キース

「ウェ――――ンヘン、ヒョ―――ンフェン、ヒョンロンペンチョン、フェンチョンペンチャン、ピョ~~~ロフッ!
ウェ――ディンロンフォン、パンチョンペンチャン、ポイノイロンロ、ピーペプ!
ビーディルボーディル、ヘェンディンフォンデン、フォーデルマイデン ロンベルデン!
ハーマイロンガン ビャービューローホー、マーデルフォンデン、ウィ――ベロー!!」

【名前】 キース
【読み方】 きーす
【声優】 堀内賢雄
【分類】 魔物の子
【呪文の属性】 光線?
【パートナー】 ベルン
【本の色】 ハニースィート
【人間換算】 17歳?
【身長】 不明
【家族構成】 不明
【好きなもの】 いも天
【趣味】 不明
【初登場】 第21巻

【詳細】

魔界の王を決める戦いに参加した魔物の子。

青い三日月型の頭部とスプリング状の腕を持つ。
葉巻を愛用し戦闘中でも構わず吸っているが、魔界時代から吸っていたようで本人なりのこだわりがあるのだろう。

背丈は低いが様々な光線系の呪文を習得し、ザグルゼムで強化したバオウ・ザケルガをまともに食らっても立ち上がるタフネスとを使わずとも自由自在に伸縮する両腕を駆使した戦闘技術は非常に高い。

魔界時代はヴィンセント・バリーとライバル関係だったと良い、転向してきたバリーの顔が「生意気」と言ったことに反応してタイマン勝負となったがボコボコにされ敗北。
それまでは西の地では無敵の子と呼ばれ本人もその評判に満足していたが、それでも竜族の神童達や、王族などの位の高い魔物たちしか自分を上回る実力者はいないという自身を抱いていたところを、突然現れたバリーが粉砕してしまった。

この事からバリーに対して強烈なライバル意識を抱くようになる。
これらの出来事はガッシュ・ベルに対して戦いでは実質的な勝利を収めつつも精神的に負けたバリーが、ガッシュとの再戦にこだわり他の物事への視野が狭まっていた状況と重なるものがある。

バリーはエルザドルとの戦いで大きな精神的成長を遂げ文字通りの”開眼”を果たしたのに対し、キースはバリーに敗北した後勝てる勝負しかせず、負けることがわかりきっているような戦いに挑むことが無かったため魔界時代から何の成長できず、バリーと再会した際には喜びつつも、「バリーと決着をつけなければ前に進めないと思っていた」と語り、エルザドルとの戦いで自慢の角を片方喪った彼に対して「それはお前が弱いからだ」と傲慢にも言い放ち薄ら笑いを浮かべていた。

こういった傲慢、冷徹な面はキースの戦闘でも存分に活かされており、自身が実力者であることを自負し相手を言葉でも攻め立てながら強力な攻撃呪文で相手を圧倒する。
ファウードの封印を解くための”力”とみなされリオウとの協力関係を結んでいるが、本人は下につくつもりなどサラサラなくロデュウ等もそうだがファウードが復活した際には真っ先にリオウを倒して主の座を奪い取ろうと考えていた。しかもファウード復活のためリオウを始めとした多くの魔物たちが集った場所で大声で叫んでいた。

ファウードに集められた魔物達の中でも屈指の実力者かつ、戦闘経験が豊富ということもあってリオウに呼ばれブザライと共に侵入者達の撃退に現れる。
アポロ・ジェネシスの飛行機をブザライに攻撃させ、さらに落下傘で降下してくる清麿達を呪文で攻撃する。

そして合流した清麿とフォルゴレペアの前に現れると、「ベートーヴェン交響曲第9番」を、出鱈目な歌詞で身振り手振りつけつつ歌い上げた。
歌い終わったあとザケルガが直撃するが、対抗して歌い出したキャンチョメとフォルゴレに対してさらに自分も熱を上げて出鱈目な歌詞をつけて歌い出すという奇行の応酬を繰り広げていたが、そのすきにザグルゼムが直撃し身体が電撃を帯びてしまう。

ギャグチックだったのはそこまでで、ブザライとの抜群のコンビネーションでガッシュ達を圧倒し、歌合戦のときに気に触ったのか徹底的にフォルゴレをターゲットにして攻め立てていく。
「目が虚ろ」状態までフォルゴレを追い込み、キャンチョメの呪文をブザライと共に尽く封殺、すきを見てフォルゴレを攻撃するのも忘れない。

その押されっぷりにキャンチョメはかつてのトラウマを呼び起こし、自分の身も顧みずフォルゴレやガッシュ達が消えないため必死に自分たちに食らいつこうとする彼を激しく攻撃すると、トドメにアム・ガルギニスを発動。

術が直撃したキャンチョメの身体は消滅した…が、実は攻撃が当たる直前に新呪文が出現しており、”キャンチョメの分身”を複数体生み出す新たな術、ディマ・ブルクをフォルゴレが唱えたおかげで、現れた分身が攻撃を肩代わり(恐らく本体周辺に出現したせいで盾になってしまった)したことで本体は無事であった。

最初こそ自分たちを前に逃げ出す分身たちだったが、次第にキャンチョメ自身の気持ちを受けてどんどん連携と力を増していくようになり、次第に形勢が逆転していく。
そしてザグルゼムの連鎖爆発能力を見抜いたうえでそれがうまく発揮できない位置取りを保ちつつ、ブザライの最大呪文での決着を狙ったのだが、最初に分身体が現れ一斉に逃げた際に、その後の戦闘に参加もせずただ隠れていた分身体が自分の近くに居たことに気が付かず、連鎖のライン上に投げ飛ばされてしまう。

そしてまんまとザグルゼムの電撃を蓄えた自分自身を媒介として強化されたバオウ・ザケルガがディオガ・ガズロンを打ち破って決着。

ブザライは魔界に送還されたが自身は優れたタフネスで立ち上がったものの、強力な呪文を乱発しまくったことからベルン心の力が枯渇してしまい、さらには膝まで(文字通り)笑いだしてしまったことも重なり、「いも天が食べたくなった」と言いながらその場から撤退。

その後ブザライを喪った咎でリオウから折檻される…という設定で一人拷問ごっこに興じていた。
自分に並ぶ実力者でありファウードを蘇らせる力を一つ喪ってしまったことからリオウに責められると思ったようだが、その後キースが再登場したのはファウード復活直前だったこともあって実際に責められたか定かではない。
ただブザライが敗北し魔界に送還されたことをザルチムを通して聞いたリオウはガチギレしていた。

習得呪文:8


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最終更新:2025年06月24日 19:01