様な人間に生き返らせて貰ってもローザっていう女が喜ぶ筈がない。目をさませ!』
『私だったらそんな腐った愛なんかいらんな』
あの二人の言葉が嫌に酷く耳に残る。
しかし、諦める訳にはいかないのだ。
ローザを生き返らせる為には一人になるしかない。
それに、もう戻れない。リディアを殺したのだ。友を。仲間を。
俺は誓った。ローザを生き返らせるためなら、なんでもすると。
例え、生き返らせて、ローザに嫌われる運命だとしても。
しかし、諦める訳にはいかないのだ。
ローザを生き返らせる為には一人になるしかない。
それに、もう戻れない。リディアを殺したのだ。友を。仲間を。
俺は誓った。ローザを生き返らせるためなら、なんでもすると。
例え、生き返らせて、ローザに嫌われる運命だとしても。
【1日目/黎明/D-5】
【カイン・ハイウィンド@ファイナルファンタジー4】
[状態]疲労大、腕に軽度の火傷、鎧に損傷、ずぶ濡れ、疲れから来る思考能力の低下
[装備]レミントンM870
[道具]支給品一式、レミントンM870(7/8)
基本方針:優勝してローザを生き返らせる
1:殺し合いに勝ち残り優勝する
2:ルビカンテを倒す
※作中からの参戦時期はルビカンテと面識がある以降、時期不明
【カイン・ハイウィンド@ファイナルファンタジー4】
[状態]疲労大、腕に軽度の火傷、鎧に損傷、ずぶ濡れ、疲れから来る思考能力の低下
[装備]レミントンM870
[道具]支給品一式、レミントンM870(7/8)
基本方針:優勝してローザを生き返らせる
1:殺し合いに勝ち残り優勝する
2:ルビカンテを倒す
※作中からの参戦時期はルビカンテと面識がある以降、時期不明
※D-4のリヴァイア湖周辺にふしぎなあめが多数散らばっています。大体100個ぐらい。
※リヴァイア湖周辺(C-3、C-4、D-3、D-4)で、タイダルウェイブの音が響き渡りました。
また、周辺に水飛沫が飛びました。時間にして、数十秒の擬似雨が振りました。
※リヴァイア湖の水かさが少しだけ減った様な気がします。
※リヴァイア湖にナイトキラーが沈みました。
※リヴァイア湖周辺(C-3、C-4、D-3、D-4)で、タイダルウェイブの音が響き渡りました。
また、周辺に水飛沫が飛びました。時間にして、数十秒の擬似雨が振りました。
※リヴァイア湖の水かさが少しだけ減った様な気がします。
※リヴァイア湖にナイトキラーが沈みました。
時系列順で読む
Back:差し伸べられた神の手 Next:FIRE FIRE
投下順で読む
Back:差し伸べられた神の手 Next:FIRE FIRE
| Back:月夜の湖畔の森の影から | デデデ大王 | Next:託された希望 |
| Back:月夜の湖畔の森の影から | リディア | GAME OVER |
| Back:赤の5、紅の15 | レミリア・スカーレット | Next:託された希望 |
| Back:赤の5、紅の15 | 瀬多総司 | Next:託された希望 |
| Back:堕ちた竜騎士 | カイン・ハイウィンド | Next:意地と誇り |